ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

オンコと羊の島

2008年07月25日 | フォ撮りある記
焼尻島、実質2日目、20日。

昨日は到着した後すぐに夕食となり、食後に日没を撮りに出かけるだけで終わったので、焼尻探検は実質初日となった。
たった28kmしか離れていないのに、天売と焼尻では生態系も違うらしい。

まずはレンタサイクルをして、島一周の旅に出る。
島の外周を走る道路の距離は約10kmと、天売とほとんど変わらない。
けれども天売ほど起伏が激しくない(だから断崖絶壁もなく、そこを住処にする海鳥の姿もないようだ)。

焼尻で目指すもののひとつが、オンコの森。
オンコは北海道に多く自生している木で、本州ではイチイと呼ばれている。
日差しも強くなってきて、汗をかきかき入ったオンコの森は、木漏れ日がいっぱいで涼しい風が吹き抜けていく、気持ちのいい場所だった。



案内地図に載っていた「オンコの荘」。
どんな場所なのだろうと見当がつかないままだったが、行って見て納得。
外側から見るとこんもりとしたオンコの木の茂みのようだが、中に入ることができる。
それはまるで、オンコの木でできたおうちのよう。

焼尻島でもうひとつ目玉になっているのが、島の中央に位置する広い牧草地。
そこで育てられているのは、高級食材としても有名なサフォーク羊だ。
北海道本土の士別町にもサフォーク牧場はあるのだが、その肉を食べられる場所は牧場だけ、士別の町の中では食べられない。
(現在では期間限定で食べられるところもある、という不確定情報あり)。
焼尻でも食べられないかも、という懸念はしていたが、港にある食堂のひとつがジンギスカンの肉としてこのサフォーク羊を出していた。
お値段は地元とはいえ、ちょっとお高めの一人前3000円。
でもネット通販などを見ると100gで500円以上の値段で販売されていることを考えれば、妥当なところだろう。



羊も海を眺めてたそがれる。

夕食を終えてから、今日もまた夕陽を狙って展望台へ。
雲は多いながらも、ようやく美しい夕焼けに出会うことができた。



離島の旅も、気付けば残すところ1日。