知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

朝のニュースを見て感じたこと。

2020年05月20日 | Weblog
今朝、ニュース番組を見ていて、関東の障害者施設でクラスターが起こり、その施設の20歳代の女性職員の声を特集していました。


ニュースでは、女性職員が疑問に思った件を挙げていました。


最初に感染した利用者の対応問題、対応する職員の課題、様々な対応機材(マスクや消毒薬も含め)の課題、等々・・・

※ひとつ気になったのは、イメージ画像が、障害者施設と言っているのに、画像はすべて”老人介護施設”的なものばかりですね。
いかに、マスコミがこの業界を知らない・・・ということが分かります。


おそらく、どこの障害者施設も同様の課題をかかえていると思います。


その際の対応として、今の政府や各都道府県の行政側のやり方と同様で、いかに管理職がすばやく、適切な対応が取れるか?が見られることです。

普段から、対応が杜撰(ずさん)な施設では、当然、こういう場合も疑問の対応になりやすく、またしっかりした管理職や看護師がいる施設では、適切な対応が取れていると思います。


前回の投稿でも書きましたが、やはり施設内での感染は非常に怖いです。

それは、絶対的な隔離が出来ないこと、必ず職員が密な対応をしなければならないこと、クラスターの発生を覚悟しなければなりません。

それは、職員自身が感染する可能性も大であること、当然、その家族等も可能性があるということです。


これは、常に他の感染症や、普段からの病気に対する意識の仕方が、しっかりしていれば、それほど大きく問題化しないと思います。


最初の感染者が出た段階で、どういう対応をしていたか?が一番大事で、速攻でPCR検査も行い、その対応するための機材や物品等を確保する、等の早急な対応が必要です。
当然、対応する職員体制も必要ですし、それを管理職がうまく考えられることが必要です。


ある一人のコメンテイターが、「障害者から感染する・・・と思われる方が多いと思いますが、これは逆に出入りしている職員から感染(持ち込む)ことの方が多い」と言っておられたので、ここが大事ですね。



管理職を中心に、職員が高い意識をもって取り組めば、うまくいけば、施設内でおさまる可能性も大きいわけです。(逆にその反対の状況も起きますが)


各障害者施設や通所施設等、様々な課題をもって、取り組まれていると思います。

この事象が、落ち着き、しっかりした感染対策が確立するまでは、頑張っていただきたいと思います。




私も、結局こういう世間の流れで、未だに自宅待機状態が続いています。

これはしかたないなあ・・・と、やや諦めの感覚。


落ち着いて、世間の状況を見ています。


皆さんも十分に気を付けて、暮らして下さい。

コメント
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