知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

またハローワークに逆戻りです。

2015年03月06日 | Weblog
先日、今の施設の所長から話がありました。「来年度、異動です」


実は、職員の個人面談があり、次年度についての仕事の継続の意思を聞かれました。もちろん、今の仕事にやる気を感じているので、
よろしくお願いします」と答えました。その数日後・・・



私は、現在の立場は非正規職員です。1年契約でもあります。



つまりは、「異動」の話に断ったら、来年はない・・ということになります。まあ、普通の企業ならそうですね。
ただ、今勤めさせてもらっているところは、仮にも人間を大切にしようと言っている福祉施設・・・・


でも、職員は大切にされないようです。



以前も書きましたが、昨年度までは入所施設で管理職をしていました。で、いろいろな嘘情報に施設長が騙されて?解雇処分(形は自主退職になっていますが・・・)。

今回は、非正規職員を無理やり異動させて、今までの1年間を「無」にするという暴挙。



まあ、これ、私がまだ若い(せめて40歳台まで)職員で、さらに正職員ならば、応じたでしょう。そりゃあ、組織がそういうなら、しかたないですよね。でも、今は非正規・・・。そこまでやる必要が、どこにあるのでしょうか?


その理由を聞くと、「前の職場で長年やってこられた経験を活かし・・・」とか、「新しい人ではやっていけない・・」とか、結局経験を考えられてのことらしいです。


しかし、その異動先というのが、今までの経験を活かせる場ではないのです。


全く未経験の場面がほとんどの場所です。



つまり、また新たに一から覚えていかなければならないのです。この年齢で・・・


この1年間、多くの覚えた内容、経験、利用者との人間関係等が、すべてなくなるのです。



去年、再就職した際に、その職場に採用されたなら、それも納得できたでしょう。しかし、1年間培ってきた就労支援という場面を、上の都合だけで、ましてや非正規職員が、新たにやっていけ!というのは、過酷以外のなにものでもありません。



人によっては、自分の経験や実力が認められたからじゃあ?というかもしれません。



この定年まで数年の、この年齢で、どうしろというのでしょう。


ましてや、この1年でいろいろ学び、さらに現状的に大きな変化が起きている状態です。利用者の方の就労場面が大きく変わってきたのです。
就労させてもらっている企業の根本が変化し、就労形態等も変わりつつあります。ちょうどその場面で、いろいろ対応してきた経過もあります。


上司は、そういったことは、全く関心がなく、ただ組織が回らなくなる・・・と・・・。



かつては、福祉施設として、小さな作業所から始められた現在の職場の原型。しかし、時がたてば、ただの組織になり、そこの職員は単なるコマでしかないわけです。元の立ち上げ時代の思いは、どこに行ったのでしょうか??



聞けば、今までもそういったことが頻繁に行われて、そのたびに辞めていった職員が大勢いる・・・と。



組織を守るために、個人を無視する、現状を無視する・・・


これが福祉組織の現状です。




そういえば、前の職場も、結局施設長が、自分の施設を守るために、私の首を切った(と聞きました)・・・ことと似ています。(おそらく、嘘の情報を入れた嘱託職員が、何とかしないと訴えるとでも言ったのでしょう)




福祉も企業化してしまうと、何ら変わらない・・ということです。福祉も終わりですね。



・・・ということで、また4月からはハローワークに行って、再就職先を見つける努力をすることになりますね。



人生いろいろ・・・、ちょっと疲れましたが・・・




再就職までの経過も、また少しずつ報告していきます。興味のある方は、読んで下さい。
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