知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

夏祭りが終りました。

2010年08月31日 | Weblog
先日の29日の晩に、予定通り「夏祭り」が行われました。


連日の暑さで、準備も汗だく・・・ 適時に水分を取りながら、(ときどき差し入れのアイスも食べて・・)頑張りました。


当日も、天気予報では夕立かにわか雨の予報が・・・  常に天気情報とにらめっこしながらの準備・・・



それでも、なんとか夏祭りは晴れた状況で出来ることができ、夏祭りの今年のチーフも(雨男と言われながらも・・)ホッとしていました。




6時からのスタート・・・  すでに多くの地元の方や子供たちが来ています。

利用者さんは、希望者の方で入り口に立ち、うちわ配り・・・(今年は暑さもあって、たくさんの方が持っていかれました)



まずは地元の太鼓演奏。

その後は、バルーンアートといって、ピエロの扮装をされた方が、いろいろな風船を使ってのパフォーマンス。



その後は、利用者さんや地元の方のカラオケ・・・。 ステージに立ってみんなに観られながらのカラオケは、少々緊張の連続です。それでも、みなさん毎年のことで、慣れたもの・・・。自分の得意な曲をしっかり歌っていました。


この後は、地元の吹奏楽の演奏や、地元で有名な(新聞にも載りました)よさこいの団体さんの踊りです。



今年は、この地区では明日30日から学校・・・ということで、残念ながら小学生の参加が少々少なかったように思います。


ただ、この近辺では大きな夏祭りがないため、若い方もたくさん来られており、非常に盛況でした。



特に食べ物関係の出店は人気で、早く売り切れになる店もありました。



一応、祭りのほうは、例年夜の6時から9時すぎまで行われますが、利用者の方も、長い時間参加するのが難しい方や、体調も考えて、少し早めに屋内へ戻られることが多かったのですが、今年は雰囲気もよく、結構最後のほうまで参加されていた方が多かったように思います。


また、食べ過ぎたり、飲みすぎたり・・・と、体調(おなか?)を崩される方がいるんですが、今年はこちらのほうも少なかったですね。



9時をすぎると、最後のほうということで、施設長からの挨拶があり、花火を打ち上げます。


以前は、本格的な花火(業者さんのです)を打ち上げたこともありましたが、田舎でもあり、結構音や火の始末等、問題が多く、数年前からは一般に市販されている打ち上げ花火(ちょっと大き目のですが・・)を打ち上げます。これは職員のほうで打ち上げます。これも得意な職員がいました(笑)。



一番最後に参加者みんなで盆踊りを踊り、今年の夏祭りも無事終わりを迎えました。




翌日は、またまた暑い中、片づけが待っていましたが、前日の夏祭りの熱気を残した会場を、うまく出来てよかったなあ・・・と言いながら、てきぱきと片付けていきました。


この後は、利用者さんも職員も一旦休暇をもらい、また9月からいろいろなことに取り組みたいですね。



利用者の皆さんの次の興味は、おそらく「旅行」だと思います。まあ、その前に地元の方との運動会もあるんですが・・・




とにかく、天気がよかったのが幸いでした。



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もうすぐ夏祭り・・・

2010年08月24日 | Weblog
今年はほんとに残暑が厳しいですね。暑いです。


例年だと、すでに屋外へ出て椎茸の木を運んだり、また畑の作業をしたり・・・と、活動していますが、さすがに今年は控えるようにしています。それでも、最低限の作業・・・畑の作物や椎茸は待ってくれないため、どうしても職員が暑い中、頑張るしかありません。


利用者の方に、あまり無理をさせるわけにはいかないですね。




利用者の方の楽しみは、今週の終わり29日の晩に行われる「夏祭り」です。



準備も着々と出来、前日からは本格的にやぐらを組んだり、ステージを作ったり(ほとんど業者ですが)、看板やテントを張ったり・・・と大忙しです。毎年のことなので、職員も要領を心得ていて、うまく早く仕上げていきます。



「夏祭り」では、何を食べようかな?とか、浴衣を着よう、とかカラオケでは何を歌おうかな?とか・・・楽しみがいっぱいです。



ちょうど夏の終わりの行事として、地元の方を中心に、多くの一般の方が参加していただけます。



太鼓の演奏や、よさこいの踊り、吹奏楽の演奏、花火、そして今年はバルーンアートといって、楽しい風船遊びを見せていただけるようです。いろいろ楽しみの内容があり、待ち遠しい感じでしょうね。



祭りの状況や結果は、また後日に報告したいと思いますが、だんだんと巨大化していく祭りに、少々職員も「これ以上・・」という不安感はあります。基本は利用者の方が楽しめること、地元の方との交流なんですが、この近辺では、ここまで大きな規模の祭りはないため、余計に地元以外の方も集ってこられます。



ほどほどがいいんでしょうが、もう後戻りは出来ない状況で、職員ももっと面白い物を・・・と張り切ってしまうため、また大変になっているかもしれません。


今年はどんな祭りになるんでしょうね。
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帰宅期間が終わり、皆さんお帰りなさい。

2010年08月20日 | Weblog
昨日、19日に帰宅期間が終わり、ほとんどの利用者の方が帰ってこられました。


今回は、特に帰宅期間も長かったこともあり、すでに多くの方がのんびりと夏休み?を過ごされていました。この時期、あらためて何か取り組むのも暑さもあり、なかなか難しいですね。作業なんて、とんでもない・・・状態でしょうか?

エアコンの効いた屋内で、何もせず(まあ、今の時期なら高校野球でも観ながら)のんびり・・が一番?


そんな時期も、(残念ながら?)もう終わりです。



まあ、今月はもうすぐ夏祭りを控えていて、利用者の方にとっては、楽しみのひとつにもなっています。


明日から(今日20日から)は、再び作業を中心に取り組みが始まります。


顔見知りのメンバーと一緒に取り組むのも、また楽しいかも・・・



今年は残暑が厳しいようです。(9月上旬まで続くような・・・) 体調管理が難しい時期・・、むしろ体調を壊しているのは、職員のほうかもしれませんね。
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カラオケが壊れましたが・・・

2010年08月16日 | Weblog
先日、帰宅期間前の余暇活動でカラオケをしていましたが、突然カラオケの画面が変わらなくなり、また音も出なくなりました。


数日前から、少しそういった予兆も出ていたんですが、今回はいきなり・・・

カラオケを楽しみにしていた利用者の方、すでに歌う曲を決めて、マイクを持って待っていた方、カラオケの曲本を探していた方・・・みんな一斉に「えーーーっ!!」。


取り組んでいた職員から、誠に申し訳ない・・と謝罪の弁。


しょうがありません。

器械が壊れたようですね。



しかたなく、そのカラオケ機器の会社へ電話して尋ねると、「それは壊れてますね・・」との返答。


即日、その会社へ壊れた機器を送付しました。




心配は・・・


今年の夏祭りが月末にせまっていました。早く直らないと、夏祭りでカラオケが出来ません・・・。(基本的に通信カラオケです)

昔(数年前まで)使っていたLD(レーザーディスク)のカラオケは、残っていますが、なにぶん曲が古いもので、最近の曲はありません。



利用者の方も、若い方は最近の曲をリクエストされます。

また、夏祭りなどは、地元の方が様々な曲を歌われます。その準備が必要になり、古いLDでは対応できないことが多いですね。



何か代わりになる機器はないのかな?とか、通信カラオケは・・・とか、いろいろ探していましたが・・・  実際、なかなかこういった機器はないようですね。(カラオケ屋さんにあるのは、数百万円という高級な機器らしいですね)



そういった心配をしながら、休みに入りました。


一昨日出勤したとき、机の上にメモが・・・ 「事務所に預かっています」


早い!! もう直って戻ってきたんだ!


カラオケ機器の会社に感謝。ほんとに早くて、たった2日間で戻ってきました。


安心です。これで無事、夏祭りも迎えられます。よかったよかった・・・



さっそく、利用者の方とカラオケを・・・
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花火をしました。

2010年08月15日 | Weblog
現在は、まだ帰宅期間中・・・・


今月の19日まで継続中です。今日は、夜勤で仕事に来ましたが、帰宅期間中、残留されている利用者の方は、特に大きな行事もなく、毎日平々凡々と過ごされているようです。


まあ、せっかくなので、何か面白いことでも・・・?と思い、今日の勤務者と相談し、夜に花火をしようということになりました。

事前に、市販の打ち上げ等のセットになっている花火を購入しておき、それを今日使いました。



皆さんには、夕食時に事前に「今日、この後7時すぎから「花火」をします。したい人は集って下さい」と知らせておきました。


皆さん、やはりこの期間中、暇だったのかな?たくさんの方が来られ、ようやく暗くなってきた7時すぎから8時頃まで、セットの中に入っていた花火に順に火をつけていきました。


個人向けの、線香花火等は一人ずつ渡し、また大きな物はみんなで見ながら点火しました。



みんな怖がることもなく、もう1本もう1本・・・と言ってきます。また「きれい!」と言いながら、吹き上がる花火を見ていたり、楽しい時間になりました。最初は、打ち上げ花火もしたのですが、思ったよりも高く遠くまで飛んだので、職員のほうが驚き、建物や周りに木々に飛び火しそうな感じだったので、打ち上げはほどほどに・・・。その代わりに、吹き上がる花火を中心に行いました。


結構のセットの中には、たくさんの花火が入っており、十分楽しめたようです。



「面白かった!」「きれいだった」「ありがとう!」の言葉もあり、ちょっと職員側もやってよかったんだな?と思いました。



まだ、帰宅期間は続きます。何か、変わった面白い取り組みがあれば、どんどんやっていきたいですね。
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夏の帰宅期間の始まりです。

2010年08月08日 | Weblog
今日から、夏の帰宅期間が始まりました。


例年、利用者の方がこの時期に約1週間から10日間ほど帰宅されます。
実際は、年々帰宅される方が減り、帰宅期間のすべてを利用される方が少なくなりました。

もちろん、それはあくまでも設定した施設側の都合でもあり、また保護者の方のご家庭の予定にも左右されます。


また、保護者の方は、それぞれ年齢が高くなり、各ご家庭での受け入れも難しくなってきている状況もあります。保護者も、利用者のご両親の世代ではなく、ご兄弟や親族の方、さらには甥や姪の方の世代にもなってきているところもあります。



過去には、2週間の帰宅実習があり、ほとんどの方が帰宅されていたことを思い出すと、もう今は昔の話になりますね。


特に、高齢者の方が中心の棟では、ほとんどの方が残留されています。つまり帰宅期間は、ただの長いお休み期間になっています。

それも前述したような理由もあり、否定も出来ないのですが・・・



残念なのは、以前は利用者の方が「帰宅期間」を楽しみにしていたのが、今では「今度は帰れるんだろうか?」とか、「また帰れないんだろうね」「もう帰れないんだね」という意識に変わってきています。


世間では、障害者が共に生活できる世の中を・・・とか言われますが、実際には知的障害者が各家庭に帰宅も出来ないような環境になっているようです。
家庭でなく、周りの環境も、利用者の方が帰宅されても、そういった生活していける環境が整備出来ていないわけです。


最後まで、保護者が責任を持って見ていかなければならない・・・とか、それが出来なければ施設に世話にならなければ、いくところがない状況があります。


これが現実ですね。整備には遠い先の話になっています。(これが言われて久しいのに・・)




まあ、現実の課題も大きいですが、利用者の方はどうでしょうか?

帰宅出来ないならば、この期間はどう過ごしましょう?


この期間に職員もお盆休みをいただきます。ということは、必然的に職員体制は少なくなります。

以前ならば、帰宅出来ない方は、各担当者が外出に一緒に行ったり、残留された方みんなで食事に出たり・・・と、それなりの楽しみ方もありました。最近は、それも出来ていません。


ここ数年、こういった状況が見られるため、何かよい方法はないかな?と試行錯誤しています。

例えば、いつもと違った食べ物を食べるとか、夏らしい遊びをするとか、あくまでも施設内でのことになりますが・・・、少ない職員でも取り組めることは、様々あると思います。


毎日、お風呂だけ入って、エアコンの中でのんびりTV観て・・・の帰宅期間は、変えていかなくては・・・と思います。


そのせいか、利用者の(特に残留された方)皆さんの興味は、この時期のことではなく、今月の末にある「夏祭り」や秋の「旅行」に移っていますね。


私たち施設職員が出来ることも、限られているのも、ちょっと寂しい話です。
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