銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

松の湯 品川五反田(東京・不動前)

2018-10-27 07:22:26 | 銭湯

東急目黒線の不動前駅を下車して、10分ほど歩いた先に松の湯がある。
外見通り古い銭湯であるが、古さに負けない清潔感あふれる銭湯だった。



▲不動前駅








▲改札口を出て右側


▲餃子屋さんがある方に進む


▲十字路を右


▲曲がったところ


▲学校がみえてきて


▲左に進む


▲グラウンド沿いを歩く




▲右側


▲坂道を登る


▲左手にマンションがみえてきて


▲マンションのところを左折




▲あとは、まっすぐ下るだけ










▲十字路を抜けた先に




▲松の湯がみえてくる


▲到着


▲目の前は小学校のグラウンドだ




Googleで調べたところ、「松の湯 品川五反田」と表記してあった。なぜ「松の湯」の後に「品川五反田」が付くのか分からないが、ほかに松の湯が沢山あって混乱するためだろうか?(と、あとで調べたところ、やはり東京の銭湯で一番多い名前が「松の湯」らしい)


その松の湯。玄関から下足箱のところに入ると、まず驚かされるのが床の美しさだ。ニスを塗ったばかりかと思うほど照明を反射している。これほどピカピカの床は見たことがない。


下足箱に靴をあずけて、自動扉を開けるとフロント。
受付には、60代後半ぐらいの小柄な女性が座っていた。
「こんにちは」と挨拶して、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、微妙な間があいた後で、
「貸しタオル…貸してほしいの?」と聞いてくる。
「…え?」
と困惑したが、とりあえず「はい」とこたえた。
ありますか?と聞いて貸してほしいの?と聞き返してくるのはなんなんだと思ったが(ただ貸しタオルは無料なので良心的だ)、とりあえず気を取り直して右側ののれんをくぐる。


脱衣場に入ると、中もおなじで古い銭湯の魅力を全面に打ち出した美しさがある。
おおざっぱに言うとL字型の形をしていて、左側が真四角で、右側が手前にせり出している。そしてそのせり出した先に坪庭がある。
軒先では中年男性が涼んでいた。トイレも縁側にあって、左すみにある。
トイレは入浴前に使ったが、入ると明かりが自動で点灯する気の利いたものでトイレ自体も最新式。
ロッカーは島がふたつと、右の壁際に並ぶ。
それとせり出した部分にかなり古い自販機(ベンダー)。銭湯のイメージに応えるように、牛乳瓶が売られている。こんな古い機械が今でも動くことに驚くが、点灯表示部分は新しいので、さり気なく手が加えられているだろう。


そして肝心の浴室であるが、大きなガラス扉を開けて中に入ると、シンプルで古典的な作りだ。
真ん中には島カランと、左右の壁にもカランがあり、手前右側に立シャワーが2つ。


奥には浴槽があって、3つに分かれている。
右側がなんの変哲もない浅浴槽の白湯。真ん中が、いわゆる人間洗濯機と呼ばれるもので、円形の中を水流が回るようにジャクジーが配置されてある。
最後の左側は深浴槽でバイブラ。ともに44℃ほど。最初に入ったときは熱いと思ったが、しばらく慣れると快適である。


壁絵は、お約束の富士山であるが、なんとここは二つの富士が描かれている。
一つは、大きな富士山で、男湯寄りではあるが、ほぼ真ん中付近に描かれており、もう一つは赤富士山で女湯の方に描かれている。
これは男女とも富士山を眺められる配慮だろう。


椅子はプラスチックだったが、桶はすべて木製。以前なら珍しさから喜んでいたが、最近は新鮮味がなくなったせいか、それと重たいのであまり歓迎しない。古い銭湯の演出という面ではいいのかもしれないが…。


それともう一つ、この銭湯で特筆すべきは客層だろう。
最初に入ったときに見かけたのが外国人だった。国籍は分からないけど、アングロサクソン系(白人)だ。
浅草あたりの観光地では見かけることもあったが、こういう地域向けの銭湯で外国人の入浴客は初めてみた。
ただ、またまたそういう銭湯好きの外国人と遭遇しただけかもしれないと思っていたら、なんと今度はべつの白人男性2人組が入ってきた。
ここは外国人ご用達の銭湯なのか?


日本人でも熱く感じる銭湯なので入れるだろうかと思っていたら、なんの躊躇もなく入っていった。
グローバル化といいつつも、銭湯文化は日本人固有のものと思い込んでいたが、少しずつではあるが外国人たちにも広まりつつあるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 不動前
経路 学校を横切り住宅街の中へ
周辺の環境 学校

●空間演出
建物外観 破風造り
壁画・眺望 二つの富士山
統一感 あり
置物 柱時計や錆び付いた体重計など
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 風情を保ちながら美しい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯、人間洗濯機、バイブラ
サウナ なし
温度 44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ 力が入っている
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半の女性
客層 高齢者、中年の外国人


【案内】

住所
〒141-0031
品川区西五反田6−18−3

電話番号
03-3491-6667

アクセス
東急目黒線「不動前」駅下車、徒歩7分

休日
月曜

営業時間
15:30−24:00
日曜は15:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載

小松湯(川崎・川崎)

2018-10-20 06:40:28 | 銭湯


JR川崎駅からはるばる北に歩いて30分ぐらいのところに小松湯がある。かなり歩くので、地元客以外はバスで来るのが無難だろう。
川崎らしく小さな工場と住宅街が混在した街にあって、地域に根ざした銭湯だった。




▲川崎駅


▲ここから小さな旅がはじまる


▲ひとまずシネチッタ方面に歩く










▲シネチッタを横切ってひたすら真っ直ぐ歩く

















▲大通りを渡り








▲一度、左に渡る












▲歩道橋があるところを左




▲ガソリンスタンドがある方に渡る






▲ガソリンスタンド沿いに右折したところ










▲大通りにでる。その先の奥の道を行きたいのだが…


▲信号がないので仕方なくぐるっと回ることに










▲左折したところ(歩道橋をわたらなければ、大通りに出たところを真っ直ぐの道)


▲学校を横に歩いて






▲ここでようやくみえてくる






▲到着


▲ちなみに、目の前は公園





▲玄関先で、小便小僧が出迎えてくれる


▲下足箱


普段から歩き慣れているので、これぐらいはさほどキツくなかったが、他の人にはオススメしない。わざわざ銭湯に入るためバスに乗るのも面倒だろうし、それを考えるとほとんどの客が地元客だろう。
住宅と小さな工場が交互に建っているような地域で、こんなところに銭湯があるのだろうかと歩いてて不安だったが、着いてみると意外と周囲に溶け込んでいた。
川崎と言えば最近はいいイメージがないが、実際に歩いてみると穏やかな雰囲気で、かなり一部のイメージで損しているなと感じた。


肝心の銭湯であるが、下足箱に靴をあずけて中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが若干広めの休憩室。ソファーが並び、奥にはテレビが設置してある。
左にはフロント。フロント内ははごちゃごちゃした感じで、座るのは60代半ばほどの男性。
ここの店主は終始にこやかでとても対応が良かった。帰りは女性だったが、女性も気持ちいい対応をしてくれた。


男湯は左側にあって、のれんをくぐると、脱衣場もやや広め。
手前の壁際にロッカーが並び、入り口前にも島ロッカーがある。
それと真ん中には、座れるテーブル。右端には、ワンダーコア(腹筋運動の補助器)が置いてあった。
左側には、新旧2台のマッサージチェアが背中合わせで置いてある。それとベッドマッサージ機だろうか? それらしきものも置いてあった。
あとは、入り口右側に給水機。
天井はギザギザの波状になっており、壁には南国のヤシの木の写真がはられてある。差し込む西日の雰囲気がなんとも平和的だ。


浴室に入ると、最初に目に飛び込んでくるのが、壁絵。チップタイルで描かれた海中の景色である。熱帯魚や亀が優雅に泳いでいる。
左に目を転じると、入り口の横に水風呂。さらに隣はサウナ。
水風呂に手を突っ込むと、かなり冷たかった(具体的な温度は分からなかった)。


浴室の真ん中には島カランが2つ。といっても、左側の島カランは小さくて両側あわせて4人しか座れない。
両壁にもカランがあるが、左側の壁はハンドシャワー。ところどころにさりげない気遣いと工夫が感じられる。手前右側には、立ちシャワーが2つある。


奥の浴槽も種類が豊富だ。大まかに3つに分かれており、右側の薬湯のお湯は寝湯が2つと、座湯が2つ。
真ん中は白湯で、縦長になっており、手前が浅浴槽で奥が深浴槽。その右隣は電気風呂となっている。
左側は、白乳色の薬湯。
温度は、真ん中と右薬湯が43℃ほどで、白乳色の薬湯は、40℃ぐらいか。
それと浴槽の右端には、「足ふみ」がある。タイルの上に半円の筒状ステンレスが埋め込まれており、そこで足ふみをするらしい。やってみたが、体重を掛けるとけっこう痛い。
浴槽全体は白を基調としており、ところどころ黒ずみも目立つが、古い銭湯にしては清潔な方だろう。


客層はほぼ高齢者。客の出入りの度に挨拶が取り交わされ、隅っこの縁では集まって会話してる人たちがいた。かなり交流の活発な銭湯のようだ。
このあたりは、生活と仕事の場が区別されていない川崎という地域性と関係があるかもしれない。


全体的に見て特別な個性を発揮した銭湯ではなかったが、コンパクトながら多くの設備を網羅しており、店主の人当たりも素晴らしく、久しぶりにいい銭湯に来たという気持ちになった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR川崎駅
経路 北に向かってほぼ真っ直ぐ
周辺の環境 公園、住宅、工場

●空間演出
建物外観 平屋の一般的な建物
壁画・眺望 海中を描いたチップタイルの絵
統一感 あり
置物 ワンダーコアなど健康器具
照明 ふつう

★設備
休憩所 入り口目の前の広めでゆったりした感じ
脱衣所 健康器具が充実してる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、寝湯、座湯、バイブラ、電気風呂、白乳湯
サウナ あり
温度 40、43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 感じが良い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(無料)
備え付け なし

◆人
受付 60代半ばぐらいの男性
客層 高齢者がほとんど


【案内】

住所
〒210-0834 
川崎市川崎区大島5-8-7

電話
044-233-3371

営業時間
14:00〜26:00

定休日
8日・18日・28日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

横浜天然温泉くさつ(横浜・井土ヶ谷)(左側浴室)

2018-10-13 07:09:23 | 銭湯 温泉


京急井土ヶ谷駅を下車して歩くこと7~8分。大通りの先に「横浜天然温泉くさつ」がある。
施設は若干古いものの、設備は充実しており、高齢者たちのサロンともいうべき地元客に人気の銭湯だった。







▲井土ヶ谷駅と周辺。すごい混んでる


▲トヨペットのある方に歩く






▲ここを右折






▲この通りの奥にくさつがある


▲左の道にあるので、一度横断歩道を渡って


▲あとはまっすぐ歩くだけ








▲すると左手にビル。到着




▲銭湯にしては大きなビル


▲入り口


ここを訪れたのは2回目。前回は右側の浴室だったが、今回は左側だ。
入り口の自動扉を開けると、けっこう広めの下足箱のスペース。





左奥にある階段を登り



上がりきると、最初に常連客用のロッカー。そのあとすぐ左側に自販機がある。チケットの種類はいろいろあるが、「大人」と「貸しタオル」(30円)を購入。
その隣にフロントがある。
フロントに立つのは、60代ぐらいの男性と20代ぐらいの女性。


下足箱の鍵を渡してロッカーの鍵を受け取る。フロント前は廊下になっていて、フロントの受付から見て右側に小さな休憩室。左側が食事場所を兼ねた大きな休憩所となっている。


浴室は、男女日替わりで、この日は左側が男湯だった。
脱衣場に入ると、左側にロッカーが二列。真ん中にエアコンが稼働しており、扇風機もふたつほど設置してあった。それと、古い体重計。体重計は、その銭湯にとって歴史の証人だろう。


ロッカーの鍵番号は受付でランダムに手渡されるので、その番号と合ったロッカーを探して使用する。
床は客が多く、またちゃんと足拭きをしてないせいかかなり濡れていた。この辺は定期的に拭いてほしいところだが…。
と思っていた矢先、そのタイミングで若い女性(受付とはまた別の女性)が「掃除に入りま~す」と言って入ってくる。
ちょうど真っ裸だったため、あまり見苦しい姿は見せたくなく、すぐさま浴室の中へ。


浴室は、入るとすぐ目の前に島カランがあって、横並び。椅子や桶などはあらかじめ店側が用意してある。
それと左側には浴槽。手前側は丸い浴槽でバイブラ。けっこう深め。
それとその奥に黒湯。これが看板の天然温泉だ。一番小さくて熱い。
そしてさらに奥にあるのが、主浴槽で、それなりの広さがある。
左端っこには水枕があって、その床はちょうどいい案配で座れるように浅い段差がついている。
一番奥には左からハイパージェットひとつと、ボディジェットがふたつ。それと電気風呂の順に並ぶ。ジェット関連はボタン式なので、誰も使わないと水面が穏やかだ。


浴室の真ん中には柱があり、裏側には棚。左側に観葉植物があるが、観葉植物は素人ながらもうちょっと見せ方があるような気がした。


浴室の右側をみると、手前側に水風呂。その隣接する右端にサウナがある。
あと、奥の方には、島カランが縦に並ぶのと、右の壁にもカランがある。
そしてその壁の右にある扉を開けると、露天風呂。しかし、実質室内なので露天風呂「風」の浴槽だろう。
あとは入ってすぐに桧(ひのき)が見えたので、「桧風呂も用意してるのか。すごいなぁ」などと感心してたら、底と側面は石造りで、縁だけ桧というなんちゃって桧風呂であった。


天井はビル銭らしく低いが、奥行きがあるので、開放感は損なわれていない。
それとカランや主浴槽あたりには高齢化たちがタムロしており、たいそう盛り上がっていた。脱衣場もにぎやかで、さながらサロンの様相。
駅前あたりは下町風情の場所ではなかったが、意外と住人の交流が活発な地域なのかもしれないと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 井土ヶ谷駅
経路 大通りに出てすぐ
周辺の環境 飲食店など

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前と横奥に食事処
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 
サウナ あり
温度 40℃(露天風呂)、42℃(主浴槽)、44℃(黒湯)
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい(建物が若干古い)
貸しタオル あり(円)
備え付け なし

◆人
受付 60代男性と20代女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒232-0051 
横浜市南区井土ヶ谷上町21-29

電話
045-712-2617

営業時間
12:00〜23:00 土日祭日10:00〜23:00

定休日
毎週月曜日(祭日の場合は営業)

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

金春湯(東京・新橋)

2018-10-06 07:51:04 | 銭湯


サラリーマンの聖地・新橋。その新橋駅から歩いて5分のところに金春(こんぱる)湯がある。
かつて能役者・四家のうちの一つである金春の屋敷を構えた場所が銀座八丁目にあって、その名残を今も伝えるのが金春湯である。



▲新橋駅。機関車がある広場とは反対方面の出口だ


▲ロータリーの奥に向かった方面を歩く


▲ぐるっと周り




▲電通や日テレのビルが見える






▲大通りを渡り(左側には新幹線がみえる)






▲高速道路の下をくぐって


▲このビルの右側。ここらへんから周囲が銀座らしくなる


▲進む




▲途中で金春屋敷跡があったことを解説した案内板をみつける


▲この白い建物(劇場)を左折


▲あとは真っ直ぐ進めば








▲金春湯に到着


▲奥はこんな感じ




▲にぎやかな演出で出迎えてくれる


▲平成26年にリニューアルしたらしく下足箱も綺麗である。奥が女湯で、手前が男湯


最寄り駅は新橋であるが、実際の所在地は銀座。ただ周囲は飲み屋街に囲まれているため、やはり新橋のような雰囲気がある。


扉を開けると、受付は、番台。番台に座るのは60代後半ぐらいの女性。とても品があって、銀座に相応しい淑女といった感じだ。
開店直後に訪ねると、番台に人が並んでいたが、まだ誰も入浴していない状況。
それとなぜか右にあるベンチにはかなり年配のおばあちゃんが座っていた。そのうち出て行ったのだがなぜ男湯にいたのかは不明。


2014年頃にリニューアルしたということで脱衣場、浴室はとても綺麗で最新の施設であるが、よくよく見ると、天井や神棚などは古い。特に神棚は大きく、歴史を感じさせる渋い褐色を帯びていた。
ロッカーは真ん中と右側にあって、すべて100円を投入する(リターンする)最新式。
ゴミ箱のデザインまで拘ってるのに、なぜか体重計が家庭用で残念だった。


浴室に入ると、かなり狭いなという印象を抱いたのと、天井はビル銭にしては高い。きっちり二階建ての高さがある。島カランは一つ、それと左右の壁にもカラン。
浴槽は奥にあって、左が浅浴槽。右が深浴槽で座湯が2つ。
このスペースで展開するとこれぐらいしかないのだろうが、リニューアルした銭湯にしては珍しくシンプルな作りだ。温度は、42.9℃とちょうどいい温度設定だった。


壁絵は上の方に赤富士。下がタイル絵で鯉の絵が飾られてある。男女仕切壁のところは川に鳥や花が描かれた風景画。お決まりの九谷焼。
あと特筆すべきは、桶。一見するとケロリンだが何気なくみたところ「Hudson(ハドソン)モモテツ」と書かれてある。ゲームでお馴染みの桃鉄だ。こんなのがあるんだと驚いた。しかもこうした老舗の銭湯で現代のサブカルグッズを見かけるとは思ってもみなかった。


客層は、銀座らしくスーツ姿のサラリーマンなどもいたが、あとはふつうの中年男性のみ。のちに年配の人が続々と入ってきたが、開店当初は少人数しかいなかった。


ここはビル銭なので色んな点で制約が多いと思うが、近代ぽくシンプルに徹したデザインながら、昔のタイルや神棚などはちゃんと残してあり、周囲に溶け込んでいる。耐震用の柱などもあるが、それらも浴室のデザインに違和感なく組み込まれていた。
こうした伝統と現代の融合は現在のトレンドであるが、ここもまた歴史を踏まえながら進化した姿をみせてくれる銭湯だった。

以下パンフレットの写真

▲脱衣場


▲男湯


▲浴槽


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 新橋駅
経路 飲み屋街を抜ける
周辺の環境 飲み屋街

●空間演出
建物外観 ビル銭
壁画・眺望 赤富士、鯉や川のタイル絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 きれい
シャワーの出 やや物足りない
浴槽の種類 深浴槽、座湯、浅浴槽
サウナ なし
温度 42.9℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 品がある
清潔さ きれい
貸しタオル なし(130円で購入)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒104-0061
中央区銀座8−7−5

電話番号
03-3571-5469

アクセス山手線「新橋」駅下車、徒歩4分
東京メトロ銀座線「銀座」駅徒歩5分

休日
日曜、祝日

営業時間
14:00−22:00

※東京銭湯ホームページ転載