知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

天気はどうなるのかな?

2011年08月24日 | Weblog
今週の日曜日に夏祭りが予定されています。


例年、地域と共に施設が主導になって取り組んでいるのですが、この時期 必ず天候が不安定になります。


今年も先日頃から、梅雨前線が停滞して、各地で雨天になっています。ところによっては集中豪雨のところもあります。(今、このあたりは、その真っ最中です。すごい雨・・・)



日曜日は、どうなんでしょう・・・? 計画を立てたものの、実際雨になると、全部やり直すことになります(まあ、一応雨天用の計画も裏では作っていますが・・・)。



特に、地域との行事ということで、様々な団体や業者等が協力していただいているため、当日の天候の状況では、中止になったり、縮小したり場所を移動したり・・・と、大幅な計画変更が必要になります。


その判断も、どの段階で行うのか?やはり天気に左右される行事は、難しいと感じます。



外部の団体や地元、業者関係も含め連絡をしなければならないので、早めの判断が必要ですね。



この夏の行事は、利用者の方も非常に楽しみにされており、屋台の店で何を食べようかな?とか、カラオケで歌うのが楽しみだ・・とか、お家の人が来るのが嬉しい・・・なんて、いろいろな声が聞かれます。


この日は、保護者の参加も勧めており、時間は遅いですが(夕方5時半頃から始まります)出来る限り見に来ていただきたい・・と言っています。中には、一緒に浴衣を着たり、そのまま一緒に帰宅される方もいて、楽しい時間にもなっています。



そう思うと、やっぱり心配は天気・・・・



実は、今年の夏祭りのチーフが、稀にみる「雨男」で、今までも多くの行事で雨を降らせてきました(笑)


自分自身もそれを非常に心配しており、今年は本当に大丈夫かな?と変な自信が出ているようです。




すでに多くの準備物が揃い、また外部団体にも依頼しています。なんとか、いい天気であってほしいと願うばかりです。
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帰宅期間中です

2011年08月15日 | Weblog
今月、7日の日曜から明日16日まで、今年の夏季の帰宅期間になっています。


すでに今日は15日・・・ もう明日には皆さん帰寮されてきますが、前回の同様の記事でも書きましたが、利用者の方の保護者もそれぞれが高齢化し、なかなか家のほうも余裕がなく、全期間帰宅される方も随分少なくなったようです。



すでに全利用者の4分の3の方が帰寮されており、あまり帰宅期間中の雰囲気も感じられない状態です。



今後は徐々にこの状況(ほとんど残留される)が見られるようになるとは思います。




さて、帰宅期間も終わりに近づき、残留されている利用者の方も、徐々に退屈しているようです。普段の休日と同様にDVDを観たり、カラオケをしたり・・も出来ますが、連日同様の取り組みも出来ません。(飽きてきますね)


高校野球を観たり、エアコンの効いた居室で居眠りをしたり・・・と、のんびりした生活になります。




夏の期間ということで、入浴も1日おきで取り組んでいます。(職員体制の問題もありますが・・)



特に大きな取り組みも出来ず、ただ長い期間の休み・・・という感じですね。



職員体制が十分に取れた頃は、地元の花火大会を見学したり、夜に花火をしたり、残留されている方だけで外食に行ったり・・・と、取り組みも出来ましたが、帰宅期間も短くなり、職員体制も取れなくなったことで、利用者の方には我慢をしてもらっている状況です。



実際、この期間中、帰宅される方や残留される方それぞれが、どういった気持ちでおられるのかはわかりませんが、ややあきらめの気持ち(希望を言っても、実行するのは困難)もあり、保護者に対して「帰宅したい意志」を示しても、「今回は我慢して・・」と言われあきらめる・・・といったことも多く、わたしたち支援員からすれば、どうすることも出来ません。


せめて、期間中涼しい部屋でのんびりしてもらう程度が、正直 精いっぱい?ですね。




それでも、まだ保護者の方が1泊でも2泊でも家の方で一緒に過ごせる余裕がある家庭に対しては、出来るだけ帰宅可能な期間を最低限設定しておく必要はありますね。(こういった期間設定がなくなると、まったく帰宅出来なくなる・・・保護者の意識がなくなることが考えられます。)



施設によっては、期間中は必ず帰宅させるように・・との半ば半強制的な部分も以前はあったようですが、最近はなかなかそうもいかないようです。



今月の月末には、例年好例の「夏祭り」も開催されます。


利用者の方の興味は、すでにそちらのほうへ移っているようですね。(夏祭りで何食べよう・・・とか、浴衣着よう・・・とか、カラオケで何歌おう・・とか)





職員が十分な取り組みが出来ないことも、まったく情けない話です。安全を取るか、楽しみを取るか・・・難しいですね。




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畳上げ

2011年08月04日 | Weblog
年に一度、施設全体で畳上げを行います。いわゆる畳の日干しですね。


今日は、朝からいい天気・・・ということで行いました。




高齢者向けの棟は、畳も比較的新しいため、軽いものになっていますが、古い棟は昔(設立当初)のままを何度も修復してあるため、重い畳です。つまり、運び出すのに相当な労力が必要になるんです。


広い部屋で15畳、普通のところで6畳から8畳ってとこです。1枚ずつ(元の敷いてある場所をチェックしながら・・・これが大切!)上げていきます。



職員全員マスクや頭に手ぬぐい(タオル)は必需品で、また軍手も使います。


居室や娯楽室の畳がなくなったら、利用者さんはその間どうするのか・・・?と思われますが、そうなんです。以前は職員が全員揃いやすい会議の日を設定していましたが、利用者さんの居場所のことを考えると、出来るだけその場所に居ない方法をとることですね。つまりは作業に出ることです。


各作業班で外に散歩に出たり、フロアの部屋で屋内作業をしたり、いつも通り畑に出たり・・・と様々ですが、とりあえず畳のない場所からは離れられます。(結構、畳を上げた後は、埃も多く、今まで大変だったなあ・・と感じます)



さて、午後からは3時間ほど日干ししてあった畳を元に戻します。



ここからが問題で、いかに元の状態に戻せるか・・・。一応、畳の裏や表側に元の畳の位置を記しておきます。また畳の置き場所を図面に残してある部屋もあります。じゃあ、簡単なんでは・・・と思いますが、意外に確認してあるはずのところに置くと、うまく入らなかったり、すきまが出来たり・・・。


毎年、どこかの部屋でうまく入らずに悩むところが出てきます。本当不思議ですね。



畳を元に戻した後は、大掃除です。ここからは、各居室のことなので、自分で行動出来る方は掃除機できれいにしたり、雑巾で畳を拭いたりもします。すっきりした部屋で、また生活が始まります。




最近は、居室も畳部屋ではなく、フロアの部屋も多くなってきました。その良し悪しはともかく、畳部屋がある限り、この行事?は続きますね。



また、利用者の方それぞれで、畳の上に布団を敷くほうがよい方もいれば、足が悪くてベッドの方が使いやすい方もいます。ただ、居室を分ける際に、必ず畳部屋、フロア部屋・・・と上手く出来るとも限りません(いろいろな要素が加わるからです)。


中には、畳の上にベッドを置いて使っている場合もあります。逆にフロアにわざわざ畳を敷いて使っている場合も・・・


畳上げだけを考えると、居室にあまり物を置かないことがいいのですが、そういうわけにもいきません。まあ、年に一度ですからそこは要領よく出来ればいいかな・・・と。
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