ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

海鳥の楽園その2

2008年07月24日 | フォ撮りある記
天売島2日目、19日。

昨日は島の外周をぐるりと走っている道を自転車で回っていたので、今日は島の内側を走る野鳥観測の小道を歩いてみることに。
天売島で最もたくさんの野鳥が観察できるのは、5月~6月らしい。
ヤツガシラやオオルリなど、海鳥以外にも珍しい鳥たちに出会えるという。
次回はぜひその時期に来たい。

それでも小道を歩いていると、両側の林からはたくさんの鳥の鳴き声が聞こえてくる。
木々の葉に隠れて姿を探せないことがほとんどだったが、ある場所で声に耳を傾けながらじっとしていると、その声が徐々に近付いてくるのを感じた。
黙って、草むらに目を凝らす。
と、ついに目の前の草むらにその声の主が現れた。



姿かたちから、おそらくスズメのヒナ。
無防備にもチョンチョンと跳ねながらやってきたその子は、ついに私の足の下をくぐっていった。
巣から落ちたのか、でも親鳥の姿はなさそうだ。
その子はまたチィチィと鳴きながら、草むらに帰っていった。

天売島に貴重な海鳥がたくさん繁殖をしているのは、4つ足の天敵が少ないからということもあるようだ。
確かに、いるのはネコくらい。
ネコは、人の暮らす港や町にしかいないが、数は多い。
どの家にも、どの路地にも必ずいるといっていいほどだ。
ひさしぶりにこんなたくさんのネコに会ったような気がする。



夕方の船に乗り、天売から28Km、北海道本土に少し近い焼尻島へ向かう。

船を下り、予約していた宿に着いたと思ったら、
「今夜から? 明日だけの予約じゃなかったっけ」
と言われ、他のお客さんに詰めてもらって部屋を確保してもらったというハプニングから始まった。