身体の痛みは心の悲鳴

ストレスがどのように心と身体に影響を与えているのか、臨床経験の中で得られた解決のヒントを公開します。

ストレスと宗教(1)

2007-07-13 00:14:16 | ストレスの原因
釈迦の説いた「般若心経」というお経の中にはストレスの本質が書かれています。
般若心経は、すべての事は「無(空)」であり良いも悪いも無いのであり、あるのはその起きている現実を都合が悪いと思う自分がいるだけというものです。

ストレスの本質は、「自分が思いどおりしたいのに、それが出来ない」ことにあります。
西洋的な価値観では、思いどおりにならないことがあれば、人の何倍も努力して思いが実現するまで頑張りなさいと教え込みました。その考え方は一人一人の能力を高める為には非常に効果的でしたが、個人の幸せという観点から見ると必ずしも良かったとは言えません。

身体を壊したり心の病をもつ人がどんどん増えてきています。「負け組」「勝ち組」という考え方もその一旦を表しています。

仏教系の宗教は、どちらかと言うと原因の追究に焦点が当てられた宗教で、原因は自分の思い(欲)だからその思いを捨てなさいと言っているのです。

一方キリスト教系の宗教では、生きる目的性を重視した宗教でこうしないと幸せになれない。幸せになる為にはこうしなさい的な教えが多いように思います。

宗教的な教えは、多くの人を救うこともありますがその反面人を苦しめることがあるのも事実です。その根底にあるのが罪悪感です。

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