◆交感神経緊張は万病のもと

交感神経緊張が顆粒球増多をもたらして、組織破壊を
行うことがはっきりし、さまざまな病気の謎が見えて
きました。

私たちが無理したり、悩んだりして交感神経を
緊張させることによって、いかに病気がつくり
だされるのかという、そのしくみがはっきりと
見えてきたのです。

ストレスで起こっている組織破壊の病気がたくさん
あることが見えてきました。

たとえば、がんばりやさんが歯槽膿漏になったり、
心配事があって胃潰瘍になったり、若い人が急に
職場でストレスを受けて十二指腸潰瘍になったりします。

受験期の子どもが受験勉強のストレスで潰瘍性大腸炎に
なることもあるし、優しい両親に大事に育てられた中学生、
高校生がいじめにあったりしてクローン病になるという例も
ありますが、どれもストレスが原因で粘膜に破壊が
起こっている病気です。

ほかにも、中年の男性が大酒を飲んだり、がんばりすぎたり
すると痔疾になるのもそうです。

粘膜は感受性が強いので、ストレスを受けると、
ダメージを受けやすいのです。

ストレスで組織破壊が起これば、急性膵炎、急性腎炎、
突発性難聴などが起こります。

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