秋に訪れた糠平湖畔のタウシュベツ橋梁。
今は湖もすっかり凍って雪の上に顔を出しているはず。
上士幌町のお天気も悪くなさそうだし、と出かけた私たち。
旭川、層雲峡を抜けて三国峠までは吹雪だったが、糠平湖畔は風こそ強いものの、お天気は良かった。
朝を待って、さっそく国道からタウシュベツへと続く山道へと向かう。
除雪はしていないが、車の通った跡もあり、何とか行けそうと入っていったまでは良かった。
が、確かにタイヤの跡と踏み固められた形跡はあるものの、車高の高いRV車が多いのだろう、軽ワンボックスの我が家の車はタイヤ幅が合わず、すぐにあらぬ方向へと足を取られてしまう。
バックで少し戻ってはもう一度前へ進み、タイヤが空転しそうになる寸前で止めてもう一度踏み込みなおし、何度も前後しながらえっちらおっちらと進む。
上り下りの多い山道は、一歩間違えば崖下に転落の危険がある。
少し開けた場所まで来れば、風が運んできた雪が轍を埋めてしまっていて迂闊に踏み込むと抜け出せなくなってしまう。
慎重にゆっくりと車を進めていても、このまま行って大丈夫なのかという不安もよぎった。
けれど道が細すぎてUターンすることもできない。
とにかくタウシュベツ橋近くの空き地まで行かないことにはどうにもならない、と前進を続けた。
やっとタウシュベツ橋、と思ったら、当てにしていた広場は一台の車の跡もない、ふかふか雪の雪原になっていた。
軽自動車のタイヤの半分以上の深さがある、踏み固められていない雪。
そんなところへ乗り入れたら前にも後ろにも進めなくなることは明らかだった。
それならとにかくスコップで雪かきをして、車一台分のスペースを作ろう(でなければUターンすらできない)と思ったが、肝心のスコップは家の車庫に置きっぱなしにしていたことが判明。
朝陽はすっかり高く上がってしまっていたが、もう写真どころの騒ぎではない。
掬ってもすぐ風に舞ってしまうさらさら雪を手と足で跳ね除け、どうにか車一台分のスペースを作り、何度も切り返してUターンに成功した。
さて、せっかくだからそのままタウシュベツ橋を撮りに行こうか。
穂和も私もお互いに心の中ではそう思っていたが、油断しているとさっき自分たちが通ってきた道がまた風雪で埋められてしまう。
携帯電話の通じない場所で立ち往生してしまったら、たとえ国道まで4キロと歩けなくはない距離であっても、厄介だ。
結局タウシュベツ橋は諦めて来た道を引き返すことになった。
次回は歩ける装備を用意するか、車高が高くタイヤの太いRV車をレンタカーするかして来ないとダメだね、という結論に落ち着く。
せっかくなので、先秋には寄らなかった他のアーチ橋を見てみよう、と国道を走る。
国道沿いにある三の沢橋梁を、湖側から見上げる。
すっかり氷に閉ざされた湖では、色とりどりのテントが張られてワカサギ釣りを楽しむ人たちが多くいた。
帰り道も悪天候が予想されたので、お昼過ぎにはボチボチ引き上げ方向に。
案の定、旭川から札幌へと続く高速道路では雪降りと地吹雪に視界を遮られた。
久しぶりのホワイトアウトだ。
すぐ目の前を走っているはずの車が、すぐに視界から消えてしまう。
そうして無事帰り着いた我が家で待っていたのは、またしても凍結した水道だった。
今は湖もすっかり凍って雪の上に顔を出しているはず。
上士幌町のお天気も悪くなさそうだし、と出かけた私たち。
旭川、層雲峡を抜けて三国峠までは吹雪だったが、糠平湖畔は風こそ強いものの、お天気は良かった。
朝を待って、さっそく国道からタウシュベツへと続く山道へと向かう。
除雪はしていないが、車の通った跡もあり、何とか行けそうと入っていったまでは良かった。
が、確かにタイヤの跡と踏み固められた形跡はあるものの、車高の高いRV車が多いのだろう、軽ワンボックスの我が家の車はタイヤ幅が合わず、すぐにあらぬ方向へと足を取られてしまう。
バックで少し戻ってはもう一度前へ進み、タイヤが空転しそうになる寸前で止めてもう一度踏み込みなおし、何度も前後しながらえっちらおっちらと進む。
上り下りの多い山道は、一歩間違えば崖下に転落の危険がある。
少し開けた場所まで来れば、風が運んできた雪が轍を埋めてしまっていて迂闊に踏み込むと抜け出せなくなってしまう。
慎重にゆっくりと車を進めていても、このまま行って大丈夫なのかという不安もよぎった。
けれど道が細すぎてUターンすることもできない。
とにかくタウシュベツ橋近くの空き地まで行かないことにはどうにもならない、と前進を続けた。
やっとタウシュベツ橋、と思ったら、当てにしていた広場は一台の車の跡もない、ふかふか雪の雪原になっていた。
軽自動車のタイヤの半分以上の深さがある、踏み固められていない雪。
そんなところへ乗り入れたら前にも後ろにも進めなくなることは明らかだった。
それならとにかくスコップで雪かきをして、車一台分のスペースを作ろう(でなければUターンすらできない)と思ったが、肝心のスコップは家の車庫に置きっぱなしにしていたことが判明。
朝陽はすっかり高く上がってしまっていたが、もう写真どころの騒ぎではない。
掬ってもすぐ風に舞ってしまうさらさら雪を手と足で跳ね除け、どうにか車一台分のスペースを作り、何度も切り返してUターンに成功した。
さて、せっかくだからそのままタウシュベツ橋を撮りに行こうか。
穂和も私もお互いに心の中ではそう思っていたが、油断しているとさっき自分たちが通ってきた道がまた風雪で埋められてしまう。
携帯電話の通じない場所で立ち往生してしまったら、たとえ国道まで4キロと歩けなくはない距離であっても、厄介だ。
結局タウシュベツ橋は諦めて来た道を引き返すことになった。
次回は歩ける装備を用意するか、車高が高くタイヤの太いRV車をレンタカーするかして来ないとダメだね、という結論に落ち着く。
せっかくなので、先秋には寄らなかった他のアーチ橋を見てみよう、と国道を走る。
国道沿いにある三の沢橋梁を、湖側から見上げる。
すっかり氷に閉ざされた湖では、色とりどりのテントが張られてワカサギ釣りを楽しむ人たちが多くいた。
帰り道も悪天候が予想されたので、お昼過ぎにはボチボチ引き上げ方向に。
案の定、旭川から札幌へと続く高速道路では雪降りと地吹雪に視界を遮られた。
久しぶりのホワイトアウトだ。
すぐ目の前を走っているはずの車が、すぐに視界から消えてしまう。
そうして無事帰り着いた我が家で待っていたのは、またしても凍結した水道だった。