神奈川県相模原市の知的障害者施設の事件から、昨日でちょうど1年になります。
あれから施設やマスコミ、そして自治体や政府の対応、また世間の考え等、何か変わったところはあるのでしょうか?
事件が起こった後の、数週間は、マスコミも異常な事件だとか、悲惨な事件だ・・・とか煽っていましたが、その後は、特にそれがどういうことなのか?原因は?その対応は・・・等、世間の声は、いつのまにか薄らいできました。
1年が経過したということで、漸くマスコミも少しだけ挙げていましたが、根本は何も変わっていません。
事件を起こした本人については、精神異常だとか、特異な性格だった・・・とか、まるでこういう事件が起きたのが、まれなケースのように言われていますが、はたしてそうでしょうか?
もちろん、あの行動自身は、私も異常を超えて、狂気を感じますが、施設に勤務する職員というのは、ある程度社会福祉系の知識を持っているわけではありません。(採用する側も、そこまでの期待はしていません)
つまり、勤務しだした頃は、知的障害者を観る目が驚くほど変わってきます。
それは良い意味でも悪い意味でも・・・です。
私自身も、同じような状況で初めて接したときは、驚きの連続でした(全く知らなかった、関わりがなかったわけではないですが・・・)。
そこから、様々なことを学んでいきます。
一番に、どういった対応をすればいいのか?という部分からですね。それは施設の先輩職員から指導され、自ら体験し学んでいくことになります。もちろん、一朝一夕で出来るものでは決してありません。長いときは10年かかるときもあります。
しかし、一度でも自分を受け入れてくれたときは、非常に嬉しい気持ちがあります。
彼にはそういう経験がなかったのか、それとも最初から拒否的な態度だったのか?それは分かりませんが、施設に勤務しだしたからには、常に前向きな態度で行動すべきだったはずです。
確かに、(私も経験がありますが)他傷行為のある利用者の方や、コミュニケーションがうまく取れない方は、しばし暴力的な行動に出ることも多いです。(これは、マスコミが報道しない部分ですが・・・) その日の精神状態や体調や、リズムの悪さ、もちろん対応の悪さ、気分やわがまま等、様々な理由で暴力的になる場合も見られます。
それは先輩方が、十分に指導していく部分でもあると思います。
知的障害者施設の裏の部分で、職員がそういった利用者の行動によって、怪我をしたり、持ち物を損傷・破壊されることもあります。補償される場合もあれば、これが施設なんだ・・・みたいなスルーされる場合もあって、施設ごとに職員に対する対応も違うようです。(こういう状況が、日々繰り返されていることも、報道してほしいとも思います。)
その場合、「こんな仕事は、もう嫌だ!」となる職員もある程度いると思います。それは自身が合っていないと感じれば、早めにこの業界から離れたほうがいいかもしれません。しかし、「へー、こんな行動もするんだ」と新たな発見として感じれる職員は、先が有望ですね。
人間、一般社会で暮らしていても、急に大声で叫ぶ人や、人に危害を加える人はいます。よく殺人事件でも、原因は・・・・と言いますが、単純に機嫌が悪かった、ムシャクシャした・・・なんていう人も、最近では誰でもよかった・・・なんて、最悪の場合もあります。
施設では、比較的利用者の方の行動が把握出来ていれば、予測できる場合も多いですね。
また、精神科の担当医や保護者の同意を得ている場合は、(周りの利用者が危険が場合は)一旦違う部屋にて落ち着かせる場合もあります。さらに原因を探り、どうしても避けられない状況が続けば、本人に投薬で落ち着いてもらう場合もあります(時間はかかりますが・・・)。
昨年の事件は、何が彼をそんな行動にかりたてたのか?そこまでしなくてはならない理由は・・・?と考えます。
残念なのは、周りの先輩職員たちは、普段彼に対して、どんな指導をしていたのか?が疑問です。行動や思想的に、ホントに危険な職員ならば、常に監視が必要です。(むしろ、本人や利用者のために退職勧告も考える必要も・・・)
ここまで至る以前に、少しでもそんな兆候が見られていたのでは・・・?と思うのですが。
実際に、いろいろな評論家の意見等出ていますが、これについては、こういった施設での職員経験のある方の意見が知りたいですね。
あれから施設やマスコミ、そして自治体や政府の対応、また世間の考え等、何か変わったところはあるのでしょうか?
事件が起こった後の、数週間は、マスコミも異常な事件だとか、悲惨な事件だ・・・とか煽っていましたが、その後は、特にそれがどういうことなのか?原因は?その対応は・・・等、世間の声は、いつのまにか薄らいできました。
1年が経過したということで、漸くマスコミも少しだけ挙げていましたが、根本は何も変わっていません。
事件を起こした本人については、精神異常だとか、特異な性格だった・・・とか、まるでこういう事件が起きたのが、まれなケースのように言われていますが、はたしてそうでしょうか?
もちろん、あの行動自身は、私も異常を超えて、狂気を感じますが、施設に勤務する職員というのは、ある程度社会福祉系の知識を持っているわけではありません。(採用する側も、そこまでの期待はしていません)
つまり、勤務しだした頃は、知的障害者を観る目が驚くほど変わってきます。
それは良い意味でも悪い意味でも・・・です。
私自身も、同じような状況で初めて接したときは、驚きの連続でした(全く知らなかった、関わりがなかったわけではないですが・・・)。
そこから、様々なことを学んでいきます。
一番に、どういった対応をすればいいのか?という部分からですね。それは施設の先輩職員から指導され、自ら体験し学んでいくことになります。もちろん、一朝一夕で出来るものでは決してありません。長いときは10年かかるときもあります。
しかし、一度でも自分を受け入れてくれたときは、非常に嬉しい気持ちがあります。
彼にはそういう経験がなかったのか、それとも最初から拒否的な態度だったのか?それは分かりませんが、施設に勤務しだしたからには、常に前向きな態度で行動すべきだったはずです。
確かに、(私も経験がありますが)他傷行為のある利用者の方や、コミュニケーションがうまく取れない方は、しばし暴力的な行動に出ることも多いです。(これは、マスコミが報道しない部分ですが・・・) その日の精神状態や体調や、リズムの悪さ、もちろん対応の悪さ、気分やわがまま等、様々な理由で暴力的になる場合も見られます。
それは先輩方が、十分に指導していく部分でもあると思います。
知的障害者施設の裏の部分で、職員がそういった利用者の行動によって、怪我をしたり、持ち物を損傷・破壊されることもあります。補償される場合もあれば、これが施設なんだ・・・みたいなスルーされる場合もあって、施設ごとに職員に対する対応も違うようです。(こういう状況が、日々繰り返されていることも、報道してほしいとも思います。)
その場合、「こんな仕事は、もう嫌だ!」となる職員もある程度いると思います。それは自身が合っていないと感じれば、早めにこの業界から離れたほうがいいかもしれません。しかし、「へー、こんな行動もするんだ」と新たな発見として感じれる職員は、先が有望ですね。
人間、一般社会で暮らしていても、急に大声で叫ぶ人や、人に危害を加える人はいます。よく殺人事件でも、原因は・・・・と言いますが、単純に機嫌が悪かった、ムシャクシャした・・・なんていう人も、最近では誰でもよかった・・・なんて、最悪の場合もあります。
施設では、比較的利用者の方の行動が把握出来ていれば、予測できる場合も多いですね。
また、精神科の担当医や保護者の同意を得ている場合は、(周りの利用者が危険が場合は)一旦違う部屋にて落ち着かせる場合もあります。さらに原因を探り、どうしても避けられない状況が続けば、本人に投薬で落ち着いてもらう場合もあります(時間はかかりますが・・・)。
昨年の事件は、何が彼をそんな行動にかりたてたのか?そこまでしなくてはならない理由は・・・?と考えます。
残念なのは、周りの先輩職員たちは、普段彼に対して、どんな指導をしていたのか?が疑問です。行動や思想的に、ホントに危険な職員ならば、常に監視が必要です。(むしろ、本人や利用者のために退職勧告も考える必要も・・・)
ここまで至る以前に、少しでもそんな兆候が見られていたのでは・・・?と思うのですが。
実際に、いろいろな評論家の意見等出ていますが、これについては、こういった施設での職員経験のある方の意見が知りたいですね。