知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

コンサル開催の研修会

2020年12月16日 | Weblog
今日、来月から新規事業所の立ち上げに協力するので、そのコンサルタント会社が開催した研修会に参加しました。


京都・大阪主体だったため、大阪の梅田の研修センターで行われました。

家から1時間ちょっとの距離・・・、10時開催だったので、それに合わせて出ましたが、阪神高速は相変わらず混んでいます。(コロナ関係ありません)
それでも、9時過ぎには到着。


研修内容は、今回の立ち上げに関係した「就労継続支援B型」を中心にした基本的な内容。おそらく、今回来年初頭から立ち上げされるオーナーさん向けの講義。だから、非常に基本的な部分が多かったですね。
例えば、就労移行と就労継続支援A型・B型の違い・・・、様々な政府の法制関係、現在の状況等々・・・。

すでに2年前にも研修を受け、実際にそれぞれの業務を行っている身としては、聞いていても繰り返しだけ・・・。
うちのオーナーも、(私に)最初は研修は必要ないんでは?と言っていただいたのですが、一応コンサルの考え方が分かるように参加・・・。しかし、目新しい情報もなく、午前中だけ参加して早退しました。
※すでに、今回2日間(16日17日)で行う内容の資料が配られており、それを見ても特に何もなかったので・・・



ただ、経験から言えることは、この業務・業界は、自治体によって様々な考え方があること、それぞれに書式も違えば、重要視する項目も違う・・・ということで、今回のコンサル会社が名古屋(愛知県)主体であるため、少し違うなあ・・・という感覚がありました。

特に話の最初頃に出てきた「直B」問題。

これは、今様々なところで議論になっていますが、例えば支援学校の卒業生等がいきなり、A型やB型に行けるわけではない・・・というもの。一旦、アセスメント目的・・・ここが重要・・・で、就労移行事業所の利用が必要(一旦利用するという形だけ?)ということで、実際に卒業された利用者の方や、現場の方々には、納得出来ない部分だと思います(だから議論が起きるんですが・・・)。
これについては、詳しく書いている方がおられたので、一応あげておきます。参考にして下さい。
「就労継続B型利用に係る、就労移行支援事業所での就労アセスメント(いわゆる直B問題)について」
https://www.kaien-lab.com/staffblog/%E5%B0%B1%E5%8A%B4%E7%B6%99%E7%B6%9Ab%E5%9E%8B%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E3%80%81%E5%B0%B1%E5%8A%B4%E7%A7%BB%E8%A1%8C%E6%94%AF%E6%8F%B4%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%89%80%E3%81%A7/

勝手に載せて・・・とおしかりを受けた場合は、ごめんなさい・・・と謝ります。



私らのように、実際に現場で業務を行ってきた人間なら、ある程度、この言葉の意味は分かるんですが、今回は起業家ということで、全くに素人に近い方々に言ってもいい話かな?と思いました。
その辺を含めて、自分たちのやってきた事業所の成功例(利用者が一気に増えた、就職者が多い・・・等)の自慢話が多く、少し気になる部分でした。


確かに起業家にとっては、今回事業所を立ち上げるのに、お金にかかわることは重要ですが、ただ就労移行やA型に比べて、B型を立ち上げる方々は、それなりに理由があること。
その部分を、もっと深く話してほしいなあ・・・と思いました。

名古屋とこの大阪・京都とは、土地的な考え方や受け取り方、利用者の傾向等、様々な部分で違いもあると思います。


以前のコンサル会社は、その部分はあまり押し付けはなく、あくまでも各自治体と相談して・・・と言われてました。余計にちょっと心配に・・・。


来月から実際に稼働しますが、まずは職員の基礎的な部分の研修(B型の見学等)が大事かな?と考えます。


コンサル会社も様々ですね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする