知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

結局、福祉法人も同じ・・・

2015年03月18日 | Weblog
先日の解雇劇・・・


法人全体で、また保護者にも、そして利用者にも報告されました。その後、利用者からは、「辞めるの?」と言われ、暖かい言葉もいろいろ頂きました。一年間、一緒に過ごしてきた仲間でもあります。ようやく、人間関係も出来つつあったのに・・・。そういう意味でも残念でしかたありません。



ただ、その後多くの情報が入ってきました。


私に限らず、今回の異動人事で辞める方も、私以外にもいたこと。多くの事業所で、今回の件で問題化していること。納得のいかない人事であることを、数名ならず、多数の方から聞いています。


それも一時的な、人事に対する文句ではなく、根本的な問題視する方も多く見られます。


直接、理事長に、今回の異動人事での件で、「説明責任がない、何の説明もなく、今後の展望も見られない・・・等」意見を言った方もいました。



それほど今回の件は大きな問題を含んでいます。



結局、この福祉法人の根本的な問題なのです。




福祉法人も、やたらと事業を増やしていくと、身動きが取れなくなります。今回の人事でそれが明らかになってきました。


知的障害者の現在、将来を考えると、様々なことが必要になります。当然、いろいろな事業は必要になると思います。ただ、事業を立ち上げるには、準備期間も必要ですし、思い付きでやろうとしても、うまくいきません。そういう時代でもありません。



保護者の方にすれば、非常に私たち知的障害者やその保護者のことを、しっかり考えて行動していただいている・・と思われています。



しかし、実際犠牲になっているのは、職員であり、それが最終的に利用者に関わってくることを考えてほしいと思います。



今回、私自身の身の振り方で、なんとかなると思いましたが、ことは非常に根深いことが分かりました。



今日、私の所属する施設長と話をしました。実は、移動人事の件を告げられてから、ゆっくり話したことがなかったのです。
今回の件の謝罪もされました(ひっくり返ることはありませんが・・・)。


一度、外から法人を見て、考えて、再度半年か1年後に戻って来てもらえたら・・・とも。

まあ、これは挨拶的な意味合いもあれば、真面目な部分もあります。正直な気持ちとは思いました。



自分の力量は認めていただけたことは嬉しいですが、もっと柔軟な考え方が出来なかったのか?と、この部分では残念です。



一度決めたことは、誰が辞めようが、文句を言おうが結構する・・・。まあ、組織だから仕方ないでしょう。福祉業界であろうと・・・



逆に柔軟性があれば、職員も認めてもらえたことで、意欲も出るだろうし、理事長等に対する認識も変わってくるでしょう。



知的障害者施設・・・。主人公は利用者であることは確実ですが、脇役は保護者であり、施設職員でもあります。映画や物語とすれば、この監督である理事長以下決定権を持つ管理職は、監督であるわけです。


監督がひどいと、ロクな物語・・・映画しか出来上がらない訳ですね。




私は、今回小さな脇役を降りました。大勢に影響はありませんが、むなしい物語を見た感じでした。
コメント
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