中学で武道教育？（２）

朝青龍は、相撲を格闘技やスポーツと理解しました。しかし、相撲には二通りの側面があります。

まず、相撲が角力（すもう）と呼ばれていた時代には、相撲は柔道や空手が一緒になった様な武術でした。その後、平和な世の中での五穀豊穣を願って行なわれた神事であるという奉納的側面もあります。

朝青龍は確かに強い闘志ある横綱ですが、それだけです。高砂親方も弟子である朝青龍をコントロールすることが出来ません。

相撲道としての教育をしてこなかったからです。徒弟制度は、「道」がつくものには必須です。

徒弟制度で教えていくのが武士道であり、文科省は、武道の何を教えたいのか本当に学校で必須科目にすれば身につくとおもっているのか？

武道を体験することは出来ても日本文化を知ることは出来ません。欧米化した日本の教育は、もはや武道精神を涵養する土壌にないのが現実です。

日本文化の継承の為には、日本とは日本人とは何かという主張がなければならないであるわけで、日本としてその主張があるのですか？日本人に何をさせようとしているのか？

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