ストレス耐性を強くする？

ストレス耐性を強くすると言うことは戦う為の力を持とうということです。しかし、ストレスの中にいるクライアントにもっと強くなりましょうと強要しているのと同じ事です。

この発想を強く持っていするのが一般的な西洋医学的思考の強い医師です。悩みを抱えたクライアントが最初に訪れるのはやはり病院です。

最近では心療内科が併設される病院もあり心の問題が内科で治ると錯覚を起こさせている状況です。

クライアントの心の問題にしても身体の症状にしても薬が治すのでも治療家が治すのでもありません。自然治癒力を活用して自分自身が治しているのです。

ストレス耐性が弱いと医師が判断するとクライアントのストレス耐性を強くするように強要します。薬で症状が抑えられている間にまだ努力できるだけの力を持っている人はそれが出来ます。

しかし、それはまだある程度体力が残っているクライアントの話です。薬を飲もうと何も変わりません。体力と言うより元気がなくなっているからです。

元気は薬では良くなりません。元気が出たように見えるのが覚醒剤です。でも無理に元気にすれば体力はどんどん消耗して結果的に全く動けなくなります。

クライアントのストレスが何なのかを見なければ解決方法は見い出せません。ストレス源を感じているのはクライアント自身であり同じストレス源があってもストレスと感じない人もいます。ストレス源が問題なのではなく、ストレスの感じ方が問題なのです。

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