知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

事業所は経営者次第・・・

2021年03月29日 | Weblog
大きな問題が発生しました。

先月まで勤務していた、例の事業所ですが、全く代表者から連絡がないので、私から連絡しました。

※経過としましては、先月初旬、週2,3日程度の勤務(契約上問題なし)をしていましたが、私の勤務上の状況を、代表者が批判し、それに対して、私が文句を言い、話し合いの場を設けることになりました。その段階で代表者は、私にしばらくの休養を指示され、自宅待機状態でした。
しかし、気がつけば、勤務に関係するグループLINEも外され、事業所の状況もつかめず仕舞い。
結局、自宅で悶々と待機することしかできませんでした。

一応、代表とは話し合いをする予定で、連絡待ちをしていましたから、こちらから「まだですか?」と連絡するのは失礼と思い、待機。結局1か月経過しても連絡なし。

グループLINEを外された段階で、解雇状態なのだろうと考え、自身も次の職探しを始めました(そのあたりは、ブログに)。


そして、今日改めて連絡をしたら、いろいろと状況が悪い方向へ・・・


まず、私が勤務日数をこなしていなかったせいで、事業所に減算が出たこと(ただ、すぐには出ないと思うのですが・・・)。
それは重々反省していますが、自宅休養待機を指示したのは、代表者です。また、即日話し合いを、と考えていたのに、対応してくれなかったこともあります。

解雇状態ならば、書類上でなんとでもなると思うので、私の復帰(実質無理)を待たずに、新たな人材を採用すればいいだけのことです。それも行わず、ただ時間だけが経過して、全面的に私の責任にして、給与ももらえず、非常に腹立たしい状況です。



一応、先月も初旬に4日間ほど勤務したので、給与は発生しています。

ただ、代表者の言うには、減算分に給与を当てる(実際には無理なこと)ことで、この件はなしに・・・。つまり解雇にして、給与もなし、縁も切れる・・・と言うこと。

私はいいのですが、(少々の給与は惜しいのは、正直です・・・多分3万程度はあったと思います)役所から、書類上のミス等を指摘され、厳しく注意された・・・とのことですが、立ち上がったばかりの事業所に、そこまで厳しくする役所はありません。それも、その書類等は、作成を指示したのは「私」だと言うではありませんか?

私にサビ管の業務を、手伝えと言い、肝心な部分は全く手出しできなかったのに、指示する状況にもありませんでした。なぜ、私に全面的に責任を押し付けるのでしょうか?


給与を払いたくない・・・と言うのが、代表者の本音?

給与を払ったうえで、私に文句を言うのなら納得できます。減算分も、その段階で対処できるはずです。(おそらく減算は翌月からのはず)


裏に見え隠れしているのは、いわゆるコンサル会社であり、あくまでも経営面での指摘があったのだと思われます。


私が、常に伝えていたことは、役所関係・関連省庁とは良い関係を保つこと、また就労関係の事業所やセンターとは、密に連絡を取ること・・・等です。

しかし、センターへの挨拶もせずに、結局ビラ配りだけで、利用者を集めようとする手法は、間違っていると思います。はやり正規ルートを確保して(センター等からの紹介)、運営していくのが本当の事業所の方向性です。

コンサル会社も、どういった手法を指示しているのか分かりませんが、地元のサビ管やこの業界を長く経験してきた人間の助言を無視して、最後はパート職員に責任を負わすような経営者(代表者)なんて、今後利用者にも、あまり適切な対応がなされるとは思いません。どこかで破綻するはずです。


その点が一番心配な部分です。

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福祉現場は、「やりがい」だけでは飯が食えない。

2021年03月08日 | Weblog
こんな記事が目に入りました。

「仕事辞めたいが、過去最多」
https://news.goo.ne.jp/article/bengoshi/life/bengoshi-topics-12607.html


福祉施設職員や保育士らが加入する「全国福祉保育労働組合」が定期的にアンケートを取っているのですが、最近のその結果が、やりがいあれど「疲れている」職員が、96.4%もいるそうです。

あくまでもアンケート調査なので、実質はもっと多いと思われます。



特に、この1年は、各福祉施設等でも、コロナ禍の問題で、様々な課題が出てきました。

現場の職員は、相当対応に追われ、さらに業務が増え、世間以上のストレスに悩まされているようです。


一番の問題は、よく言われる医療現場の給与が少ない、休暇が少ない等の問題は、マスコミでも取り上げられますが、こういった福祉現場でも同様のことが起こっています。

違いは、忙しさは同じでも、給与が基本的に違うこと・・・それも、2、3万円の問題ではありません。


他業種の平均から、月に9万以上の差があるそうです。(今更ながら驚き)


まあ、長年現場で勤務してきた私などは、友人等に話を聞くと、いちいち驚いて、その話題にならなくなりますが、最低公務員なみの給与にしていただけたら・・・と切に思います。

施設や事業所に寄って、給与が違いますが、確かに事業主の考え方により、大きい差が出ます、


こういった業界内部でも、そんな事情であり、さらに世間との格差は、より大きなものになっています。

マスコミはそういう陰の部分は、一切話題に取り上げません。おそらく世間が興味を示さないためでしょう。


世間の方々も、そんなもんだろう・・・的な感覚なんでしょうか?


まだ、「やりがい」を見つけられて、それなりに仕事の内容が充実していればいいのですが、どうしても家庭を持ったりすると、金銭的な不足は身に染みて感じます。

仕事の辛さでも、3Kやら4Kの世界と言われて、汚い業種、仕事が辛い業種、精神的にも辛く、肉体的にも辛く・・・数え上げるときりがありません。



私は、現在現場からは身を引いた状態ですが、長年勤務してきたことから、現在の現場の職員の辛さはよく分かります。


まだ、仕事があるだけマシ・・・と言われるかもしれません。


飲食業関係に限らず、それに関連する業種や、観光等に係る業種等、世の中は、様々な業種が関連しているため、どこかが停滞すれば、当然それに合わせて、いろいろな業種が影響を受けます。

そういう意味では、まだ業界内でなんとか稼働出来ている福祉業界は、比べれば安心なのかもしれませんが、決して個々の職員の生活環境は楽ではありません。


今回、この記事を見て、改めて現場の緊迫感がひしひしと伝わってきた感じがあります。




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