ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

本土へ

2008年07月29日 | フォ撮りある記
焼尻島、実質3日目、21日。
あっという間の離島最終日、羽幌から札幌へ帰るスケジュールの都合上、この日はもう焼尻でゆっくりしている暇はなかった。
朝食を食べて荷物を片付けたらすぐに宿を後にし、フェリー乗り場へ。
泊まった民宿のおばちゃんの誘いで早めに港に着くと、ちょうど沖から小型の舟が次々と帰ってきた。
舟には大量のウニ、ウニ、ウニ。
黒くてかてかと光る鋭い針のエゾムラサキウニが、カゴの中でしゃりしゃりと音を立てながら動いている。
港に集まったおばちゃんたちはそれをリズム良く別のカゴにあけて、台車に乗せては選別場所へ運んでいく。
面白くて夢中でシャッターを切っていたら、おばちゃんが傷もついていない大きなウニを2つ、あげると言って手に乗せてくれた。
海水で味付けされた、すくい上げても少しも崩れることのない新鮮なウニ。
ツルンと舌に乗せると口の中でとろけていく。
美味しくないわけがない。

最後まで良い思い出をもらって、高速船に乗り羽幌に戻る。
かなり沖に出るまで、ウミネコとオオセグロカモメが追いかけてきては見送ってくれた。



北海道本土に着いたら、もうひたすら帰札の途につく。
それでも途中にあるウィンドファーム苫前だけは寄らずにはいられない。
2年ぶりのそこには、ついにウォーキングコースなるものまでできていた。
さすがに風車の数は前ほどのペースでは増えてはいないようだったが、久しぶりの風車、そして絶好の青空に雲と、期待にこたえてくれていた。



ここ半年以上更新をしていない「フォ撮りある記」にも、このウィンドファームを載せようと思っている。
北海道に来て、通った回数上位にランクインするであろうほど、大好きな場所のひとつなのだ。

日焼け止めを塗っていても「黒い」と言われてしまった私と、焼く気まんまんで見事に黒焦げの穂和の夏はまだまだ続く。