痛いのはイヤ

傷を治そうとするとどうしても避けて通れないのが
傷口や痛い個所を視なければならない事です。

傷の大きさや深さによって緊急度や対処方法が違って
くるからです。

子供のころから痛いところをお母さんに見てもらって
処置をしてもらう訳ですが、ある日その傷口を見せなく
なる時がやって来ます。

理由はさまざまですが傷を隠すことをするようになる
わけです。

ある人は、傷を見せると処置の際に痛くされるから話さ
ないという理由が一般的です。

今の痛みと処置の過程の痛みを比較して、比較的痛くない
ものは我慢するという習慣がついてきます。

処置の痛みは、傷口に直接触れることになります。

それは避けたいので傷は残されたままになってしまう訳です。

そして残された傷は、身体であれ心であれ通常の状態を
維持できなくなり、次の傷を作るベースを作る事になります。


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