銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

年年歳歳花相似たり

2022-03-31 06:21:00 | 日記



春を告げる桜の季節がやってまいりました。いつもは中目黒や千鳥ヶ淵などを伝えているのですが、今回は誰も来ない“極超穴場スポット”を紹介したいとおもいます

場所は、東京の大井町駅からバスで20分ほど揺られたところにある「みなとが丘ふ頭公園」です
 

住所は品川区ですが、道路を一つ渡った先の東京税関大井出張所は大田区になるので、この公園はまさに品川区の一番はじっこになります



名前のとおり、埠頭のそばにあります



案内図がボロボロです



正面から中に入っていくと



右斜めの方面に進みます







さらに奥に進むとキャンプ場になっています。いまはコロナ渦ということで禁止になっています





奥には小さな池や湿地まであり、



左にむけば



桜が満開でした





このあたりは倉庫が立ち並ぶ港湾地域なので、観光目的で来るような人はほぼ皆無。自分が訪れたときはほとんど人を見かけませんでした







静寂に包まれ、心落ち着く中で桜を楽しむことができました。
ひっそりと佇む桜の木々がなんとも愛おしいです

タイトルにある「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」という言葉は、花は年ごとに咲くが、人は年とともに変わっていくという意味です

世相はつねに変化を余儀なくされますが、花は世の中の動きに関係なく毎年花を咲かせます。
いつの世も泰然と咲く桜の姿には励まされる思いがしました

松の湯(東京・両国)

2022-03-26 06:19:00 | 銭湯
#松の湯



・女性店主のコミュニケーション能力が高い
・ゆっポくんのとなりにいるキャラは何者?!
・昭和と令和の感性がミックスされている





都営地下鉄大江戸線
#両国駅

▲都営地下鉄の両国駅。JR両国駅だと目の前に国技館があるが、こちらからだと少し離れている


▲路線図だとこんな感じ




▲階段をのぼり




▲右に改札口


▲地図で見ると目的地は、左下(南東方面)の緑町というところにある


▲A5から出て


▲みどりコミュニティセンター(緑出張所)の近くだ


▲A5を目指す(けっこう長い)






▲無駄に広くて長い地下通路








▲ようやく地上に到着


▲左に進む




▲この幹線道路(京葉道路)の横断歩道を渡り


▲そのまま真っ直ぐ








▲ここでストップ。奥に見えるのは首都高なので、首都高のちょっと手前


▲左に曲がる。この通りは馬車通りと呼ぶらしく、この道沿いに松の湯がある。この近くには小林一茶が住んでたらしい


▲あとは真っ直ぐ進むだけ。ただし、こっからが長い


















▲ようやく右に見えてくる。ゆっくり歩いて駅から15分ぐらいだろうか






▲薬湯の企画でコーヒー牛乳湯やフルーツ牛乳湯があるそうだ。あなたはどっち派!? うーん。両方かな。
ところで右のゆっポくんはわかるけど、左は何者?


ここがスゴいのは、営業が年中無休なことだろう。しかも日曜日は朝風呂までやっているというオマケつき。家族総出はもとよりスタッフがいないととてもじゃないが回せないのではないか。さらに上のポスターは手書きだったり、色々と手間暇をかけて頑張ってることが伺える。





▲到着



中に入ると下足箱は左右にあって、通常サイズの靴箱と、ブーツや長靴などが入れられるサイズも用意されていた。
ドアはこの時だと開けっ放しで、受付が左側にあり、右に券売機があった。
フロントの受付はタオルが綺麗に並べられ、事実上の物置になっている。その隣に40代後半ぐらいの女性が立っていた。最初パッと見は30代ぐらいに見えたが、よくよく見ると、という感じだった。
中に入って「こんにちは」と挨拶すると、「おはようございますッ!」(11:30分頃)と元気よく返してくれる。
ここの女性店主はとにかく人当たりが良くて、話を盛り上げるのが上手な人だった。最初から最後まで明るい声が響き、身だしなみもしっかりしていて、高いプロ意識を感じさせた。


ちなみにであるが、東京銭湯のサイトによると、いまの店主(ご主人)が銭湯を引き継いだのは2013年頃だという。古い銭湯だけど、運営はとても新鮮な感じがしたのはそういうことかとガッテン。外観は昭和だけど、中身は令和だ。


入浴料480円以外に、貸しタオル(フェイスタオル)は10円で、バスタオルが100円だった。
チケットを店主に渡すと、下足箱を渡してくださいと言われ、ロッカーの鍵と貸しタオルを交換する。
女湯は左側で、男湯は右側だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こんな感じで受付の縁にタオルが並んでいる。気さくに説明してくれて、やりとりもスムーズだった


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲券売機はシンプルでわかりやすい


のれんをくぐると、脱衣場はやや狭いかなという印象。
右にロッカーが並び、左には古いマッサージチェアや洗面台がある。洗面台は直差しのドライヤーがあり(無料)、綿棒やティッシュなどが置いてあった。
BGMは、低めの音量であるが洋楽が流れていた。
  

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


ちょっと重い扉をあけて浴室に入ると、浴室もそんなに広い場所ではなく、どちらかといえばやや小さめの方。
真ん中に島カランがあり、左手前には立ちシャワーが一つ。ハンドシャワー仕様でカーテン付きだ。
左右の壁にもカランが並び、ここの特徴は左の間仕切りが全面鏡張りであることだろう。脱衣場で大きな鏡があるのはよく見かけるが、その浴室バージョンは初めてかもしれない。
カランのシャワーはごくふつうの出だった。とくに勢いがあるわけでもないが、不満も感じなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽を見ていくと、右手前にあるのが水風呂で、完全におひとり様スペース。水温は18℃前後かなと思う。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯。男湯の方は段差に特徴があった


その隣にミストサウナがある。
島カランの端っこに青い尻敷きマットが用意されていて、それを手にして中に入る。浴室が狭いことから想像できるが、ミストサウナもかなり狭く、通常体型の大人が詰めればギリギリ4人が入れる程度。
ここは両国だからお相撲さんが来たら(そもそも入口で詰まるかも…)2人でアウトだろう。
温度はけっこう高く感じた。しばらくすれば気持ちよく汗をかくことができた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、白湯と薬湯に分かれている。
白湯は深浴槽と寝湯の構成で、深浴槽は手すりで区分けされてなにもないところと電気風呂に仕切られていた。
寝湯は角度が微妙なのと、頭の部分が上手く乗せられない。ジェットの勢いは強力で、少し浮く感覚があるほどだ。
仰向けで寝湯に入ると気が付いたのだが、天井がストライプだった。古き良き時代をしのばせるデザインだ。
温度は45℃かそれ以上。かなり熱く、上級者向けの温度である。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右はなにもなくて、真ん中が電気風呂。左は寝湯が2つ並ぶ


その左端にあるのが薬湯で、この日はハーブ湯だった。ただ、これといった匂いは漂っておらず、薄い緑色だった。
こちらの温度は40℃ほどと、白湯と比べたらマイルドな温度だ。これなら子どもでも問題なく入れるだろう。


壁絵は、豆タイルで、西洋のお城や自然をバックに虹が間仕切り壁をまたがって描かれている。迫力があるのと同時に、メルヘンチックな感じでお店の包容力ある雰囲気とマッチしている。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯側から眺めた壁絵


客層は、自分が入浴したときは高齢者がほとんどおらず、中年か若者だった。
女湯からは、「人がいない!」と小さな女の子の声が響き、どうやらお父さんに報告してるようだった。
「男湯はちょっといるよ」と言うと、音が響いていてよく伝わってなかったらしく、「混雑してるの?」との返事。「混雑してないけど、ちょっといるよ」とやりとりしていた。


こうしたやりとり以外に入浴客同士の会話はほぼ皆無だったが、脱衣場に出ると先ほどの女性店主の笑い声や挨拶、話し声などが終止響いていた。
スーパー銭湯でも接客はすごく丁寧なのだが、やはりどうしても“お客様と従業員”という関係を強調しているので、気持ちの面で距離を感じてしまう。銭湯の良さは客や店員といった立場の違いを取り去ったフラットな関係ではないかと思う。このような銭湯ならではの近いコミュニケーションをお目にかかれるが松の湯だった。
朗らかな女性店主のおかげでお店の雰囲気はとても良く、最初から最後まで気持ちよく入れる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 両国
経路 南東に歩く
周辺の環境 住宅、首都高、小学校

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 メルヘンな風景
統一感 あり
置物 ゆっポくんのぬいぐるみとか
照明 ふつう

★設備
休憩所 ちいさいロビー
脱衣所 やや狭い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、電気風呂、寝湯、薬湯
サウナ ミストサウナ
温度 40~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 明朗で元気
清潔さ 基本的にきれいだが、浴室の天井は若干黒ずんでいる
貸しタオル あり(10円)
備え付け あり

◆人
受付 40代後半の女性
客層 中年や若者

【案内】

住所

〒130-0021 東京墨田区緑3-4-6

休業日

無休

営業時間

15:00〜24:00(日曜日8:00~13:00)

電話番号

03-3846-8988

※東京銭湯ホームページ転載

映画と銭湯の話

2022-03-24 06:15:00 | 銭湯考

先日、Netflixで「ようこそ映画音楽響の世界へ」という番組を見ていていたら、映画業界と銭湯業界が構造的に類似していることに気が付いた。



番組は、映画の裏側を紹介したもので、関係者へのインタビュー、細分化された作業や映画史における音楽の立ち位置などを掘り下げた構成だったが、とくに映画史の変遷は銭湯業界の歩みと軌を一にしている。

映画はかつて娯楽の王様として一世を風靡したが、テレビの出現によって大きな後退を余儀なくされた。銭湯業界はというと、内風呂の出現により凋落を招いた。トドメを刺したのはスーパー銭湯だ。
風呂なし物件が大半だった時代、銭湯は絶対になくてはならないインフラだったが、内風呂の普及によって必然性を失い、非日常空間を求める人たちはスーパー銭湯に流れた。町のちいさな銭湯はどんどん消え去り、いまや風前の灯火である。

ところでテレビにより苦境にたたされた映画業界は、見事な巻き返しをはかっている。そのキッカケとなったのが音響設備だった。
従来のスピーカーは画面の奥に1つだけ設置されていたが、ステレオが映画にも応用されると、音響効果が劇的に飛躍した。
さらには現在の5.1chサラウンドであるが、これは日本人の富田勲がホルストの「惑星」を全方向音響で演じるという実験をしたことが注目を集め、アメリカの映画関係者が映画に取り入れることに成功する。こうして、テレビでは困難な差別化が可能となった。

最近ではスーパー銭湯が大きな躍進を遂げている。
様々な設備を用意して、漫画本やリラクゼーションルーム、マッサージサービス、飲食、仮眠施設等などだ。
こうしたサービスの先鋭化は、現在も進行中である。

ところで、一般の銭湯の立ち位置はどうだろうか。さながらミニシアター系といえるかもしれない。
大手映画館のような新しい設備は用意できず、古い設備を延命させながら、ニッチ産業と化している。
ただ、銭湯業界も手をこまねいているわけではなく、一部でデザイナーズ銭湯が生まれ、スーパー銭湯の設備をキャッチアップする銭湯も出現し始めている。
レトロな銭湯を再評価する声も聞かれる。

最近みたニュースの中で面白いと感じたのは、渋谷にあるTSUTAYAが昔の古いビデオ(VHS)のレンタルを開始したということだった。


VHSに関しては20代の利用者がもっとも多く見られるという。
今の20代からするとかつてのビデオは新鮮な体験をもたらしてくれるものに違いない。DVDやオンライン配信では見られなくなったコンテンツを発掘することもVHSなら可能だ。
実は銭湯もおなじで、今は失いつつあるレトロ銭湯が若者に人気である。若い人からすればノスタルジックな銭湯が新鮮な体験をもたらしてくれる。
やはりどんな時代も、新しいもの、新鮮な体験を人は求めている。それが歴史的に古いかどうかではなく、個人的に新しいかどうかだ。

時代の変遷の中で見えてくるのは、従来の秩序やヒエラルキーを破壊し、脅かしていた存在が進化の機会を与えているということである。
テレビが出現する以前の映画は工業製品のように似たような作品ばかりが乱造されていたが、テレビの出現によって映画業界はコンテンツのみならず劇場のハードも含め進化を遂げた。
銭湯もかつてはほとんど画一的なものばかりだったが、内風呂やスーパー銭湯の出現によって、それぞれの銭湯が設備を充実させてきた。
ライバルの出現は大きな痛手を被るが、長い目で見たときにその存在は自分たちを成長させてくれる貴重な存在である。

これから銭湯業界がどういう方向性を目指すのか分からないが、レトロをブラッシュアップしていくのか、個性を磨いていくのか、新しいサービスを開拓していくのか。どちらにせよ、それがほかと差別化された新しい体験である必要はあるだろう。

いつの時代も変えてはいけない普遍的な価値観と、変えていくべき新しい価値観がある。銭湯業界もその両輪が上手くかみ合ったときに、正しく前進できるのではないかと思う。


おきもと湯(東京・江北)

2022-03-22 06:16:00 | 銭湯
#おきもと湯






日暮里舎人ライナー
#江北駅

▲江北と書いてこうほくと読む






▲日暮里舎人ライナーは、駅の作りがみんな同じなので迷うことがない


▲階段を降りて


▲改札口


▲左に進む


▲さらに降りて


▲地上に到着


▲左に進む






▲セブンイレブンの看板がみえてきたら


▲ここを右折する


▲セブンイレブンを横切り


▲すぐに彫刻公園がみえてくる


▲左に曲がる


▲あとは真っ直ぐ行くだけ




▲横断歩道がないけど、この先に進む


▲その先へと進んだところ


▲薪にするのか木材が山積み


▲私有地なので犬の散歩をさせるなとのお達し


▲どんどん突き進むと


▲玄関に到着。駅から向かうとバックヤードが実質入り口みたいになってる変わった銭湯だ。日暮里舎人ライナーは2008年に開業したので、おきもと湯からすれば、勝手にバックヤード側に駅ができたという感じだろう




出典:東京銭湯ホームページ引用


▲到着


見ての通り昔ながらの古い作りで下足箱は古典的なデザイン。
左が男湯で、右が女湯だった。
とびらを開けて右側の番台をみると、座るのは60代ぐらいの女性。安心感ある雰囲気を醸し出す女性だった。
いつもは貸しタオルをお願いするのだが、今回は持参していたので聞きそびれた(タオルを持ってるのに貸しタオルがあるかどうかなんて聞けなかった)。


脱衣場はシンプルな作りでとても綺麗。真ん中と左側にロッカーが並び、手前に小さな坪庭がある。
トイレは左奥で、そこの扉を開けるとこっちにも坪庭があった。ただ扉は開けっ放しだったからめちゃくちゃ寒い。トイレは洋式だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けると、脱衣場まではすごく古かったのに、浴室はかなり新しい感じ。タイル類とか浴槽、天井のペンキ類は近い時期に中普請したのだろう。
カランは真ん中と左右の壁に並び、勢いもあって使いやすかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


特筆すべきは立ちシャワー。
こちらは真ん中と左右にシャワーのヘッドがある変わった作りで、ハンドルが4つも備わっている。
真ん中と左右のヘッドがそれぞれ温かいのと冷たいのを出せるようになっていた。


浴槽は、左奥に独立して一つあるのと、奥に横並びで配置されてある。
左奥にあるのは薬湯で、時折ハーブ湯もやってるようだ。ちなみに今回は甘草だった。見た目はほぼ透明で、ほのかに甘い匂いがする。
温度は41℃ぐらいとここでは一番ぬるめ。


奥は右が階段状になった深浴槽でミニバイブラ。最初に入ったのがこちらで、最初はそんなに熱くないと思ったが、肩までつかると思いのほか熱かった。温度は44℃ぐらいだろうか。


左が主浴槽で、ハイパージェット、リラックスジェット、ジェットバスと続く。
リラックスジェット以外はボタンを押すと稼働するタイプ。
こちらは43℃ぐらいと少し熱いかなぐらいで、まずまずの温度。水まくらもあり、水まくらはそんなに冷たくなかったけど、それなりに機能していた。


壁絵はよくある富士山で真ん中に描かれている。ほかはどこかの海岸沿い。
間仕切り壁はチップタイル絵で熱帯魚が描かれている。これが最初に入る時に一番目についた。客層は見事なまでに高齢者ばかりだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲熱帯魚のチップタイル絵。子どもを意識したような寓話的な絵である


ここは賛否があるかもしれないが、浴室が寒い。個人的にはそれが良かった。
通常だと浴室や脱衣場も暖かいので、湯船からあがると体が火照ったまま服を着るから外に出ると汗冷えしてしまうのだが、ここなら汗を引いた状態で服を着られるからちょうどいい。


全体的によくある昔ながらの銭湯であるが、地元から愛されてる雰囲気が伝わってくるのと、部分的ではあるが個性が光る面白い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 江北
経路 東へ
周辺の環境 公園

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山、熱帯魚
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 薬湯、ハイパージェット、ジェットバス
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ 綺麗
貸しタオル ?(円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒123-0845
足立区西新井本町4−29−24 

電話番号
03-3898-8626

アクセス
東武伊勢崎線「西新井」駅よりバス。「阿弥陀橋」下車、徒歩5分

休日
月曜

営業時間
16:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

高砂湯(東京・中野)

2022-03-19 06:50:00 | 銭湯
#高砂湯






東京メトロ東西線
#中野駅

▲中野駅。ここまで地下鉄で来たが、JRともホームを共有している






▲出口


▲階段をおりて


▲南口にむかう


▲奥に改札口。北口と比べると人が少ないが、それでもかなり賑わっている


▲地図をみると現在地から右上にむかう


▲郵便局のところで上に進み


▲いちょう公園をすぎて49と33の間あたりに高砂湯がある


▲改札口を出たら左


▲ティップネスを横切り


▲ミネドラッグの右の道を進む


▲このまままっすぐ








▲郵便局がみえてくる


▲郵便局のところを左折


▲曲がったところ


▲そのまま進んで








▲中野区保健所のところでストップ


▲右に進む(横断歩道を渡る)


▲横断歩道を渡って


▲左にいちょう公園がみえる


▲秋には立派ないちょうが咲き誇っていたことだろう(撮影時は1月下旬)


▲いちょう公園を通り過ぎて


▲ここで立ち止まる


▲左に進んで真っ直ぐ歩くと




▲左側に高砂湯がみえてくる






▲到着


▲ちなみにこの日はボンタンの湯が予定されていたが、入荷が少ないため翌日に変更となった


下足箱のスペースは狭い三角形になっていて、足下は珍しいことに畳敷き。
左の自動扉をあければ目の前にロビーがあり、奥にフロント。
座るのは、70から80ぐらいの男性だ。
「こんにちは」と挨拶するもテレビに釘付けで、返事は返ってこなかった。
「貸しタオルありますか?」と聞くと声が小さいのと滑舌があまりよくなくて上手く聞こえなかった。
どうにか「小さいの?」と聞かれて「はい」と答えると、「70円」と言われてどうやら貸しタオルはないようだった。ただ購入タオルで70円は安い。
男湯は左側で、女湯は右側。


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場はL字型をした空間で、左右の壁にロッカーが並び、右奥に洗面台とドライヤーが一つあるのみ。その洗面台を使われると、右奥のロッカーは着替えにくくなる。なので手前側のロッカーを使ったほうがいいだろ(空いてるなら)。
ここは脱衣場にしても浴室にしてもBGMが流れていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけて中に入ると、やや狭いかなという印象。建物は古いけどど何年か前に中普請したのかとても綺麗だし、比較的新しいと感じた。
真ん中に島カランがあり、左右にもカランが並ぶが、左側だけパーテーション付きのハンドシャワー仕様だった。仕切り壁は無駄に高く、スーパー銭湯よりも立派な感じだ。
右手前に立ちシャワー。設備はみんなしっかりしてて、どのシャワーを使っても使い勝手は素晴らしかった。
ちなみに東京銭湯の解説によると、ここは地下水を利用しているようだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、L字型をしている。
手前左が電気風呂で、その奥から右にかけてバイブラ仕様。最後の右にあるのが座湯だった。温度は42℃ぐらいとふつうの温度だった。
その右側に通路があり、道を挟んで水風呂がある。こちらは横に座れば2人。縦に入れば1人用となるちいさなスペース。水温は18℃ぐらいか。
通路奥にサウナがあり、こちらは見た感じ狭かった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


さらにサウナから左に進むと、外に露天風呂がある。
この露天風呂も新しくて大きな特徴はないけどとても綺麗だ。ちゃんと外気浴のできる座るスペースがあるのは嬉しい。
空を仰ぎ見ると煙突がみえて、かなり短い。上半分は台風対策などのために切ったのだろうか。
露天風呂はタイルで作られていて、この日は白濁の湯だった。匂いは、ごくふつうのバスクリン。温度は42℃ぐらいだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは切る前の煙突と思われる


壁絵は富士山のペンキ絵で、富士山は真ん中に描かれている。
サウナから露天風呂にむかう通路には、赤富士の豆タイル絵があった。


客層は、高齢者がやはりメインであるが、若い人もチラホラ。
やはり設備がしっかりしてるところは若者を引きつける磁力がある。
外側からみると、家をそのまま銭湯にしたような作りで住宅街のド真ん中にあるのでほぼ地元の人向けなのだろうけれども、かなり設備を取りそろえており、レクレーション気分でたずねても十分楽しめる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 中野
経路 南東に進む
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 家
壁画・眺望 富士山のペンキ絵、赤富士のタイル絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 電気風呂、バイブラ、座湯、水風呂、露天風呂(薬湯)
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 愛想は良くない。帰りの50代の女性はふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入70円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の男性と50代の女性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所
〒164-0011
中野区中央4−49−2

電話番号
03-3380-4126

アクセス
中央線「中野」駅下車、徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線「新中野」駅下車、徒歩7分

休日
月曜
祝日は翌日休

営業時間
15:00−24:30

※東京銭湯ホームページ転載