知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

順調に利用者は増えているものの・・・

2019年08月22日 | Weblog
現在、勤務している就労継続支援A型事業所なんですが、地元の関係機関の協力もあり、順調に利用者は増えています(現在開所1か月半で、5名です)。今後も、見学者や面接もあり、徐々に増えると思われます。


ただ、その利用者の確保は、私のサビ管の中心的な仕事だったのですが、この事業所のオーナーは、その仕事を全く評価していません。

利用者が来るのは、当然・・・みたいな感覚があるのでしょうか?


いろいろ手順を踏んで、地元の関係機関の方とも意思疎通を十分にして、関係性を深め、その上で様々な新しい(希望利用者の)情報が入ってくる・・・そういう流れも、あまり理解されていないような・・・。



先日、2か月目にして、ようやく先月分の給与をいただきました。


基本、職員も利用者も、前月の末絞めで、翌月の15日に手渡しで支払われることになっています。(最近は、手渡しの事業所もあるようですが、基本は法人や元の会社がしっかりしていれば、多少の手数料がかかっても、銀行(郵便局も含め)振込みが多いと思います。)


これは、一応雇用契約上に記載されていますが、ただ未だにその「雇用契約」も結んでいません。ただ、A型事業所開設に協力している、気前のいいボランティアのオジサン(定年後のおじいさんかも?)状態です。だから、私の給料も、正式な感覚なのか?見かけ上の支払なのか?

基本給も少なく、手当も少なく、健康保険や雇用保険等、引かれるところは十分に引かれ、結局残ったのは、A型事業所に雇用された利用者さんより少ない給料・・・!!


私自身が、社会で働きだして(25歳から)、一番少ない給料でした。(学生時代のアルバイトより少ない・・・)



驚きです。


サビ管の仕事を何だと思っているのでしょうか?

他のサビ管(前職では20万以上もらいました)でも、求人情報なら、最低でも20万円以上が提示されています。


未だに、自身には数件のサビ管やケアマネの求人が来ています。(同じ仕事をするなら、早く移行したい・・・)



最低ですね。



オーナーが言うには、このA型事業所は、お弁当作りがメインだから、それを手伝わないのに、給料は払えない・・・という考えらしいです。

サビ管の仕事、特に開所直後のサビ管の仕事と言えば、やはり利用者確保ですね。それが、徐々に出来ていても、そこが理解出来ていない。



早く辞めれば・・・という声はあるでしょう。私も早く辞めたいです。


しかし、何度も記述しているように、辞められない事情があります。



最悪の沼に、足を突っ込んでしまった感じですね。もがけばもがくほど、深みにはまっていく・・・そんな感じです。



そんな内部事情を知らない関係機関の方は、見学や利用者の情報を毎日のように知らせてくれます。

先日、ようやく職場携帯をいただきましたが、元の名刺には私の個人携帯の番号が入っているため、結局こっちが知らせない限り、その番号にかかってきます。


当然、仕事以外の時間でもかかってきます。


それは、自分で解決すべき・・・とも言われそうですが・・・


自家用車で関係機関も含め走り回っても、その経費は、(本来給料にない交通費という形で)少しだけ支払われます。前事業所のサビ管では、そこは評価されて、十分な交通費が支払われました。



最近、またまた状況が悪くなり、このA型事業所を運営している元会社の中のひとつが、急に職員が辞め、やっていけなくなり、こちらのA型事業所の職員が連日応援に行く・・・という矛盾が起こっています。A型事業所は、片手間・・・ついでにやっていけると思っているようです。


新たな利用者についても、その職員に全く説明する時間もなく、増えていっても、その対応方法や、精神疾患の方も多いのに、その説明もままならぬ・・・状態です。

結局、利用者を無視した経営方法で、なんでA型事業所を開所したのか?という疑問も・・・(他の事業所の方に、よく言われます)


オーナーは、自身的にはやる気十分で、新たな事業にも積極的に話をしています。(地元のスタジアム建設や、そこに参入する予定で動いているようです。自分の足元をしっかりとしてほしいですね。)


利用者の扱いも、従業員が増えて嬉しい・・・的感覚なので、利用者が徐々にシフト的に厳しい(他の従業員と同じようにシフトを組んで働いています)と、精神的に病んできているのを感じます。


これは就労継続支援の悪い例で、先行き不安大です。


正直、早く立ち去りたい・・・。


(このA型事業所の立ち上げにアドバイスしている元企業も、その基本的な考え方に大きな疑問がありますが・・・)
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就労継続支援A型の存在、手続きが面倒すぎる・・・

2019年08月03日 | Weblog
現在、就労継続支援A型の事業所のサービス管理責任者の勤務をしていますが、毎回この煩雑な手続きが、なんとかならないか・・・と非常に疑問を感じています。


基本的には、

「A型事業所は、障害者総合支援法で定められた障害者向けの就労支援事業の一つ。一般企業への就職が困難な障害を持たれる方々に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障害福祉サービスを提供している。 」


「障害者と直接雇用契約を結び、原則として最低賃金を保障する「雇用型」の障がい福祉サービスである。」


「就労継続支援A型では、給料をもらいながら能力を活かして働くことができる。また、雇用契約を結ぶので、最低賃金が保証されている。雇用契約に基づき、継続的に就業が可能な65歳未満(利用開始時)の対象者に対し、活動の機会の提供、能力の向上の為に必要な訓練・支援を行う。」


とありますが、主に軽度の障害者の方が、一般就労が困難で・・・とある部分に、国の施策が他人任せな感じがします。

一般企業にも、障害者雇用を推進する法があり、それを後押しするための補助金等もありますが、結局様々な枠組みや、それに至る手続きも煩雑で、スムーズに行えません。


そのせいで、障害者と事業者や企業の間に入り、手続き等の支援・協力をする機関が必要になり、そのせいで、より煩雑化していくという矛盾・・・。


それを受け入れる役所や期間は、対応が最悪(ひどい場合は、専門員が少なく、他の職員は理解していない場合があり、その方がいないと対応出来ない場合もでている・・・等)で、やり方等を理解されている(しっかりした)障害者の方ならともかく、実際はどこで何をしていいのか?が分からない方が多いと思います。


こんなシステムを作った側も悪いのですが、それを甘んじて受け入れているのも、どうかと思います。


本人が非常にやる気があっても、それがその事業所に合っているか・・・という現実問題(その事業所が求める能力等)があります。誰でもやりたいから受給者証を発行していい・・・という訳ではありません。B型なら、その利用者の能力によって合う業務・作業が選択出来、また支援員もその援助が出来ると思いますが、あくまでもA型は雇用契約であり、その現場での仕事が十分にこなせないようだと、それ以前の問題だと考えます。

このあたりが、矛盾でもありますね。


障害者の雇用と言いながら、福祉サービスとも言う。

(以前のブログでも書きましたが、半々という認識ですね)


それなら、企業側の障害者雇用の枠組みや、その方法を改善して、企業にその専門員を配置して(今のサビ管や専門の支援員・指導員等)、もっと運営しやすい方法を作るべきですね。


中途半端な存在であるA型事業所は、立ち上げようとすると、申請時に非常に煩雑な書類が必要になり、また実際に障害者を雇い入れようとすると、また様々な壁が立ちふさがります。


都道府県の申請所の中には、「A型はやめて、B型に変えたら?」と勧めるところもあると、聞いています(実際に私も勧められました)。


大きな大きな矛盾ですね。


せめて、雇用までに至る手順や手続きを、もう少し簡略化してほしいものです。全くないのは、それはそれで怖いですが・・・


確かに、過去(昔は)には、障害者を食い物にして、安い給金で無茶苦茶に働かせていた、極悪人も存在していました。それに比べれば、現在は良くなった方かとも思いますが、実際に現場で勤務している人間にとっては、もっとスムーズに出来ないもんかと思います。



※私の勤務する事業所の自治体は、特に役所の窓口や労働基準機関の対応が悪く、専門の方が少ないため、なかなか話が通じないのが、大きな難点ですね。






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少しは明かりが・・・

2019年08月01日 | Weblog
連日、自分の勤務する事業所の悪評ばかり伝えている自分がいますが、私自身耐えかねて、今日、オーナーに直接談判・直訴?しました(クビ覚悟です)。


実は、前日にも、現状を大元(現在の事業所運営等について指示をいただいているところ)の担当者に、伝え、なんとかならないのか?と訴えました。
一応、それについては、口出し出来ないから、自分たちで話合ってほしい・・・とのことで、ある意味納得。(ただ、私の申し出等が、切羽詰っていたのを感じとっていただき、本部と直接的な会話が出来る状況を作っていただきました・・・感謝)



それを踏まえての、今日の話し合いです。



約2時間近く話しました。



現状の打破の方法、職場職員(事業所関係)との疎外感、使用する持ち物(携帯・自家用車・PC等)についての問題・・・等



オーナーは、まず現状の職場職員について、余裕がなくなっていることを説明(それは、いわばオーナー自身が、追い詰めているせい?を自覚されていましたが、その打開策は出ず)。

現在、本来のお店(飲食店)業務の上に、さらにA型事業所の業務も上乗せして、ただでさえ余裕のない職員に、プレッシャーをかけている。そんな状況があり、それを耐え忍んでほしい・・・ような感じで話され、むしろ、そんな状況下に置かれた、他の職員が哀れに思えました。

気持ちに、また仕事に余裕が生まれない・・・つまり、それは、現在始まったA型事業所の対応(いわゆる利用者へも含め)が、うまく出来なくなく恐れがあります。


それは、私にも跳ね返ってきて、現場で質問しても、答えがかえってこなかったり、無視されたり・・・と、それは全く余裕がないせいだ・・・と。


確かに、これはブラックだと感じました。



いわゆる、経営者でも、自身が乗り越えられるから、みんなも一緒に頑張ってほしい・・・まるで昭和の経営者的な発想。


今の時代、それはほとんど無茶な押し付けでしょう。


いずれは破たんするのが見えています。


本体の事業所がダメになるか、はたまた職員の方がつぶれるか・・・(どちらも悲惨です)


また、たとえ、確率は低くても、皆で乗り越えて、成功したとしても、それまでの経過が非常に恐ろしい・・・。



そんな考え方のオーナーに、これからもついていって、いいものか?の疑問があります。




以前も書きましたが、私の名前(サビ管)でA型事業所を申請している限り、代わりの人が見つからない限り、減収扱いになります(確か3か月間以上、サビ管が不在状態の罰則措置ですね)。
それがあるせいで、私はこの事業所から退職できないジレンマに陥っています。




聞くと、このオーナーが行っている他の事業(飲食関係)でも、人間関係でいろいろトラブルが起きて、途中で退職する等の事件が多々あるようです。


それを、自身のやり方が悪いと思わないのが、前述したようにブラック的な思考・昭和的な経営者発想・・・と言わざるを得ないのですが、自覚していない時点で、最悪です。



私は、自身のこと以上に、その職員さんたちの苦悩を思い、今は一旦引き下がって、とりあえず、次のサビ管が誕生する今年の暮れ(研修終わり)を待ちたいと思いました。

でも、こういう状態ですから、いつ私自身が爆発するか、分かりません。



ただ、幸いなことに、現在開所(ちょうど)1か月ですが、順調に見学者や実習される利用者がおり、すでに先月末からは雇用もあり、A型事業所の見通しは明るくなっています。


そこが唯一の明るい現状・・・


他は、ブラックそのもの・・・(利用者さんに影響が及ばないことを、祈っています)



もう少し、辛い勤務が続きそうです。精神的に破たんしないように、ほどほどにやりたいと思います。


幸い? この時期は、自身の父親の死去・義父の死去も重なり、お盆帰省(1週間ほど)が、少し気分転換になると思っています。






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