知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

ボランティアで、地元の中高校生が来てくれました。

2011年10月31日 | Weblog
久しぶりのボランティアの来寮です。


利用者の方が大きな臨時の催し物会場に集まって、外部から来られたボランティアの方の取り組みを見せていただいています。


今回は、地元の中高校生のコーラス(合唱部)が来られて、美しい歌声を聞かせていただきました。



3か月に1度程度で、ボランティアを依頼していますが、地元や隣町のサークル活動をされている方を中心に依頼しているので、どうしてもベテランの方(つまり年齢が高い?)が多くなります。


利用者の方から「もっと若い人は・・?」とか言う声も聞かれ、いろいろ探していましたが、なかなか日にちや時間が合わないことが多く、期待に添えない?ことが多いですね。(地元の大学やサークル活動等も探していますが・・・)


今回、たまたま施設の職員の恩師がクラブにおられたため、依頼が出来ました。



土曜日の午後ということで、うまく時間が合わずに、来ていただいた人数は5名+先生2名でしたが、利用者の方も一緒に歌ったりして、非常に盛り上がりました。


中高校生も、最初は普段あまり接していない知的障害者の方ということで、緊張されていたと思いますが、徐々に一緒に歌ったり踊ったりすることで親近感も覚え、また(意外に)皆さんのノリの良さに感心したのか、後半は一緒に盛り上がり、アンコールに答えながら多くの方と一緒に踊っていました。


約1時間半程度でしたが、非常に楽しい時間が過ごせたと思います。




ボランティアかあ・・・と、あまり参加されない利用者の方もいますが、翌日に(その日に撮ったビデオを観て)「行ったらよかったかな・・?」とちょっと後悔されていた方も・・・



係としては、出来るだけ様々なボランティアの方を探していますが、実際は予定が合わないことがほとんどです。自由に来ていただければ嬉しいのですが、受け入れ側としては、利用者の方の活動の時間とかぶらないようにしているため、限られてきますね。



もっと自由に来寮され、またもっと活発な交流ができれば、確かにいいのですが・・・




今回は、連続して次の土曜日も来ていただける予定です。(次の方は、今年の3月に来ていただいた方が、新たなプログラムを作ったということで、楽しみです。)



また、報告したいと思います。
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今月は実習生さんがいっぱい・・・

2011年10月22日 | Weblog
今月10月は、初めの週から実習生の方が来られて、2週間の宿泊実習をされてます。現在、2組目の実習中で、今月はずっとおられる感覚ですね。


実習生さんは、基本的に福祉系の専門学校や大学の教職免許取得のために来られることが多いですが、今回は前者の福祉系ということで、結構専門的な知識も持たれていたりして、質問や実習記録を見ていると、観察の視点の違いを感じます。


その意味でも、こちら側の支援員も中途半端な支援の場面を見られないよう、気合を入れなおさなければ・・・



もちろん、利用者の方も喜んでおられます。


特に実習生が19、20歳の若い女性であるため、男性の利用者が非常に意識をされ、食事のときなど、自分の横に座るように呼びかけたり、迎えにいったり・・・と、意欲的ですね。


また、女性の利用者の方も、普段の見慣れた職員にはない新鮮な雰囲気を感じられているようです。



一緒にゲームをしたり、一緒に運動をしたり・・・、なかなか普段支援員では時間がなくて出来ない取り組みも、一緒に行っておられて、ある意味助かっています。


たった2週間ですが、その短い期間にいい思い出を作ってもらえれば?と思います(まあ、いい体験が出来れば・・と言い直したほうがいいかな)。



私も、仕事上実習生の実習簿のコメントを書くことが多いのですが、特に今回は熱心さを感じています。



利用者さんの行動や言動をよく観察されていて、細かく記録されています。特に常時メモ帳を携帯されて、特記事項があれば書いたり・・と意欲的ですね。(評価が高いです)



順番に各部屋の朝礼や、作業班に参加され、それぞれで職員の評価があるのですが、今回は総じて評価が高いようです。




とかく、短期間のためにどうしても、会話の出来る利用者さんや、しっかり対応出来る利用者さんに接触する実習生さんが多いのですが(それもしかたないかも)、自分の体験(実習)を中身のあるものにするには、出来るだけ重度の方に接していただきたいと思います。

もちろん、接する方法やその方の特徴等は、職員から聞いた上のことですが、接し方が難しいほど、自分自身にとっては感動もあり、強い印象に残る実習になるのでは・・・と思いますが、どうでしょう。



最近は、実習後のその数年後(卒業後)にうちの施設に就職・・というパターンも少なくなりました。(まあ、新規採用もほとんどありませんが・・) こういった業界?に入ってくるのは、よほどの就職難でない限り少ないと思います。


そう思うと、意欲をもってきていただくことは、うちの施設に限らず、こうした福祉の現場に就職して働きたい・・・という意欲につながり、福祉の業界にも明るい兆しが見えるかも・・・と楽観視しています。



やってみると、結構面白い・・・と言う新人さんも多いです。


期待大ですね。
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一泊旅行に行きました。

2011年10月08日 | Weblog
それぞれの利用者の状況に応じて、旅行グループを4つの班に分けて行っています。今年でもう4年目くらいかな?


まず最初のグループは、比較的元気である程度自分で意識して取り組める方が中心です。



そのため、旅行方面や内容も、遊園地や見学、宿泊地もホテル(旅館のときもあります)等になります。少し(一泊で行ける程度の)遠くへ行きます。


今回は、震災の影響もあり、東側の方面は遠慮し、西に向かいました。新幹線を使って福岡・北九州方面です。


実は、昨年も新幹線で西に向かったのですが、NHK朝ドラの影響で(利用者の方の希望により)広島へ行きました。



そのため、乗り降りや新幹線での過ごし方(2時間以上あります)等、慣れておられたのが、職員にとっては安心でした。


北九州(小倉)では「スペースワールド」へ、そして博多湾をクルージング・・・、翌日は福岡市内へ移動し、福岡タワー等へ行きました。



「スペースワールド」は、遊園地での遊び方に慣れた利用者の方も多かったので、乗り物や様々なアトラクション等、自分たちで選び楽しめました。すでに大阪のUSJに2回、ディズニーワールドに2回行っています。よほど職員より遊び方が分かっているんじゃあ?と思うときもあります。



初日は良い天気でしたが、2日目は雨にたたられ、少し見学するときの移動に困りました。



ひとつハプニングが・・・


博多駅の前のホテルに宿泊したんですが、ほとんどがビジネスホテル形式で、当然銭湯や大浴場はありません。各部屋にはユニットバスがついていますが、使いこなすのは少々困難・・・


実は、今回の旅行社の方が、ホテルに大浴場があるものと勘違いされ、予約してしまったようなんです。


夕食を食べるときに、それが発覚し、さあーー今日のお風呂はどうしよう??ということになりました。



幸い、クルージングを終えたときに、博多湾の乗り場付近に大きなスーパー銭湯がありました。また、今回の旅行に行かれていたメンバーは、前述したように自分で行動できる方が多いので、今日はその「銭湯」で・・・ということになりました。


実際は、いろいろトラブルの処理に時間がかかり、「銭湯」で過ごす時間は短かった(1時間弱)のですが、逆に雰囲気もよく大きな「銭湯」でお風呂に入れたのはよかったかもしれません。(結果オーライ?)




さすがに帰りの新幹線や施設までのバスないでは、みなさん疲れてよく居眠りをされていました。


でも、「楽しかった」という感想を聞かされ、よかったんじゃあ・・・と安心しました。




次は、月末に2つ目の班が旅行に出ます。(次の旅行メンバーは、高齢者中心です)
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