知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

職員も人間、当然利用者さんも人間、一緒です

2024年06月20日 | Weblog
昨日の続きですが・・・

この事業所、私が採用時に、施設長が言いました。
「新規職員が、長続きないんですよ、なんでだろう?」

私は先月、退職へ向けて、施設長と相談していた時に、その答えと考えられることを言いました。
私が現場で5か月勤務して、気づいたことです。

それは、古手の職員や施設長が、そういう雰囲気を作っているからだ・・・と。

当然、それは認めません。

なぜなら、自分たちが7年間で築きあげてきたものが崩壊するからです。
これでよかった、と信じて継続しないと、自分たちのやってきたことが間違いと認めることになります。

でも、間違いです。


今回の私の事件ではっきりしたこと。
利用者の言動をすべて受け入れることは、よく考える必要があることです。

それは、確かに間違いもあれば、正しいこともあります。

ただ、その意味をしっかり説明しないと、自分たちの言ったことの意味がはっきり分からないからです。
説明が大事です。

この古手(といっても7年ですが)の職員さんは、「私はすべての利用者の事を理解しています。
いつもそれをちゃんと対応しています」と確信しているようです。

また、施設長もそれを認めているようです。

私は、すべての利用者の方と話して、それが間違いだと確信しました。

それは利用者の中には、その方が行った過去(と言っても最近ですが)の言動が酷かった・・・と言っていました。
「あなたの仕事は、その部屋の隅で、PC打ってることよ」と・・・

その利用者さんは、「なぜ、あなたに仕事を決めつけられなければ、ならないのか?わからない」と言い返したようです。

反論しても、全く答えがなかったので、諦めた・・・と言っていました。

上記のそのセリフは、この方が非常に実力もあり、事業所の書類整理も出来る方です。(役所に提出する書類も作れます)
あの人は大嫌いや。自分の気に入った人だけ、いいように使って、優遇している・・・と言ってました。

こういう意見は、何人かから聞いたので、あながち嘘や愚痴や、思い込みではないようです。

今回の事象も、同じでした。

私の計画案に文句を言った方は、何の間違いもないように説明もなく、正しかった・・・ということで終わっています。

こういう雰囲気が、ここ数年続いてきたので、新しい職員は、常に利用者のワガママな言動に左右され、精神的に壊れて
去っていきます。早い方で、1か月も持ちませんでした。

私も半年です。

このいろいろこの業界で40年間やってきても、こういう対応は精神をきたします。
しんどいですね。

こういう雰囲気が、事業所にまかり通っているので、仕事はつらい。

今後も続くでしょうね。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もう限界ですね | トップ | 無事、最後の業務が終了しま... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じゅりこ)
2024-06-21 08:21:23
事業所であれ、いろいろな人間が同じ職場で仕事するのだから人間関係の煩わしさは同じですよね。

そこに精神疾患や知的の遅れが入ってくるから支援する側は大変なお仕事ですよね。

私たちの感じることは同じ場所にいてもまた捉え方が違っていて、正しく捉える人がいないとお互いしっかり納得できません。

それができる人ってなかなかいないのかなって。それが支援だと思う。お互い成長していかないといる意味ない。

でもここが楽だしいる利用者もいる。その人がワガママ言うとみんながしんどいです。

事業所は施設外と違いまた特殊だなと思う。より所長と近いからだろうと思います。

何でも古手の人の許可がないと仕事できないのかなと。新しくてすぐ辞めた人は自分の考えないのかなってぐらい一から聞いてるから感じました。こちらからの相談は一回は自分の考えを話しくれるわけではなかったです。

今見てこられたのは施設外の職員が少なくなり事業所の職員が来ているという特に異常な状態なんです。事業も縮小して狭いところで働いて。「一般就労より楽だし、何かあれば助けてくれる。支援員いるから」って利用者がいて。

精神崩壊する支援員さんもいれば、新しく施設を立ち上げた人もいるし、違うなと思い全く違う仕事に就いた人もいます。

事業所って一般就労とは違い特殊な場所ですね。数年で次のステップのために利用するのが一番いいかも。それまでやれること増やして精神面でも成長していけたらと。

仕事の能力はお互いやってることが違うとわからないって人がいますね。他は知らないけど、めちゃくちゃ4時間でやることに差があるようには感じます。

能力ある人が実はすごく頑張ってるってことを教えてあげて欲しいなと思います。
返信する
Unknown (ブログ主)
2024-06-22 00:35:19
ありがとうございます。

ほとんど愚痴と言われても仕方ないのですが、
利用者さんの声を聞くと、特定の方を優先し、また自分の気に入った方を優遇しているのは、明らかですね。
それは利用者さんが、よく意識していると思います。

利用者さんの言葉に従って・・・と言われ、たくさんの支援員が潰れて、辞めていったようです。

私が勤務し始める、数年前から何人も・・・。

それは、利用者を守るのも大事なのは確かなんですが、間違っているときは、ちゃんと正しい方向に向かわせること。これが出来ないから、新人さんは、私はどうしたらいいんだろう?と悩み、答えも出してもらえず、精神崩壊・・・。これの連続。

まさか、私がなるとは・・・怖いもんです。
返信する
Unknown (じゅりこ)
2024-06-24 08:01:21
難しい問題ですね。真面目に考え過ぎると潰れますよね。

人と過去を変えることはできないから自分と未来を変えるしかないですよね。

優遇されているというか元々できることが違い過ぎるというか。

みんなが同じ作業していた時代もありましたが。全然単調で生産性のないものでした。

得意なことは違うし、活かして頑張ろうが最初の趣旨だったのですが。障害者は弱い存在だから力を合わせようと。

ですが、最近は取ってくる仕事も微妙なものが増えてきましたね。

例えばネットショップならどうしたら良くなるのかちゃんと利用者も当事者として話す機会を作るのは大事ですね。

業務内容は声をあげなきゃ何にも変わらないのは確かで。やる気を見せなきゃ何にも変わらない。

次どこかでもし働かれるなら支援員と利用者が働きやすい環境をつくってあげてください。
返信する
Unknown (ブログ主)
2024-06-26 04:57:35
残りあと一日です。

今日もモニタリングをしていて、利用者さんに言われた言葉。せっかく相談できる人が出来たのに、何で辞めるんですか?と。
これは非常に嬉しい言葉です。
でも、その続きで、仕方ないですよね。この職場、職員が常に入れ替わり、落ち着かないため、皆不安を感じています。

ただ、当の当事者は何も感じていないし・・・
多分施設長の事かな?と。

利用者さんが、事業所の問題点を一番分かっているのが、逆に辛いですね。
返信する
Unknown (じゅりこ)
2024-06-27 06:08:22
そうですね。職員やめられると不安になります。頼れると思ったらいなくなるからです。利用者は働く場だけでなく、特性により日常も生きづらいからです。

所長は危機感を持ってもらいたいなと思います。

多様性を認めると、障害者を社会に出すために活動しているといろいろな人に会っているようですが。

現場で働く人たちはなかなか大変だということを理解して欲しいですね。

半年間お世話なりました。ありがとうございます。

そして、お疲れ様でした。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事