銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

第五相模湯(東京・雑色)

2017-10-31 05:55:55 | 銭湯
京急雑色駅に降りると、改札口から見て右側にある商店街をそのまま歩けば、7~8分ほどのところに第五相模湯がある。
むせかえるほど昭和の香りが漂ってくる、懐かしい雰囲気の銭湯だった。



▲雑色駅下車


▲駅前に伸びる商店街。今日は右側に向かう


▲商店街をちょっと歩くと道路に出て


▲道路を渡ったところ。ここはやたらと自転車に乗った人が多い


▲歩いている場所は、「水門通り商店街」というところ


▲迷うことなくまっすぐ進むだけ


▲ずんずん進む


▲すると、カレー屋さんの看板と同化した相模湯の看板を発見


▲カレー屋さんを左折したところ


▲ネオンがまぶしい銭湯だ


▲この派手な感じがいかにも昭和的である


下足箱に靴を預けて中に入ると、カウンターがあり、70代ぐらいの女性が座っていた。貸しタオルをお願いしたのだが、「石けんは?」と聞いてくれたり、「タオルは一つで大丈夫?」とまで言ってくれた。
フロント横には重厚感あるソファーが並び、重役室を思い起こさせるようなイメージ(ちょっと大げさかもしれないけど)。


背の低いのれんをくぐると、脱衣場も渋い昭和の雰囲気をよく醸し出していた。天井は低く、所々くすんだ箇所もあるのだが、それがかえっていい感じに仕上がっている。
脱衣場の配置は、真ん中に座るためのテーブルと、周りをロッカーが囲む。ちなみに、ロッカーの鍵に付いた番号札がかすれていて、帰りにロッカーの番号がわからなくて難儀した。


浴室に入ると、脱衣場の天井が低かったのとは打って変わって、かなり高い。それと、カランは真ん中と左右の壁にもあるのだが、間隔が若干広いので、使い勝手は良かった。特に左側のスペースになると、ほとんど後ろの人を気にしなくていい広さだ。
それと、カランのシャワーがすごく熱い! 冷えた体で浴びたら結構刺激の強いシャワーだろうなと思った。


ほかには、左手前にサウナ、その隣に立ちシャワーが2つ。
浴槽はL字型で、左壁のところが薬湯となっているが、全部寝湯。
そこで曲がって、奥の壁にはバイブラの白湯、その隣に座湯が2つ。
薬湯&寝湯が42℃ほどで、白湯が43℃だ。
ただ、残念なことに、サウナがあるのに水風呂がない。


寝湯(薬湯)ではお湯に浸かっていたら浴室の奥から扉が開き、店主らしき人が薬湯に追加の粉を入れに来たのだが、自分のすぐ足元に入れるものだからかなり濃厚な匂いを楽しむことができた。
お湯の種類はシンプルで最低限しかないという感じだったが、昭和の雰囲気を味わいたい人にはもってこいの銭湯だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑色駅
経路 商店街を抜けてまっすぐ進むだけ
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 煌びやかなネオンで飾られている
壁画・眺望 タイルによるモザイク画の富士山
統一感 なし(外見と内装の雰囲気が違っていた)
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 古いがきれい。雰囲気が良い
シャワーの出 ふつう。ただ、けっこう熱かった
浴槽の種類 寝湯&薬湯、バイブラ、座湯
サウナ あり
温度 42℃、43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 とても丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 70代の男女
客層 中高年


【案内】

住所
大田区南六郷2-7-20

電話番号
03-3738-6249

定休日
月曜日

営業時間
15:30 ~ 24:00 (火~土)
09:00 ~ 12:00 (日 午前)
15:30 ~ 23:30 (日 午後)交通機関京浜急行線 雑色駅 より徒歩 5分

※太田浴場連合会ホームページ転載

調布弁天湯(東京・御嶽山)

2017-10-27 07:24:40 | 銭湯 温泉
東急池上線の御嶽山駅に降りると、雪が谷大塚方面(蒲田と反対側)へ線路沿いを歩けば、2分足らずで「調布弁天湯」に到着する。駅からも建物を確認できる近さだ。
一見すると普通の銭湯にしかみえないのだが、中に入ってみると色々と変わった銭湯だった。



▲御嶽山駅


▲こっち方面


▲そのまま線路沿いを歩き
 



▲到着


▲あっという間の距離だ


入り口に入ると、「いらっしゃいませ」と機械の音声が入る。
下足箱に靴を入れて自動扉を開けると、左側がフロント、その目の前にロビーが続く。その隅っこに観葉植物。外の坪庭も素晴らしい。
受付に座るのは、二十歳前後(たぶん女子大生あたり)ぐらいの若い女性で、おっとりした感じというか、いわゆる不思議ちゃんである。特徴的な雰囲気の話し方だった。


下足箱の鍵を渡してロッカーの鍵を受け取ると、脱衣場の中へ。
脱衣場は古典的な作りで、壁の周りにはロッカーが並び、真ん中にも島ロッカーがある。広さは、ややこぶりな感じ。それと有線で音楽が流れていた。
あと着替えている途中で、かなり年配の女性が急ぎ足で横断してたので、おそらくこの銭湯は三代でやっているのかもしれない。


浴室に入ると、おおまかに台形ぽい感じの空間になっていて、男女の仕切り壁は直線だが、右側の壁は手前側が斜めになっている。
その付近にサウナがあり、サウナの隣には飲料水の蛇口。普通は脱衣場にあるものだが、浴室内は初めて見た。
それと左手前側には立ちシャワーが3つ。浴室がそんなに広くないのになんで3つも?と思っていたら、一番手前が水風呂代わりのボディーシャワーだった。
それと隣2つが、普通の立ちシャワー。あとは真ん中に島カラン。
両壁にもカランはあるが、右側は浴槽とサウナに挟まれているので、短いカランしかない。


そして入浴する前に体を洗おうと、カランの前に立ってみると、壁には「ギャラクシーウォー」の文字がみえる。
え?と思って目を凝らすと、スターウォーズを彷彿させるような戦闘機が宇宙空間を飛び交ってる絵だ。
両隣にも絵が飾られており、左が「ニューヨーク」、右が「モナコ」。
ニューヨークは、にゅうよく(入浴)にちなみ、ウォー(戦闘)は、せんとう(銭湯)にちなんでいるのだろうか?(と勝手に解釈した)
そうするとモナコは…?
しかしそもそも浴室内で、なぜこうした絵が飾られているのか謎である。


それと、浴槽は奥の壁と右側の壁にL字型で並ぶ。
奥左側の浴槽には座湯と、もう一つ「湯とん」というがある。
いろんな銭湯巡りをしてきたが、かなり久しぶりの初設備と遭遇。
そもそも「湯とん」という名前からしてどんな機能なのか、想像もできない。
解説を見ると、(先端が丸みを帯びた4つの突起に)「背中を当ててください」と書いてある。
スイッチは、昔の団地にあるようなチャイムを鳴らす物で、とりあえず「♪」マークの部分を押して背中を当てると、丸みの突起が反発するように背中をリズミカルに「とんとんとん」と押し返してくる。これは結構面白いと思った。お試し価値は十分にありだ。


それと右側の湯船が赤外線+バイブラ。そこから右側の壁にせり出しているのが、天然温泉で、ここのメインである。
温度は、白湯が43℃ほど。温泉(鉱泉)が44℃ほどだろうか。けっこう熱く感じた。
温泉の泉質は茶褐色で、大田区に見られる黒湯ではなかったが、個人的にはこうした色の方が好みである。


入浴客は非常に多いのだが、一見さんが珍しいのか、こちらをジッと見続ける年配者がいて戸惑った。
それと、頭を洗っていたら、突然照明が落ちて、真っ暗闇に。
「どうした?!」
「漏電か?」
などとザワついたが、しばらくすると元通りに。
たぶんブレーカーが落ちたのだろう。しかし暗い中の入浴もちょっとした風情があって悪くないと思った。


全体的に見ると、統一感のない空間になっていて、このへんは三世代による意見が取り入れられた結果なのかもしれない。
昔の人と若い人の感性が入り交じった空間は、なんとなく不思議な雰囲気のある銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 御嶽山
経路 線路沿いすぐ
周辺の環境 
●空間演出
建物外観 ビル銭
壁画・眺望 鶴のタイル絵、ニューヨークやギャラクシーウォーの絵画、富士山をモチーフにした様々な絵が飾られていた。
統一感 なし
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー横
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、湯とん、バイブラ、温泉
サウナ あり
温度 43℃、44℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 不思議ちゃん系
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(調布弁天湯の文字があしらわれたタオルが100円で販売されている)
備え付け なし
◆人
受付 若い女性
客層 中高年がほとんど


【案内】

住所
〒145-0073
大田区北嶺町10−11

電話番号
03-3720-4434

アクセス
東急池上線「御嶽山」駅下車、徒歩1分

休日
月曜、第4火曜
祝日は翌日休

営業時間
15:30−23:30

※東京銭湯ホームページ転載

中延記念湯(東京・長原)

2017-10-23 07:18:10 | 銭湯
東急池上線の長原駅を降りると、幹線道路沿いに一旦出て、そのまま北馬込本道り商店街の方へ歩けば、少し奥まった場所に中延記念湯がある。
ここは、長原駅はもちろん、旗の台、荏原町からも歩いて行くことができる便利な場所だ。



▲長原駅に下車。なぜか駅前に長蛇の列。なにを目的としてるのか分からなかった


▲角っこを曲がり




▲幹線道路沿いにでる


▲そこを右折して


▲進んだ先に商店街の入り口


▲中に入る


▲商店街のアーチ。狭い道の商店街


▲どんどん進んでいくと




▲中延記念湯がみえてくる


▲到着


開店前に到着したが、だいたい4人ほどが並んでいた。他の銭湯と同様に、高齢者ばかり。
通常だと、人が並ぶような銭湯なら開店時間より5分ぐらい前に開けるのが通例だが、ここはどうしたわけかジャスト10時でも開店せず、その5分後にようやくシャッターが開く。


中に入ると、下足箱が並び、その入り口横にフロントがある。通路は狭く、フロント左側に休憩室があった。
男湯ののれんをくぐると、脱衣場なのだが、入って驚いたのは、脱衣場すぐ横に露天風呂があることだ。浴室は反対側の奥にある。
つまり、露天風呂に入るには、わざわざ浴室に入って体を洗い、体を拭いて再び脱衣場に戻らなければならない。なぜこんな面倒な配置にしたのか分からないが、建物の都合上、そこしかなかったのだろうか?


その露天風呂の入り口手前には大きなテレビがあり、一応露天風呂からも見られるようになっている(角度的にやや厳しいが)。
それと背の低い島ロッカーが真ん中にあって、その上に扇風機。左右の壁にもロッカーがある。
浴室への入り口横には、洗面台と体重計。それと左奥にはトイレ。


浴室に入ると、すぐ左側にスチームサウナがあって、真ん中に島カラン。右手前は、立ちシャワーが二つある。


浴槽は、L字型になっていて、左壁から奥に掛けて続く。
サウナの横が水風呂で、その隣が薬湯。この日はバスフレンドのレモン湯。ただ、レモンの感じは一切しない。
そこで奥の壁の浴槽に続いて、なぞのプラスチックの立て板で仕切られた三つの空間。一つが電気風呂でこれは稼働してたが、もう二つは、水道管が延びてるだけで、スイッチを押しても動かない。かつては打たせ湯みたいな感じだったのだろうか(だから仕切られてると思うのだが)、今は壊れてて反応なしだ。
それと、さらに隣は座湯、ハイパワージェット、バイブラである。これらは健在だった。ただスイッチはあるけど、はじめからずっと動いている。


温度は薬湯が42℃ほどで、あとは露天風呂も含めて41℃ぐらい。
建物が古い割にはぬるい方かな?と思っていたが、露天風呂に入っていると、後からきた高齢者の男性がガンガン水を埋めはじめた。これでも熱くて入れない人が居ることに驚く。


開店まもなくは、それほどの客数ではなかったが、30分過ぎになるとだいぶにぎやかになってきた。どうやら地元ではかなり人気の銭湯らしい。
店員さんの対応は正直良くないと思ったし、浴室も所々汚く、設備の老朽化や一部壊れたままだったなどかなり悪い部分が目立つのだが、昔から長年慣れ親しんだ銭湯というのは、そうしたものも含めて、愛着の一部なのかもしれないと思った。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 長原駅
経路 幹線道路沿いにでて商店街の中へ入る
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 古い銭湯
壁画・眺望 富士山と、その上になぜな擬人化された地球と子どもが手をつないでいる絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 やや広く、ダイレクトに露天風呂に入れる。それとドライヤーは無料
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、電気風呂、ジェットバス、ハイパワージェット、バイブラ
サウナ あり
温度 41℃、42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 愛想が悪い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】

住所
品川区旗の台4-11-2

TEL
03-3781-3095

営業時間
午後2時から午前1時

定休日
不定休

最寄駅
東急大井町・池上線「旗の台駅」より5分、「長原駅」より6分。
北馬込本道り商店街にございます。

※品川浴場組合ホームページ転載


益の湯(東京・久が原)

2017-10-20 07:22:34 | 銭湯
東急池上線の久が原駅に到着すると、ふと街に目を向ければ、天然温泉の看板が見える。
駅前と喧伝する銭湯でも、まず駅から見えることはないが、ここは正に目の前。驚きの近さだ。


▲電車から降りた瞬間に、あれ?と思ったら、目の前に「益の湯」がみえる(写真だと分かりづらいが、肉眼だとハッキリみえる)


▲久が原駅の中


▲駅構内の窓から見た益の湯


▲久が原駅入り口


▲駅から歩いて15秒で到着


中に入ると、「靴はここまで」の文字がみえる。玄関の靴を脱ぐ場所がわかりづらい入り口だ。
下足箱にサンダルを入れて中に入ると、濃厚な昭和の雰囲気を醸し出すロビーがあって、横にはフロント。
ロビー奥の壁には、誇らしげに有名な芸能人の色紙(ビートたけしや渡辺徹の若い頃の写真もある)やなぜか若花田のサインが2枚もあった(リピーター?)。


フロントの受付に座るのは、40代後半か50代前半あたりの女性。事前に「ロッカーの鍵がないため、下駄箱の鍵をもらえますか」と説明してくれた。
ほかのところだと、「はい、下駄箱の鍵」みたいな感じで言われるので、丁寧な対応という印象をもった。


のれんをくぐると、脱衣場が広がる。おおざっぱに言えば縦長の作りである。
入って右側に大きな鏡があり、左側にロッカーが並ぶ。真ん中にテーブルと取り囲んで椅子。浴室の出入り口にステンレスの棚と洗面台。とても古い体重計。古い体重計はよく見かけるが、ここのは輪をかけて年季が入っている。
あと、珍しいと思ったのが、赤子用のベット。銭湯ではほとんど見かけない代物だろう。


浴室に入ると、まずシンプルな銭湯という印象を抱いた。手前がカランで、奥が浴槽という標準な作りで、特に凝ったところはない。
カランは、島カランが一つと、両壁にもカランが並ぶのだが、そのカランとカランの間がとても広い。しかもシャワーの勢いがあるので、使い勝手が素晴らしい。
あと通常なら立ちシャワーがあるのだが、ここは仕切られた壁にハンドシャワーのカランがあるのみ。一応、シャワーのヘッドを頭上に置けば、立ちシャワーとして使える。


そして奥の浴槽だが、おおざっぱに3つに分かれている。左が白湯で、白湯は左側が浅浴槽、右が少し深めのジェットバスと分かれる。その間はパイプで仕切られている。


それと隣にある真ん中の浴槽が「ぬる湯」と表示された黒湯。体感だと40℃ほどである。
その右隣があつ湯、深湯と表記された同じく黒湯。
あつ湯とあるので、おそるおそる足を入れてみだが、温度は43℃あたりだろうか。
たしかに熱いと言えば熱いのだが、ほかの銭湯なら標準的な温度である。
このあたりに理由としては、子どもが多かったので、家族連れに配慮した温度設定なのかもしれない。


それと右奥にサウナがある。サウナの扉には、土日、祝日無料とあったが、平日は有料なのか?と思ったら、サウナ自体が土日、祝日しかやってないらしい。曜日限定のサウナは初めてである。


天井は低く、浴室の真ん中あたりに、太い柱が自己主張するように斜めに走っている。そこに蛍光灯。
壁画は、小さなタイルによるモザイク絵で、描かれているのは富士山。
ノザワランドでも感じたことだが、芸能人がわざわざやってくる銭湯の割には、なにが特色なのかサッパリ分からなかった。
しかし、色紙に88年とあったようにかなり昔なので、その頃は最先端だったのかもしれない。
今となっては標準的か、むしろ遅れてる感じなのだが、こんなところからも時代の流れを感じさせるものがあった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 久が原駅
経路 駅目の前
周辺の環境 駅
●空間演出
建物外観 古いビル
壁画・眺望 タイルによるモザイク絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前ロビー
脱衣所 縦長
シャワーの出 勢いが良い
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ、黒湯
サウナ あり
温度 40℃、42℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け ?(ハンドシャワーのところにそれらしきものがあったが、よく分からなかった)
◆人
受付 40代後半ぐらいの女性
客層 中高年や子連れの親子


【案内】

住所
〒146-0084
大田区南久が原2−1−23

電話番号
03-3751-3003

アクセス
東急池上線「久が原」駅下車、徒歩0分

休日
木曜

営業時間
16:00−24:00
サウナ営業は、土、日曜、祝日のみ

※東京銭湯ホームページ転載

月光泉(東京・武蔵小山)

2017-10-17 07:31:02 | 銭湯
東急目黒線、武蔵小山駅を降りると、目の前にある商店街とは反対方向の北側へと幹線道路沿いを歩き、途中で左折した小さな商店街の中に月光泉はある。
ほとんどの入浴客が地元の人たちらしく、和気あいあいと挨拶をしたり会話が弾んだりと、とても雰囲気のよい銭湯だった。



▲武蔵小山駅


▲学芸大学方面へと歩く




▲大通りに出てひたすらまっすぐ








▲ここを左折して


▲小さな商店街の中へ




▲途中、変わったモニュメントも(音楽が鳴っていた)


▲すると履き物屋さんの近くに月光泉を発見




▲到着。駅から歩くと10分から15分ぐらいの間だろうか


開店予定の5分前に訪れたが、店はすでに開いていた。
下足箱に靴を預けて中に入ると、受付に座るのは、40代後半ぐらいの男性。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「あ、じゃあこれあげるから」とゆっぽくんというキャラがあしらわれたタオルをくれた(たまたま贈呈してくれるイベントの日だったようで、いつもくれるわけではない)。
そのあとに「でも、もう一枚使う?」とわざわざ言ってくれて、その言葉に甘えて貸しタオルを貸してもらうことにした(ゆっぽくんはお持ち帰り)。とてもサービスのいい銭湯である。


カウンター奥は独特な雰囲気のロビーがあって、テレビやマッサージチェアなどが置かれてある。
浴室の入り口は、左が女湯で右が男湯。男湯ののれんをくぐると、縦長の脱衣場となっており、右側がロッカー。左側が常連客用のロッカーと、その隣にはかなり古い肩叩き器も。あとはクーラー、洗面台と続く。


浴室は、右に水風呂があるのだが、初めてみる感じの作りで、掛け湯のような高い位置に設置してある。そのため入っていいのか分からない雰囲気があった。温度計は20℃。かなりぬるめだが、自分としては理想の温度だ。
ところでこの水風呂、あとで入浴客の一人が入っていたので、「あ、入って大丈夫なんだ」と思い、中に入ってみると、目の前にラミネートされた注意書きがあって、「しばらく入らないでください」の文字。急いであがったが、どうやら水風呂に入ってた人はあまり注意書きを気にしない人のようだった。


それと浴室の入り口に戻ると、左側手前にはミストサウナ。隣がカーテン付き立ちシャワー。その横が物置。さらに立ちシャワーと続く。


この立ちシャワーは、手前側がボディーシャワーにもなっていて、立ちシャワーのヘッドも変わった作りのモノだった。
普通のシャワーももちろん出すことができるのだが、ヘッドの部分を捻ると、ブルブル震える水流を出すことができる。ちょっとしたマッサージ機能である。ただ、正直いうとそんなに実用性のあるものとは思えなかった。


それと真ん中に島カラン。左右壁にもカランが並ぶ。
そのカランだが、人でギッシリ埋まっている。めちゃくちゃ人が多い。ホントにすごい人気の銭湯らしく、開店直後でこんなに人が多いのはかなり珍しいと思った。
ザッと数えてみると、20人近くはいただろうか。狭い銭湯なので、よけい人が多いように感じられた。


湯船は浴室の奥にあって、三つに分かれている。
右側がバイブラでラベンダーの薬湯にもなっていた。真ん中が座湯。そして左が打たせ湯の白湯。
最初、左側の方に入ろうと手を入れていると、「そこは熱いぞ。右がぬるいから」と常連客ぽい人に教えてもらった。
それで右の方から最初に入ったのだが、それでも結構熱い。体感的に44℃ぐらいだろうか(温度計は40℃だったが、たぶん正確じゃないと思う)
次に隣の真ん中も入ったが、温度はだいたい同じぐらい。では左側はめちゃくちゃ熱いのかと思ったが、そんなでもなかった。せいぜい45℃ぐらいか。言うほど差はないだろう。
それと右側の湯船につかっていたときに、たまたまここのおかみさんがやってきて、「熱くない?大丈夫?」と声を掛けてくれた。
非常に親しみやすい優しい雰囲気のおかみさんで、この銭湯のいい雰囲気は、このおかみさんが作っているのかもしれないと思った。


そんなに長くは滞在していなかったが、入浴している間は客同士の会話が途切れることなく室内には声が響いており、とてもぎやかで和気あいあいとした、とても人情味あふれる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵小山
経路 大通りを通り商店街の中へ
周辺の環境 歯医者や履き物屋
●空間演出
建物外観 一般的な銭湯
壁画・眺望 ドイツにあるお城と気球。女性側は巨大や滝壺の絵になっていた。天井は複数色のストライプ
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥にあるロビー
脱衣所 縦長で横幅がやや狭い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、座湯、打たせ湯
サウナ あり(無料)
温度 45℃前後
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 サービスがよい
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 40代ぐらいの男性
客層 全員高齢者


【案内】

住所
〒152-0002
目黒区目黒本町4−2−10

電話番号
03-3712-6381

アクセス
東急目黒線「武蔵小山」駅下車、徒歩10分

休日
第2、4火曜

営業時間
14:30−25:00
第2、4日曜は8~11時も営業


※東京銭湯ホームページ転載