銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

滝野川浴場(東京・西巣鴨)

2019-12-28 06:55:00 | 銭湯

#滝野川浴場



✔浴室に池がある
✔受付がホッコリ
✔古いけど清潔











#西巣鴨駅

▲都営地下鉄三田線の西巣鴨駅


▲左に向いたところ


▲方向としては奥に見える高速道路の裏手になる


▲なのでそっち方面に行くため横断歩道をわたる




▲今度はひだり




▲わたって右




▲ここでストップ


▲ひだりに向いたところ


▲真っ直ぐ先に滝野川浴場がみえる






▲入り口は左側




▲左側にむいて




▲ここを右折




▲入り口がみえてくる








▲アパートかマンション?




▲到着

中に入ると、受付はむかしながらの番台。
そのため右が男湯の入り口になる。
下足箱に靴をあずけて扉をあけると、番台をみたら誰も座っていない。
「お願いします…」と声を掛けるが反応なし。
しばらく待っていると、間仕切りの扉から小柄な60代後半ぐらいの女性がダスキンを手にあらわれた。どうやら床そうじをしてたらしい。
「あら、いらっしゃいませ」と自然体ながら、とても感じの良い挨拶をしてくれる。
さっそく店主が番台にちょこんと座ると、タオルセット(130円)をお願いした。
(タオルセットありますの文字が書いてあったのでたぶん貸しタオルはないだろうと判断してだった)
電卓で計算してたのだが、最初は460…と打ってたので、あれ?と思ったが途中で気がついたのか「10円値上がりしたので」と言われて「はい」とこたえた。
まだ460円の時の記憶が時折思い出されるのだろう。東京の銭湯は今だと一律470円である。

ところでタオルセットを受け取った後に、ちょうど年配の男性が「ありがとうございます」と固形石けんを受付の女性に渡そうとしていた。
固形石けんの貸し出しもあるんだと思っていたら、その男性が不意に自分にその固形石けんを差し出すと、「使って」と言ってきて、えぇ??と思い、「タオルセットにシャンプーがついてるから大丈夫です」と断ったのだが、「大丈夫だから」と渡された。
女性店主に、(いいんですか?)と目で訴えると、女性店主は笑っていた。
内心苦笑いだったが、「ありがとうございます」と言って貸してもらうことに。


脱衣場は見渡すと、よくある配置で真ん中に島ロッカーと、右壁にもロッカー。
間仕切りには大きな鏡。
左奥には体重計に木の手すり(柵)が設けられており、右は洗濯機と洗面台。
間仕切りにあるドライヤーは古い銭湯では珍しく無料である。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちが女湯で



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲たぶんこちらが男湯


扉をあけると、まず驚いたのが目の前に灯籠があることだった。その灯籠の奥になんと水槽…というか小さな池がある。金魚が何匹か泳いでいた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲写真だと汚く見えるが実際はけっこう綺麗


奥にある島カランはカランのみでシャワーがない。
左右の壁にあるカランは通常通りシャワーがついていた。
右手前には、少し大きめの石があり、その上に観葉植物が飾られてある。
左手前は立ちシャワーがあるものの遮蔽板がない。単に高い場所に固定シャワーを設置したものだ。


間仕切りと右壁には木の板がはめ込まれていて、ギリシャ彫刻の模造品も置いてあったりと、かなりユニーク。
浴槽に目を向けると、浴槽は2つあって、どちらも薬湯でじっこう(薬湯は土日限定らしい)だった。
このように全体的には茶色味が強く、天井は青色でカランは緑だが、そうした色の組み合わせのためか自然に囲まれてる雰囲気である。
まったく予備知識なく来たので、こんなところもあるんだと驚いた。


浴槽は最初に左側にある深浴槽に入ると、けっこう熱め。44℃ぐらいか。
右は深浴槽で、42℃ほど。
深浴槽の方が濃い茶色で、浅浴槽は薄い茶色をしていた。


客層は中年と高齢者だが、客足はそんなに多くなく、一番混んでる時で5人ほど。自分がでるときは2人だけだった。
とても静かで、都会のオアシスといった趣のある心地よい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西巣鴨
経路 高速道路沿い
周辺の環境 高速道路や住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 灯籠と金魚の池、ギリシャ彫刻
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 深浴槽、浅浴槽
サウナ なし
温度 42~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ホッコリする
清潔さ きれい
貸しタオル ?(タオルセットは130円)
備え付け なし(ただし固形石けんを貸してもらった)

◆人
受付 60代後半ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】
住所
〒114-0023
北区滝野川3−17−5

電話番号
03-3917-6423

アクセス
都営三田線「西巣鴨」駅下車、徒歩3分

休日
火曜

営業時間
16:00−24:00
日曜、祝日は15:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載

横濱SPA HILLS竜泉寺の湯(横浜・鴨居)

2019-12-24 07:25:00 | スーパー銭湯

#横濱SPA HILLS
竜泉寺の湯



✔19年12月9日リニューアル
✔関東最大級の規模
✔露天風呂が増設









#鴨居駅

▲JR横浜線の鴨居駅


▲鴨居駅南口


▲そして北口


▲北口にはインプラント…というよりも看板で有名な、きぬた歯科がある。全国放送でCMを打ってる歯医者は、後にも先にもここだけだそうだ


▲見にくいが、真ん中下に鴨居


▲今回行く竜泉寺の湯は南口方面なので北口は反対なのだが、


▲ここは「踊る大捜査線」(映画)の冒頭シーンで使われた場所


▲その先に、富士山がみえる


▲そして北口の先に、ららぽーと横浜
           ↓
           ↓

出典:竜泉寺の湯ホームページ引用

今回むかう竜泉寺の湯は、通常であれば車、もしくは送迎バスを利用して行くのが通常であるが

出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲隣駅の中山駅か、南方面にある相鉄線の鶴ヶ峰駅からシャトルバスが出てる



出典:竜泉寺の湯ホームページ引用

タイトルが銭湯の散歩道ということで、今回は無謀ながら歩きを選択。
ここから先はあまり参考にならないので(現実的じゃないルートなので)、興味ない方は飛ばしてください。


▲南口に降りたところ




▲駅前のバスターミナル


▲その右側(マクドナルドがある方)を進む




▲オレンジビルとぶつかったら右折


▲左上にあるカシミールというカレー屋さんは、マニアには有名なところらしい









▲ここで左に地図がみえてくる


▲鴨居駅南口から右に歩いてきた現在地。左上に鴨居小学校がみえるが、ミッツマングローブ(徳光修平)さんの母校だ。本人自らが鴨居出身と語っている



▲その上をみると、左上に竹山団地。かつて都知事をつとめた猪瀬直樹さんが無名時代に住んでいた場所。
そして右の白山高校は、テルマエ・ロマエで主人公を演じた阿部寛さんの出身高校である


▲この地図の右上あたりが目指す竜泉寺の湯。こうして見るとけっこう遠い…


▲横断歩道を渡り


▲左に進む


▲あとはしばらくまっすぐ



















▲ここらへんから坂道











▲突き当たり


▲ここを右


▲左に公園がみえるが、公園をぐるっとまわる







▲左に公園の入り口があって、分かれ道は右側


▲突き当たりまで進む




▲突き当たりを左






▲今度は右




▲左





▲狭い坂道をあがると


▲田園風景。分かれ道を右に進む。ごはん塚の標識が目印だ


▲右を向いたところ






▲途中、右側に目を転じると


▲ららぽーと横浜がみえる。はるばる来たが、まだ道半ばだ


▲ずっとまっすぐ進む





▲ここもまっすぐ




▲坂道をあがる






▲ここを右




▲すると畑が広がる場所に出てくる。まるで田舎みたいだが、これが横浜である

▲その先をみると、丹沢山地


▲そしてうっすらと奥に富士山がみえる。この日は若干湿度があったのでハッキリみえなかったが、もっと乾燥すれば綺麗にみえる


▲ちなみにこれは富士山の手前にある丹沢山地(塔ノ岳)に登ったときの写真


▲丹沢からだとこんな感じ。遮るものはなく、裾野まで一望できる


▲そしてその富士山に登ったときの写真



▲雲に覆われると、なにも見えません


▲帰りに撮った夕方頃の写真


▲これだと富士山の形がみえやすい


▲丹沢と富士山がみごとに一体化している。ここはあまり知られてないが、絶好のビュースポットである


▲歩きに戻ると、畑沿いを左に歩く












▲団地がみえてくる。竜泉寺の湯はそろそろ近い



▲まっすぐ降りていって








▲イチョウの葉がたくさん落ちていた






▲バスターミナル


▲ここを左




▲するとイオンの看板がみえてくる


▲そこを右にむくと


▲竜泉寺の湯の看板がみえる


▲看板の右側にあったこの白い建造物。炭酸と書かれてあったので、まさか炭酸の貯蔵庫?


▲のぼっていくと


▲警備員さんが立ってる入り口


▲右に歩く


▲徒歩や自転車で来た人は右側


▲無機質な入り口

▲階段かエレベーターでのぼる


▲駐車場にでる


▲左折する


▲左側に階段がみえてくる




▲到着


▲中に入るとオープンしたばかりなので花が無数に飾られてあった


まず入り口入って右側に下足箱。
その下足箱の鍵が、IC機能付きの鍵になっている。
これはゲートを出入りしたり店内の決算に使われるもので、実質このお店のICキャッシュカードである。
なので自分でちゃんと管理しないと、第三者に使われても知らないよ(責任取らないよ)と竜泉寺は警告してる。


さて、靴を預けて自動改札口前に立つと、隣にチケット券売機がある。
あれ…。ぜんぶ下足箱の鍵で決算するんじゃないの?と思ったがそうではないらしい。
シチュエーションによって入浴料が変わるためIC機能では対応しきれないのだろう。
入浴料とそれに付随するものは先払いになっている。
ほかに店内で各種サービスを決算をした時は、帰る際に精算機で下足箱の鍵をピッとかざして残りを支払う(電子マネーは使えず現金払いのみ)。
ちなみに入浴料は大人限定でみると、平日朝風呂650円。平日は750円。土日休日朝風呂が750円。土日休日は850円。
これに岩盤風呂とレンタルタオル(300円)をつけるかどうかで色々と変わる。
以前は、休日でも入浴料は600円というコスパ最高の値段だったが、リニューアルを機に値上げされてしまった。残念。


受付で「ご確認します」と言われチケットを差し出すと、確認した後は下足箱のキーを自動改札でタッチすれば、ピッと鳴ってゲートが開く。
中に入った左側には多くの手続きを引き受けるフロントがあり、受付に立つのは若い女性と中年女性。
フェイスタオルの有無を尋ねると脱衣場の中で売ってるという。その時は現金のみと言われた。


中はリニューアルしたばかりなので当然ながらめちゃくちゃ綺麗。
より洗練、シック化されている。
最初に目に入るのがエステの受付。自分には一生縁のない世界だ。
その右に畳敷きの休憩所。テレビがあり、各々が好きなスタイルで休憩している。その周りを取り囲むように各種サービスが展開してる。




▲写真真ん中に見えるのが、入り口正面にあるエステの受付。


出入り口からみて左に軽食コーナー。奥が食事処。手前右側にマッサージチェア。そして右奥に脱衣場。
自販機やエステなども所狭しと沢山あって、目移ろいしてしまう。
入り口横には喫煙所もちゃんと用意されてあった。


脱衣場に入ると、基本的に作りはリニューアル前と変わらない。全面的に綺麗になったが、特にここが変わったという点はなかった。しいていえばロッカーのサイズが多様化して、手荷物に応じて選べるようになったぐらいか。
先ほど案内されたように、左側にフェイスタオルの自販機があり150円。これも微妙に値上げされている。


浴室への出入り口にはスーパー銭湯でおなじみの緩衝スペースがあり、その左側にトイレがある。
そのまま奥に進むと、浴室だ。
以前同様に、巨大な炭酸泉は健在で、大きさは変わらないものの、岩のモニュメントが作られていた。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲写真の真ん中右側が出入り口


だいたい同時に入浴できる人数は、20人前後ぐらい。これほどデカい炭酸泉はほかに見たことがない。
右にはちびっ子の湯。こちらは小さめで、温度が36℃とほぼ不感の湯となっている。

出典:竜泉寺の湯ホームページ引用


左に立ちシャワー。6つもあり、その一番端っこが有料の炭酸シャワーである。
炭酸シャワーといえば稲荷町にある日の出湯が最初の出会いだったが、竜泉寺にもあってビックリ。値段は200円とちょっとお高い。こちらは下足箱のキーで決算できる。効能は加齢臭予防、白髪予防とうたっていたが、どこまで本当なのか…。


炭酸泉の奥にサウナ。左がアロマ付きソルト&ミストサウナで、その隣にはフィンランド式サウナ。
その2つのサウナに挟まれて水風呂(18℃)がある。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用


ソルトサウナは、中に入るとアロマのいい匂いがして、ミストサウナにしてはかなり熱め。ミストの濃度は普通だ。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲入ってすぐそばに塩が置かれてある。これで体をこするとスベスベのお肌に。解説は頭のてっぺんから肛門、足の裏までと書いてあったが…


フィンランド式サウナは、「オートロウリュウ黄土サウナ」と命名されているが、目を引いたのがもう一つの文言。
自動バズーガロウリュウである。
もう一度書くが、バズーガ(バズーカではない。バスーガというのは横浜弁か?)である。
ふつうのロウリュウでもキビシいのに、ロウリュウのバズーガはちょっと…。一時間おきに“発射”されるという。
入り口は二重扉で、作りもしっかりしてて、中に入ると横長。くだんのバズーガらしきものが左右に2つある。
真ん中にテレビ。
ところが落ち着くまもなく店員さんが入ってくると、「タオルを交換するので退出してください!」とスーパー銭湯の店員にしては強めの口調。
声掛けをしてもいつまでも居座る客がいるのかもしれない。自分はそそくさとでていった。


カランは出入り口からみて右斜めにある。
ほかのスーパー銭湯同様に仕切り板があってハンドシャワーで温度調節ができ、備え付けがある。ただし、リニューアル前からなんら変化なし。
もう一つ気掛かりだったのが、リニューアル前にシャワーの出が不安定だったことだ。
さすがにリニューアルした後だと安定するようになったよね?と思いきや、なんとこちらも変わらず。
おおむね安定してるものの、不意をついて急に弱まったり突然強くなったりと、改善されてなくてガッカリ。


そのカランの右側には複数の浴槽がある。
真横にあるのが、座湯でジェットバス。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用

その対面にあるのが不感の湯で、8人ほど入れそうな大きさ。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲こちらの写真はたぶん女湯


座湯の横にはスーパー電気風呂。ふつうの電気風呂でも勘弁してほしいのにスーパーになったならなおさらカンベンである。もちろん入らなかった。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用


電気風呂の対面(つまり不感の湯の横)には、ハイパージェットやボディジェットが並ぶ。こちらは勢いがあるが刺さるような強さはないので気持ちいい。
ちなみにスイッチは赤外線らしいのだが、反応が鈍い。本来なら人が来たときに稼働する狙いだろうが、実際は手を近づけると動き出す。


さて、ここまでが室内で、全部綺麗になってるものの、ほぼ前からあった設備だ。これで値上げはちょっと…と思うかもしれないが、露天風呂は進化していた。


二重扉をあけて外にでると、まず目に飛び込んでくるのが炭酸泉。
虹色炭酸泉とあって、なにが虹色?と思ったが、入ってみてると判明する。
足元にLEDランプが取り付けられており、時間に応じて色が変化していく仕掛けだ。間仕切りもLED仕様である。控えめにして華やかな演出。
それとここの特徴は、温度が炭酸泉にしては高めなことである。温度計みると39℃以上。実際はもっとかも。その割には炭酸の濃度が高い。これは凄い。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲右隣が虹色炭酸泉。手前にあるのは、泡の湯


その虹色炭酸泉の横に泡(あぶく)の湯。機能は名前のとおりそのまんまで、大きなジャクジーバスといった感じである。
間を挟むと、露天風呂のメインとなる天然温泉の岩風呂・腰湯がある。
お湯は薄緑色をしていて、38℃とあったが、実感としては42℃ぐらい。
匂いを嗅ぐと、港北ニュータウンにある「港北天然温泉ゆったりCOco」や「湯もみの里」とまったく同じ。

つまり、
「ナトリウム — 塩化物温泉(等張性 — 弱アルカリ性 — 高温泉)」
である。

この泉質は、自分の肌にあうので嬉しい。優しい香りも好きである。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用
▲ホームページから拾ってきた画像だが、たぶんリニューアル前の写真。岩風呂は変えてないのだろう


入り口に視点を戻すと、出てすぐ右側にうたた寝の湯がある。
なんとこちらも炭酸泉である。自分がこのブログで、どこか寝湯の炭酸泉を作ってほしいなぁと書いたら、竜泉寺の湯がさっそく実現してくれた。
ワクワクしながら入ってみると、ほかの銭湯と異なり、お湯の厚みが違う。出っ張ったお腹以外はお湯に浸かり、ちょっと熱いぐらいだ。
ところが炭酸泉とあるのに、ぜんぜん泡が体につかない。石枕付近で泡がでているもののそれ自体がビミョー。本当に炭酸泉なのか?と思うほど濃度が低すぎて、これには正直失望した。
うたた寝の横には壷湯(41℃)。こちらはジャクジータイプで、泡がはじけて楽しい刺激である。
それと旧設備だと誰も使っていなかった足湯が消えて、かわりに外気浴のできる寝椅子が複数置かれるようになった。


出典:竜泉寺の湯ホームページ引用

そこに座っていると、虹色炭酸泉から溢れたお湯が青色に光ってる。なんでだ?と思ってたら、排水溝の下にもLEDランプが設置してあって、それで反射してたのだった。演出が細かい!


こんな感じで、構造的に大きな変化はないが、よりシックで綺麗になっていて、人でごった返している。あとはほぼ泡づくしで泡好きにはいいが、泡ばかりだと途中で食傷気味になった。


客層は、ファミリー層や若者のグループが多く、平均年齢はいつも行く銭湯と比べて低い。
驚いたのは、そんな一組の親子でお父さんが「これで一緒に入るのは一生で最後だからな」と発言してたことだった。
子どもに対して一生で最後とは…ずいぶん突き放した発言だなと思ったのだが、その娘さんを見るとたしかに微妙な年齢…。
お父さんの発言もむべなるかなである。
スーパー銭湯でも珍しく脱衣場の入り口には混浴できる指針を「小学生以下」と「身長120cm以下」でパネルを用いて示しているが、やはりそのへんは遵守すべきだろう。


今回は、自分が体験しなかった岩盤浴であるが、こちらを選択すると、おしゃれな漫画本スペースが利用できる。まったり1日過ごすならこちらの方がいいだろう。
いまはまだリニューアルしたばかりなので夕方頃になるとスゴい人だかりだった


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴ヶ峰、中山、鴨居
経路 鴨居からだとほぼ南下
周辺の環境 マンションや住宅

●空間演出
建物外観 大きな建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 間接照明の使い方が見事
照明 明るい

★設備
休憩所 畳敷き
脱衣所 スーパー銭湯にしては普通
シャワーの出 安定しないときがある
浴槽の種類 炭酸泉、不感の湯、ハイパージェット、ジャグジー、座湯、寝湯、天然温泉
サウナ あり
温度 36~41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(300円)
備え付け あり

◆人
受付 20~40代ぐらいの女性
客層 老若男女


【案内】
※「横濱スパヒルズ竜泉寺の湯」のホームページを参照してください


前田湯(東京・池袋)

2019-12-21 06:54:00 | 銭湯

#前田湯



✔花屋さんが経営
✔かなり古い浴室
✔マン銭にしては広め









#池袋駅



▲JR山手線の池袋駅改札口


▲むかうは、西口




▲ここを出る
(本当は右に出るべきだった)




▲出たところ


▲右に振り向き




▲地図をみると、今ここ


▲文化通り(風俗店が軒を連ねるところ)を真っ直ぐ進む




















▲公園がみえてきたら


▲その先を左折


▲まがったところ




▲大通りも渡り




▲突き当たり


▲右斜めに進む






▲左に台湾キリスト教会がみえるが


▲右に進む










▲ここでストップ


▲右折する








▲到着。右にあるのは花屋さん。
不動産やコインランドリーの兼業はどこでも見かけるが、花屋さんを同時に(しかも銭湯と一体化して)やってるところは他にないだろう。


入り口に入ると、マンション銭湯にしてはすこし広めかなと感じる下足箱のスペース。右に花屋さんの作業場となっている。不思議な空間だ。
その先の扉を開けると右手に受付。
この時は、ちょうど花屋さんの方にお客さんがいたため、急いで銭湯の受付に戻ってきてくれた。
対応するのは40代後半ぐらいの男性。柔らかな対応だ。


貸しタオルをお願いすると、干してあるハンガーに一瞬目をやり、それから畳んであったタオルを出してくれたのだが、ちょっと雑に置いてあったりと、正直あまり衛生的じゃないかもしれない。


男湯は左側で、中に入ると、脱衣場はかなり広い。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女性の脱衣場


スペースはL字型をしてて、手前にはマッサージチェアが2つ並び、真ん中付近に座るテーブル。右奥側には、フィットネス機器とソファーが並ぶ。
ロッカーは手前と奥壁に並び、銭湯なのにコインリターン式。なので100円が必要だったが、ちょうど手持ちがなかった。
困ったなぁと思っていたが、自販機がちょうど目の前にあったので、仕方なくそこで1000円札を崩すことに。
天井部分を見上げると、学校の体育館みたく中二階付近に手すりが張り巡らされており、おそらくそこで窓の開け閉めをするのだろう。
トイレは多目的トイレ風だったが、入ると、普通のトイレだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室は扉が2つあって、左側の扉をガラガラと音を立てて開けると、浴室がとても広いことに驚いた。扉が2つある時点で分かった話ではあるが、マンション銭湯なのにかなり広い。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


まず島カランが2つ。左右の壁にもカランが並ぶ。右の壁のみハンドシャワーがついていたが、不規則に設置してあった。壊れた順番にハンドシャワーにしたのかもしれない。残念ながらホースが短めなので微妙な使い勝手だった。
立ちシャワーも一応あるものの、遮る壁がないので、単にハンドシャワーがあるだけで誰も使っていない。


浴槽は奥にあって、L字型。手前に突き出た浴槽が漢方の薬湯で浅浴槽となっており、3人が入れるぐらい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲2つとも女湯

長湯してる人が多かったので、ぬるいのかな?と思って入ると、38℃ぐらい。
一般の銭湯で炭酸泉でもないのにここまで低い温度はあまり記憶にない。
その奥にあるのが赤外線バイブラで、こちらも温度は低めの40℃ほど。マッタリ入るには最高だ。
右隣はジェットバス。
浅浴槽で、41℃ほど。
そして一番右にあるのが深浴槽で、ここは43℃ほど。
と薬湯から入っていくと徐々に熱くなっていく仕組みである。ここまで温度のバリエーションが豊富なところは珍しい。
熱いのが苦手な人や初めて銭湯を経験する人にはうってつけだろう。


一方で問題もあった。
とにかく汚い。
天井付近には黒ずみやカビ?らしきものが張り付いており、目地も真っ黒。
水アカは至るところについており、花屋さんを兼業だとここまで手が回らないのか。
極めつけは壁画で、壁画はモダイクタイル絵なのだが、真夏らしき海の風景画であるにも関わらず、上から真っ黒い滴(しずく)が幾重にも重なり合って落ちており、さながら黒い雨が降ってるようにみえる。
さすがにこのへんは少し清掃すべきだろう。


客層は駅から離れているのでほとんど地元の人たちかなと思っていたが、意外と若い人も多かった。
もちろん高齢者もおり、自分が薬湯に浸かってたときに、一人の高齢者が「おしッ!」とかけ声を掛けると浴槽の中に入って足を伸ばし、1秒も待たずに「おしッ!」と声をあげるとあがっていった。
なにかの儀式だったのか。


花屋も兼業ということで小規模の銭湯を想像していたが、思ったよりも室内は広くてバリエーションも豊富で、のんびり過ごすには最適な銭湯だった。


【評価チェック箇所
▼アクセス
最寄り駅 JR池袋駅
経路 北に向かう
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 モダイクタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 受付横のミニロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、赤外線、バイブラ、ジェットバス
サウナ なし
温度 38℃~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 柔らかい対応
清潔さ 汚い
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 40代後半の男性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所〒171-0014
豊島区池袋4−12−25

電話番号
03-3971-2261

アクセス
山手線「池袋」駅下車、徒歩15分

休日
日曜

営業時間
16:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


妙法湯(東京・椎名町)

2019-12-14 06:59:00 | 銭湯

#妙法湯



✔2019年1月にリニューアル
カランが特徴的
✔完成度が高い











#椎名町駅


▲西武新宿線の椎名町駅。ここは池袋駅の隣駅だ


▲出入り口を出て右側


▲左側にはお寺が見える。


▲高架線の下をもぐり


▲道沿いの左側を進む






▲分かれ道を右側




▲まっすぐ進むと




▲左側に妙法湯がみえてくる


▲到着。歩いて2分ほど


入り口に入ると、最近新しくした感じの雰囲気。足下が起毛になっていて、とても柔らかな感触だ。
左側に進むと、受付。その受付奥は小さいながら休憩室になっている。
フロントに座るのは、70代後半ぐらいの女性。
とにかく優しい感じの話し方で品があり、愛想も良くて文句無しの理想的な受付である。
貸しタオルをお願いすると、「こちらでよろしいでしょうか?」と丁寧に渡してくれる。頭が下がる思いだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯はフロントに向かって右側(つまり下足箱からは手前側)で、中に入ると当然ながら、脱衣場も凄く綺麗なのだが、空間の使い方が他と違っている。
右側はベンチとマッサージチェア、鏡台(ドレッサー)、体重計。
左のみにロッカーが並ぶ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


ロッカーは、それぞれ大きさが違っていて、荷物に応じて選べるのもいい。
ただ、けっこう人の出入りがあるので若干着替えるのが窮屈だった。
ほかは隅っこにカゴが並ぶ。
それと他と違うのは脱衣場にテレビがあることだろう。なので、ミニスーパー銭湯的な雰囲気である。

出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けて中に入ると、浴室もとても綺麗だ。リニューアルから一年経とうとしているのに、そうした経過を感じさせない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


真ん中に島カラン。その島カランには軟水と書かれてあって、どうやら軟水を使用してるらしい。
左壁にもカランがあり、右手前には立ちシャワーが一つ。ハンドシャワーで、勢いが強い。その立ちシャワーの横にポツンと一つだけカラン。そのカラン横に水風呂がある。
カランは、ヘッドで調整するタイプなのだが、そのヘッドがとても広い。
大きな粒が落ちてるのでその刺激が気持ち良く、個人的には好みのシャワーだった。


水風呂は、2~3人ほどが入れる小さなものだが、左奥が深浴槽になっていて、どっぷり肩まで浸かれるようになっていた。温度は、温度計が16℃となっていたが、自分の感覚だと14℃ほどか。


水風呂の奥から浴槽が広がっていて、隣が主浴槽。入り口付近はバイブラで、右壁手前に電気風呂、奥にジェットバス。ジェットバスも素晴らしい。
その白湯の奥にも浴槽があって、こちらはシルク風呂だ。
白湯が43℃ほどで、シルク風呂が40℃ほど。なので、シルク風呂は長湯している人が多かった。
その一番奥にサウナ。別料金である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は、ほぼメインが高齢者で、二割ほどが若者といった構成。
高齢者はお互いに挨拶しあっていて、交流がある様子だった。


浴槽の設備は特段変わったものはないのだが、受付の素晴らしさや徹底した清潔さ、精度の高いカランなど、その全体の完成度には目を見張るものがあった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 椎名町
経路 すぐ近く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 キレイ
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 バイブラ、電気風呂、ジェットバス、シルク風呂、水風呂
サウナ あり
温度 40℃、43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ キレイ
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり(2種類)

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所
〒171-0021
豊島区西池袋4−32−4

電話番号
03-3957-8433

アクセス
西武池袋線「椎名町」駅下車、徒歩2分 

休日
月曜

営業時間
15:00−25:00

※東京銭湯ホームページ転載

金沢浴場(東京・東新宿)

2019-12-10 07:22:00 | 銭湯

#金沢浴場


✔半個室あり
✔古い浴室
✔壁絵が素晴らしい












#東新宿駅
▲都営地下鉄大江戸線の東新宿駅

▲駅前にある地図。東新宿駅の場所を大ざっぱに言うと、JR新宿駅から歌舞伎町方面に少し離れたところで、近くにコリアタウンで有名な新大久保がある

▲周辺の建物

▲ずいぶんデカい建物があるなぁと思って見てたら

▲SQUARE ENIXだった。
ゲームはこんなに儲かるものなのか

▲東新宿駅の出口から左に曲がったところ





▲ここを左折







▲ここをまた左





▲ここで煙突がみえる

▲分かれ道を左

▲奥の道を右







▲右に煙突の生えたマンションがみえるが

▲こちらはマンションの入り口

▲さらに奥に進むと







▲金沢浴場の入り口

▲到着

▲そして開店時の入り口

▲下足箱




なぜ開店時の写真が夜に飛んでるのかというと…

















歌舞伎町にあるワールドカップのパブリックビューイングを観戦したからだった。
この日はアイルランドに勝ったので、気分上々で金沢浴場に向かった。


入り口に入ると小さな下足箱。そこの自動扉を開けると、目の前にフロントがある。座るのは40代後半ぐらいの女性。
言葉遣いは丁寧だが、少し元気がない様子だった。
貸しタオルをお願いすると、「使ったらこちらに返してください」と言われ、箱に入った鍵を選ぶよう催促される。


左が女湯で右が男湯。
女湯の前には小さな休憩所があった。
男湯ののれんをくぐると、脱衣場はざっくり言えばコの字型のような作りで、入り口そばにロッカー。真ん中には島ロッカーがあり、その背面にベンチ。
左側にもロッカーと鏡台がある。
右奥に洗濯機が2つと小さな洗面台。
浴室入り口側には体重計があるが、かなり古い。
ちなみに自分が取った鍵は、入り口前のロッカーだった。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用

 
浴室に入ると、やはり古いなという印象。ただマンション銭湯にしては、すこし天井が高いかな?と感じる。
真ん中に島カランがあるが、面白いのは、左右にあるカランだ。
スーパー銭湯のように一つひとつに仕切りがあるので、パーソナルスペースを確保してある。
数こそ少ないものの、そもそも客が少ないから問題なし。固定シャワーなので後ろの人にシャワー引っかけることもなく、他人に迷惑を掛けない構造は素晴らしい。


メインとなる浴槽は普通の浴槽で、左に座湯(2人用)。右がバイブラで、半分が半身浴。こちらは頑張れば4人ぐらいが入れる広さ。ここまではよくある作りなのだが、

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲主浴槽


その一番右端にある湯船が、半個室の浴槽だった。
竹を模した壁で囲われており、中に入ると周囲の視界が遮られる。浴槽は3人が座れる作りで、水まくらはあるが、冷たくなかった。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲半個室の中


ところで下世話な話になるが、そもそも公衆浴場で半個室って必要なのだろうか?
新宿という場所柄からして、むしろやらない方がいいような…。
ただ、ほどほど視界が遮られる程度なので、完全に見えなくなるわけではない。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲半個室の外観


もう一つ、ここの特徴はモザイクタイル絵が立派なことだ。
むかしながらのメルヘンチックな絵柄ではあるが、ロシア教会みたいな玉ねぎ型の屋根を持つ建物が密集しており、その上には虹が掛かって、周りを湖畔と山脈が広がっている。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲メルヘンと竹の組み合わせがなんとも言えない風情を醸し出している


湯船の温度は、温度計をみると38度だったが、感覚的には少し熱めで43~44℃ほどだろう。半個室のみ少しぬるめだった。
客層はほぼ中高年だったが、見事なまでに閑散としていた。自分も含めて4人ほど。
新大久保から目と鼻の先なのに、周辺は驚くほど静かで、浴室も人が少なく、ノンビリするには最適な銭湯だった。

 
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東新宿
経路 大通りを左に入る
周辺の環境 住宅、スクエアエニックス本社

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 メルヘン
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 
サウナ なし
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 元気がない
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 中高年

【案内】

住所
〒160-0022
新宿区新宿7−22−11

電話番号
03-3203-6784

アクセス
都営大江戸線「東新宿」駅下車、徒歩5分

休日
不定休

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載