【ワシントン=小雲規生】人口が密集するニューヨークで、エボラ出血熱の陽性反応者が判明した。ニューヨーク市当局は早くから拡大阻止に万全の態勢を敷いていたことを強調し、不安の押さえ込みに懸命だ。しかし、今回の一件で、感染者の入国を水際で阻止する難しさが鮮明になったことも事実で、中間選挙を目前に控える候補者からは、西アフリカ3カ国からの渡航禁止など、より積極的な対応を求める声も出ている。
「ニューヨーク市民に警戒を求める理由はない」
デブラシオ市長は23日夜の記者会見で、感染拡大の阻止に自信をみせた。同席したニューヨーク州のクオモ知事も「医療体制に自信がある」と繰り返した。
強気な発言の背景には、早くから万全の態勢を敷いてきた市当局としての自負がある。患者の発生を想定し、集中治療にあたる病院を指定して訓練を施してきた。世界の経済や文化を牽引(けんいん)する米国の中心都市として、二次感染は引き起こせないとの決意がにじむ。
ただ、米国の対応策には不安もつきまとう。オバマ政権は検疫体制を強化し、リベリア、シエラレオネ、ギニアからの入国を主要5空港に絞り込んでいるが、入国時に症状がない場合には、検疫の網をすり抜けられてしまう可能性が高い。
また、陽性反応が出た今回の男性は、ギニアでエボラ出血熱の患者を治療していた医師だった。感染の可能性を自覚し、1日2度の検温を欠かさず、発熱後は自ら医療機関に連絡したが、一般人の場合には対応が遅れ、接触者が増える可能性は否定できない。
ニューハンプシャー州で上院議員選に出馬するスコット・ブラウン氏は23日の討論会で、今回の医師のような感染リスクの高い入国者は強制隔離すべきだったと主張し、3カ国からの渡航禁止措置を取るようオバマ政権に求めた。
すでに下院の議員団が渡航禁止を求める書簡をオバマ大統領に出したほか、最近の世論調査では国民の70%以上が渡航禁止を支持しているとの結果もあり、今後も圧力は強まりそうだ。
最終更新:10月25日(土)9時0分 産経新聞
人道支援も考えモノである。現状解っている範囲で致死率50%である。恐らく統計から漏れた人数は入っていない。
ここまで来ると、人道支援が自己満足のための行動としか思えなくなる。「人類のため」となどと綺麗事を謳い、人類滅亡に貢献している。国境無き医師団が国境無きバイオテロ団になっている。
それとも、この米国人医師だけの問題か?いや米国民の物事を前向き(軽薄)に考えるマイナス面の問題か?「神の御名」を唱えれば何とかなるとでも考えているのであろうか?最早、冷徹な自然科学の論理でしか事が進まない。
感染地区に滞在した方は離島に潜伏期間は隔離し、その後入国を許可としなければならなかったのではないか。
米国は貧富の差が酷い国である。裕福層の地域はまだ衛生面も問題ないであろうが、貧困層の地域は衛生面の問題が大きい。中韓の貧困層の地域と代わらない。
*中国のエボラ対策チーム
アフリカに幾ら先進国は資金をつぎ込んでいるのか?との非難も多い。その資金をつぎ込んでも国民の衛生面の向上や民度などで効果が上がっていないのが現状である。この事に対する非難が多いことも確かである。
今回、極論かも知れないが、感染国、特にアフリカからの入国に制限を設けないと本当にヤバイことになるぞ?
今回の米国人医師、米国内で感染が広がった場合どのように責任をとるのであろうか?「神」の下にでも逃げ込むつもりか?少なくとも資産は総てエボラの防疫に寄付するべきではないか?没収より良いと思うが、美談になるぞ。
確たる治療法がないとすれば、人的支援をしたとしてどのような事ができるのでしょう…薬の投与とか?根本の衛生教育が根づいていないと、本当に大変なんでしょうね。