知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

保釈中の友人を見舞いました。

2016年02月26日 | Weblog
先週、裁判公判も証人尋問が終わり、被告人である友人も保釈になり、実家に戻っています。


どんな様子か心配になり、実家を訪れました。



一切、旧職場の職員とは交流をしないように・・・とのことで、田舎にある実家へ戻った訳ですが、この場所というのも、確かに相当の田舎でした。

元々が市内で住居を構えているので、実家を訪れたのは初めてです。



今回、私が定期通院で通っている病院(元の職場の関係で郡部のほうにあります)へ行った際に、連絡を取り、実家を訪れることになりました。

その病院からも、まだまだ奥の方まで行かねばならないほど、田舎のほうです。


気温差も大きく、途中で雪も舞ってきました(寒い・・・)。



本人は、元気そうにしていましたが、さすがに保釈時は精神的なものか?少々体調を崩したようです。(吐き気がひどかった・・・と言っていました)

保釈中・・・ということで、常に監視下の元にあるようで、定期的に監視の方が近くまで来られるようです。
(田舎なので、よそ者が車で来ると、目立ちます。)


私が来たことも、おそらく調べられる可能性がある・・・と言っていましたが・・・。(犯罪者扱いの友人も犯罪者扱い??)


そういう状況のため、あまりゆっくりは話は出来ないかも・・・と言っていましたが、結局2時間ばかり話込みました。




事件が起こり、その後の状況もいろいろ変化があり、何も真実が明らかになっていない状況で、検察側が作り上げた都合のいいストーリーを、進めていく・・・という納得できないことが起こっています。

この話を何も知らなくても、先日の公判を傍聴していれば、話がほとんどかみ合っていない・・・辻褄があっていない・・・ことは、素人でも分かります。いかにも、彼を犯罪者に仕立てあげたい・・・誰かがいるようです。



それまで、こちら側の立場で証言している人でも、いつ反対側に移るか分かりません。(そういう力が働いて、いろいろな方法で圧力をかけてくる恐れは、十分に考えられます。世間で仕事をされていれば、よく分かると思います。自分の力が及ばない・・・そんな圧力がありますね。)


今まで、証言が主に重要視されてきましたが、実際は当時の職場の日誌や、その児童のケース記録等を読めば、どういった状況なのか?よく分かるのでは?と言っています。今回、いよいよその証拠品が提示されるかも・・・。
※ただ、この記録は(最近はPCでの記録に移行しています。そのため、もしかすると改ざんされている可能性も・・・)本当のものならば、有利に働くかもしれませんが、はたして・・・・

私は、以前の職場で記録管理や点検もしましたが、やはりPCでの記録ではなく、最後まで自筆の記録にこだわりました。(そう改ざんの可能性は否定できないためです)



友人の実家で2時間ほど話し、帰宅しました。これ以上、時間を経過すると、また監視の方が来るかも・・・とのことです。


今後の動きも気になりますが、弁護士さんも含め、出来る限りのことはやっていきたいと思います。
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保釈になりました。

2016年02月19日 | Weblog
例の友人(被告)の裁判が一通り落ち着いたせいか、今回ようやく保釈になりました。実家の方へ戻ったようです。


元々、逃げ隠れするタイプでもなく、無実を訴えているのですから、この4か月以上の拘留期間は、彼にとっては非常に苦痛だったと思います。
本人も、何度か精神的にくじけそうになった・・・と言っていました。


まあ、今回の保釈の条件は、実家で過ごすこと・・・(まあ、田舎のほうなので、他の方との交流がやりにくいことが前提なんでしょうね。)

結局、弁護士さんも含め、裁判をひっくり返すような活動はするな・・・という感じなんですかね。



何度も言いますが、筋書き通りに進んでいる感じが強いです。


ここまで来て、被害児童の保護者は、この成り行きに満足なんでしょうか?(児童本人は、おそらくそこまで重要な事件だと感じていないと思います。)


保護者が、この後、被告にとって最悪の判決がくだった後、民事裁判に持っていくのでしょうか? 
それは、周りの意見にも影響されると思います。

ここまで来たんだから、お金ももらったら・・・という考えになるかも・・・?(第三者からしたら、内容なんて気にしないですからね)


それも怖いですね。



保釈後、逆に言えば、田舎で(元施設の職員から離れて)過ごす方が精神的にはいいかもしれません。

そこまで、味方になって活動している元職員も、今のところいないようなので・・・
(皆、わが身大事で、上からにらまれないように過ごしているようです。)


前回の証人(元同僚)の話の中に出てきた、「仕返し」もするはずもなく、自分の言ったことに、もっと責任を持って行ってほしいですね。



・・・ということで、また本人と連絡が取れたり、新たな動きがあれば報告したいと思います。






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裁判公判の傍聴に行ってきました。その2

2016年02月16日 | Weblog
昨日、例の友人の裁判の公判4回目があり、前回に続き傍聴に行ってきました。

今回は、証人が2名ということで、1名は事件当時の担当医、もう1人は事件当日に勤務していた同僚の方です。

裁判所も2回目ということで、要領も雰囲気にも慣れ、スムーズに行動できましたが、前回とは違う法廷で、傍聴席が少し少な目の20名程度でしたが、すでにいっぱいになっていました。(結構、法学部関係の学生の見学も多いみたいですね。)

午後1時30分、公判開始です。
最初に、証拠品の提出やら、準備にバタバタとしていて、スムーズに始まりませんでしたが、裁判所というところは、一刻を争う感じの場所ではないようですね。のんびりしたものです。

最初に、1人目の証人、担当医が来られました。
もうすでに16年以上医者をされているようで、まあベテランでもあるのでしょう、ときどき医学用語を混ぜながら尋問に応じていました。(医学用語が出るたびに、裁判官が説明を求めており、最初から分かるように話したら・・・と思いましたが。)

結局、被害児童の傷の件での尋問が多かったですが、問題は今回の事件が「はさみ」で切られた・・・となっていることについて、傷口が鋭利な包丁や刃物、カッター等で切った傷になっていることを言っていました。「はさみ」でも出来ないことはないが、片側の刃を強く押し当ててすれば、出来るかも・・・と、可能性的には低い感じに思いました。
(この段階で、今回の事件がおかしいことになりますが・・・)

次に2人目の証人で、被告人(友人)の同僚で、事件当日に一緒に勤務していた方でした。一番の問題がある方です。
(※証人に上がるのを嫌がり、診断書等を出したりして、拒否もあったようです。)
なぜか?前回も使われた遮蔽版が・・・。

まあ、前回は保護者ということもあり、遮蔽版の使用の理由は明らかなものだったのですが、今回は裁判官も「なぜ?」としつこく説明を求めておられました。(同僚であるため、氏名等はすでに明らかになっており、あらためて顔を隠す必要性は見当たらない・・・)
本人からその説明があり、「被告人と同僚であるため、被告人の顔を見ながらは話しにくい。また、今回の証言で、被告人から後で仕返しされるかもしれない・・・?」とのこと。(このあたりが、おかしな理由であることが明白) 同僚であるため、被告人がどういう性格であることは分かっているはず・・・仕返しをするタイプの人間ではない。また、当初は傍聴席に対しては、遮蔽版の使用はなくてもかまわない・・・と言っていましたが・・・。(後で、やはり多くの方の目があると、ストレスで証言が出来なくなるかも・・・と、最終的に最後まで遮蔽版を使っていました。多くの目と言っても、たかだか20名程度なんですが・・・これには、裁判官も結構怪訝な表情をしていたのが印象的です。)

結局、自分自身の証言が、被告に不利に働くことを分かっているようでした。ただ、証言に入ると、全く事件の現場を見ていないし、逆に被告との関係性が悪いことを、自ら証言していました(先ほどの、”仕返し”という言葉でも分かると思います)。この部分で、証人側の味方であるはずの検察側が、厳しい尋問をしており、だんだんと化けの皮がはがれてきた・・・という感じでした。

勤務時間の動きの不自然さ、その事件当日の状況を、被告人が行った行動しか言わず(それ以外の事象もあったにも関わらず、他のことは覚えていない・・と)、一番の問題は、マスコミにも取り上げられた「ちんちんをはさみで切るぞ」という部分だけを強調しており、これが最終的に独り歩きして、今回の事件の発端になったわけですね。
よく政治家が発言した内容を、マスコミが前後関係なく”その部分”だけを抽出して記事にすると、全然意味が変わってきます。今回もそれに近いものを感じました。

おそらく、今まで事件後に、この証人(同僚)は、何度も検察や関係者等に経過を話し、同じ話を何度もするうちに、自分の言ったことが既成事実化し、自分でもその部分しか覚えていない・・・みたいな感じになったと予想出来ます。

当日、被告人と一緒に勤務していたのは4名(被告含め5名)で、他の職員は、全く違う証言をしているらしいです。つまり、検察やマスコミは、その協調された部分を抜き出して事件化し、既成事実化していった・・・というのが、今回の事件・裁判の筋書きのような気がします。
(先程の医者が、傷について、傷を付いた段階で、痛みは伴うため、出血も多少ある・・・と言っていました。また、この同僚は、部屋から出てきた被害児童は、その際に何も訴えておらず、痛みも見せていなかった・・・と自分で言っています。つまり、事件はこの段階で起きていなかった・・・?? すべてが、つじつまが合わない・・・ことになります。)


今回感じたのは、同僚の方が被告人のことを「よく思っていない」、お互いの支援方針に大きな違いがある・・・部分から、最初(事件当初)からこの同僚の証言が、悪意に満ちたものであることは想像できます。(それが証拠に、もう一人の同僚の証言は、ニュアンスが全然違うものだったようです。)

どれだけ同僚(というより大先輩)の行動・言動を、悪く伝え、これほど大きな事件になり、同僚が裁判にかけられ(すでに拘留されている)、マスコミに取り上げられ・・・という事態を、最初は考えていなかったのでしょうね。
そのため、余計に今回の証人に立つことが、大事になっているという自覚になり、(本人もそれが大きなストレスになり、精神科受診をしていることを言っていましたが)証人に立つことも、拒否していた・・・のでは?と考えます。

普通の職員(嫌いな人でも一応同僚です)なら、そうですよね。


公判後に、今回の弁護士さんと話す機会があり、今後の経過等を聞きました。

やはり、この事件がすでに既成事実化している部分が大きいため、くつがえすのはなかなか難しいみたいです。大きな証拠品や、くつがえすような証言、被害児童本人の虚偽の撤回等がない限り、このまま進んでいく可能性が高いようです。
裁判って(検察も含め)ある程度「筋書き」があり、よほどのことがない限り、淡々とそのまま進むらしいですね。そう思うと、検察側は裁判に勝つ前提で、準備してくるので、相手が検察だと勝つにはよほど強力な武器?が必要なようです。

今回も、このままではおそらく悲しい結果になると思われます。時間は残り少ないようです(おそらく最終的に、4月に被告に最終尋問があり、その後結審の流れみたいです。弁護士さんに「少し先ですね・・・」と言ったら、「違うよ、全然時間がない」と注意されました。この世界では、1年や1か月の経過の仕方が違うみたいです。反省。
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こういう感覚もいい・・・

2016年02月10日 | Weblog
最近、少し重い話が続いたので、少しやわらかい話を・・・


最近は、ネット社会になり、私のようにブログでいろいろな意見や世間の話題を投稿されている方も多いと思います。

以前では考えられなかった、障害児を持つ親(保護者)が自分のこどもについての子育て奮闘記?をブログにあげるようになった、これはいい傾向だと思います。
世間は、ときどき社会で第三者的な目線で、障害者を見ています。「大変だろうね」とか「頑張ってね」なんて言うのも、あくまでも自分の範疇にないからでしょう。

しかし、これまであまり世間に出てこなかった障害児の子育ては、「大変さ」だけではなく、親(保護者・・身内も含め)がどんな関わり方っをして、あまり理解のないこの社会で、どうやって取り組んできたのか?は、知らされなかったわけですね。


最近、この障害児の子育てについて投稿し、多くの方から共感を得ているブログがあります。

「moroの家族と、ハンドメイドと。」というブログです。
http://ameblo.jp/moro-handmade/

すでに私のブログのようなものを見ている方なら、知っておられる方も多いと思います。


実は、私も最近知ったので・・・(遅いなあ・・・)


書店に行くと、結構「育児」コーナーにはたくさんの本が並んでいます。どれも興味をそそるタイトルが多いです。

その中で、目についたのは、このmoroさんのブログを本にしたもの・・・です。

当初は、「生まれたのは自閉症くん。」を購入する予定だったのですが、売り切れで、同じコーナーにあった「ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長期」(主婦と生活者 moro著)を購入しました。
※大きな書店に行くと、子育てコーナーの隣に障害児コーナーもあります。ぜひ見て下さい。




意外に、今までこういう業界で仕事してきて、あまりこういうブログには興味・関心がなかった・・・のですが、実際に本を読んでみて、非常に面白く楽しく、またお母さんの思いや考え、苦労や喜び等が、丁寧に書かれていて、それもイラスト付きなので読みやすい・・・(ここが大事?)、こういうパターンで世間に知られるのはいいことだなあ・・・と思いました。

ぜひ、興味のある方は、見て下さい(本の宣伝ではないですよ。)



確かに、保護者の中には、非常に性格的なものか、あまり障害者(児)の子育てに悲観的ではなく、前向き、いわばポジティブな方がいます。
私の勤務していた施設でもおられました。

その方は、息子さんが重度の知的障害を持っていても、一緒に旅行したり、はては海外旅行や山登り等も取り組んでおられました。週に1度は面会に来たり、帰宅も頻回に・・・(あまり頻回すぎて、他の利用者の方との差がありすぎ、ちょっと控えてもらうときも・・・)


それも、ひとつの子育て、関わり方だと思います。

こういう方法で社会に知ってもらい、徐々に理解もされて(時間はかかりますが)いくことは、わたしたちこの業界にいる人間にとっては、非常にありがたいことですね。


こういう感覚もいいなあ・・・と思いました。


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保護者の方が施設に求めるもの・・・

2016年02月05日 | Weblog
裁判の話が続きました。


今回は、こういった裁判沙汰になった根本的な部分は、どこにあるんだろう・・・ということを考えてみたいと思います。



もちろん、傷害事件は大きな問題なんですが、特に知的障害者施設ならば、重度の方であろうと軽度の方であろうと、傷害事件は起こります。それは、利用者対職員ではなく、いわば利用者対利用者がほとんどです。

重度の方ならば、自分の欲求や興奮、またパニック状態が抑えられずに、他者に向かっていく・・・ことは多いです。自閉症の方の中には、他者がどんな反応を返してくれるか?を期待しながら、攻撃する方もいます。当然、重度さんどうしになると、お互い抑えがきかずに大怪我に至ることもあります。

また、軽度さんでも、自分の言い分が通らず、また意見の食い違い、誤解(バカと言われた、私を嫌っている・・・等)による喧嘩も多く、それが異常に興奮度が高まれば、大きな問題になります。


もちろん、施設職員は黙ってみていることはなく、双方を抑制しますが、結構難しい場面も多いですね。

この「暴れている人・・・利用者を、抑制する・・・こと」が、一部の素人に近い職員からすると、暴力的に抑え込んでいる・・・と見えるみたいですね。
どうすればいいんでしょうか? 殴って抑えているわけではなく、あくまでも落ち着かすように抑制をかける・・・、他人から見れば、何しているのか?と思われるでしょうね。(若い経験の浅い職員は、どうしていいか分からないから、その場を避ける人がいます。)


当然、職員のほうもそれなりに怪我を負います。(当初は擦り傷や噛み傷、あざも頻回にありました。私など、眼鏡を何度も壊されました。)

身体はってますよ・・・施設職員は・・・。



ただ、事件があったときは、必ず(特に怪我を負っているときは)保護者に連絡します。病院等に世話になる場合は、直接来てもらうこともあります。
それ(連絡)が普通なんです。
※中には、どんな事象でも、施設に任せます・・・みたいな保護者もたまに・・・


施設に預かっている限りは、当然責任が伴います。保護者も様々ですが、しっかり説明すれば、ほとんどが納得していただけます。

数年前に記事にしたことがありましたが、普段ほとんど面会にも来ず、それでも何か気に入らないことがあると、文句を言う保護者がいます。逆に、週に1度ほどの面会に来られる(一緒に帰宅もされる)保護者は、「この子は、しょうがないな・・」と理解を示してくれる場合も・・・。

施設に預かってもらってる・・・という感謝をされたり、実は一緒に生活をしたかったけど、無理で・・・と残念がる保護者、職員を全く信用されない方、逆に職員の顔と名前をよく覚えている方、ホントに十人十色で、いろいろです。



保護者の方が、施設に求めるものも、それぞれ事情が違うと、それによって変わってきます。

でも、基本は「わが子」をよく見て、それに合った支援をしてほしい・・・というのが本音ですね。それは、嫌というほど分かります。

どこの施設でも同じだと思いますが、毎年、その利用者の方の目標をしっかり立てて、それに向けた支援を行います。保護者にも説明します。
それを行っていても、向上する人もいれば、反対に悪化する方もいます。そういうときは、支援目標や内容が悪かった・・・と思い、考え直します。

施設職員も、利用者の方がどんどん力がついて、生活能力や対応する力がつけば、非常に嬉しいですし、そのことにより自分たちの負担も軽減していきます。




今回、本当に裁判になるほどの傷害事件になった・・・のか?は、不明ですが、おそらく利用者の方も保護者の方も、入所支援施設が初めての経験で、その対処方法を(施設側も)誤っていたのでは・・・と思います。当事者に対する処罰は、当然、施設側が行いますが、それを事件化して報道して、裁判に持っていくというのは、言い換えれば、今後自分たちが施設に対して、「信用しない」ことであり、こういう業界に対して大きな挑戦をされたことになると思います。


今回の方は、関東圏内での入所をすべて断られ、しかたなく関西圏の施設に来られたようです。しかし、この事件後、すぐに退所され(実質3か月の入所)、現在は一応2泊は宿泊が可能な施設で対応してもらっているようです(関東圏でも受け入れるところがあったのか?)。

このあたりが、事件との関わりで、受け入れの拒否が、なぜあったのか?問題だと考えます。(ようやく受け入れてくれた施設が、事件化され、責任者一同処罰され、名指しされた職員は裁判になり・・・。)

このあたりは、保護者の方は、自分の子供の証言が本当に正しいと思われているのでしょうかね?それでも、ここまで施設や職員を追い詰める気持ちはどこにあるのでしょうか?(今回の事件は、決して生死を分けるような怪我ではありません。)


一人の無実の職員の生活や人生を奪って、またその周りの人たちを巻き添えにして、満足なんでしょうか?



私は、現在は施設職員を退職しましたが、たとえ現職であっても、こういう事件は悲しいですね。誰が得をしたのか?・・・です。



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裁判の公判を傍聴しました。

2016年02月02日 | Weblog
前回投稿した、例の事件の裁判が始まっており、今回で3回目の公判になります。


先週、被告人になっている友人に面会し、また一緒に面会に行った方から現在までの経過を聞きました。今日、その裁判の公判があり、傍聴に行ってきました。


地方裁判所なんですが、裁判所自身初めての経験だったので、友人に対する心配もありつつ、実際の裁判に対する興味もありました。



今日は、証人尋問として被害者に当たっている元利用者の方(児童)の身内の方が来られました。本人の希望もあったのか、顔・姿が見えないように遮蔽版を置いての尋問でした。(声はそのままです)

※後で弁護士の方に聞いたところ、今回の証人は原告側のため、被告人と顔を合わすと、証言が変わるときもある・・・とのことです。そういう意味合いから、遮蔽になったものと思われます。

ただ、(弁護士の方もおっしゃっていましたが)証人の方は非常に落ち着いて答弁をしていた・・・とのこと。少し声が小さくて、ときどき弁護士や裁判官から、「もう少し大きな声で・・」と言われることもありました。たまに聞き取りにくいことも・・・


検察側、弁護側で、それぞれ証人に対する尋問があり、そのあたりは、よくドラマで目にする場面ですが、一応事件の流れを知っているので、この質問は・・・?と気になる部分もあり、それ以上は聞かないのかな?なんてところもありました。

まあ、今回は証人ということでもあり、被告人・原告側と大きな証拠になる証言はあまりなかった・・・と思います。やや食い違う部分も出てきて、原告側が躊躇する場面もありましたが・・・。
今回の証人の証言は、最初から全く変わることはなかった・・・と弁護士の方も言っていました。

原告側の検察が、その自分たちの用意した流れと少し違う部分があったようで、今後に注目ですね。



約2時間弱の証人尋問でしたが、淡々と進んでいきました。傍聴している側も、特に大きな流れの変化もなく、次回に・・・という感じです。



次回は再来週の15日(月)になるそうです。また傍聴に行きたいと思います。




裁判の詳細については、まだ判決も出ていないため、ここで詳しく記述出来ませんが、結局は当事者である・・・今回の被害者になっている元利用者(児童)の言っていることが、どこまで真実なのか?ということになりますね。後は、他の職員の証言になります。(むしろ、その場面に居合わせていたのは、同室者であり、職員は直接見ていない可能性が大きく、その証言の信ぴょう性も?ですね。(逆に言えば、被告人が嫌いならば悪い証言をするだろうし、好意があれば否定するだろうし・・・)

次回の公判では、その被害者である児童のキズを診断した医師(はさみで切ったかもしれない・・・と言われたそうですが)と、同じ職場の職員(当日宿直していた?)が証人尋問に立つようです。
※ただ、この同僚がなかなかの問題で・・・病気の診断書を出して、証人を断っているようなんです。なぜか?? そこは想像して下さい。(私からは、断言出来ないので、そこは想像で・・・)



さて、今回 初めて裁判というものを傍聴しました。

今回は「刑事裁判」で、裁判官が3名(うち2人は非常に若い感じがしました)、検察側が2名(これも非常に若い方だったようです・・・尋問中に、ずっとペンを指でクルクル回していたのが気になりましたが・・・)、弁護士が1名(こちらはベテランの方です)、書記が1名、また両側に3名ずつ見学ぽく(将来の検事か裁判官?)座っている若い方がいました。

傍聴席は、少ないのかな?と思いきや、結構おられて、20名以上の方がいました。(最初に裁判所に来た際に、受付で一緒に対応してもらった学生さん?も聞きにきていたようです。) 


法廷は、最近はこういう雰囲気なのか、すべての机にモニターが置かれており、両側には大きなTVモニターもありました。ただ、書類的にはすべて紙なんですがね・・・


また、全体的に裁判所の雰囲気が上から目線的な感じもありましたが、それは一部の方だけで、ほとんどは丁寧な対応でした。特に受付の方には、非常に丁寧に説明いただき、よく理解できました。裁判所のガイドとナビなんてパンフもあり、丁寧に説明されています。





(不謹慎ですが)面白いな・・・と思ったことは、傍聴席では皆真剣に話を聞いているのかな?と思いきや、途中で居眠りをしている方や、いびきをかいて居眠り・・・信じられない・・・していた人がいたことです。確かに淡々とは進んでいましたが、関係者や身内のかたなら、絶対にそういうことはないだろう・・・と思います。おそらくただの見学者的傍聴者だったのかな・・・と思いました。


また次回の傍聴の様子も報告したいと思います。
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