知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

障害者施設への偏見?

2017年10月26日 | Weblog
現在、私の勤務する共同作業所では、毎日 一般企業や各工場等、様々な取引先から品物を請け負い、基本的な作業をしています。


私は、その搬入及び納品の係を行っているので、朝から公用車で、その関連会社を回っています(一緒にメンバーの方も行ってくれます)。


当然、相手先の方とのコミュニケーションも大事にしており、現在のところ、よい関係性を保っていると思っています。うちの作業所の、担当者の方が、うまく事前に電話連絡を取ってくれたりもしています。名前も憶えてもらえているので、ありがたいですね(当然、顔は覚えてもらえてますので、気楽に接しています)。




今のところ、6,7か所の関連会社を回っています。




ところが、最近(ここ半月前ほどから)関係をもった会社ですが、最初の納品・受け取りの際の担当者の方が、非常に愛想が悪く、特に表情を全く変えずに対応されます。

まあ、仕事関係なので、別に愛想を振りまく必要もないわけですが、一応挨拶や会話での反応は大事にしている”私”としては、何か気持ち悪い部分を感じるのです。相手に必要以上の反応を求めているのでは・・・?と言われるかもしれませんが、それはありません。

相手が何も反応しない方なら、こちらもそれなりに仕事の話以外はしません。



ところが、前回の納品の際は、少し福祉施設ということもあるのか?何か邪険な対応を感じました。
・・・というのも、同時に来られていた宅急便会社の方には、いつもと全く違う表情を見せて、笑顔で対応されており、そばで大人しく黙って待っていた私に向かい、「今、一人で忙しいから・・・」という意味合いのことを、厳しく言われました。

こんなにも対応が違うのか!と、少し驚きました。



私も、この作業所での納品関係での、各会社の対応も、もうすぐ1年・・・。各会社の方とも、うまく話せるようになりました。(元々、ある程度のコミュニケーションは出来ます)

また、以前の入所支援施設でも関係関連の様々な方との交流や交渉もあります(28年以上勤務していたので・・・)。それ以前でも、小学校講師として、4年近く勤務して、関連施設や保護者との対応もこなしてきました(大きな問題は起こしていません)。



そういう私が、初めて感じた、この”異様な”感覚・・・。


実は、同じ関係の作業所も、この”会社”と同じように請負作業をしているそうですが、その担当職員からの話では、やはり?同じように愛想の無い対応をされた・・・とのこと。


つまり、こういった福祉施設への対応がそっけない・・・ということになります。



思うに、その会社(工場)の担当者は、自身はこういった福祉施設との対応・作業請負は嫌なのかも・・・(社長や工場長が勝手に行っているだけ)・・・で、嫌々 対応している・・・そんな感じに思ってしまいます。

まあ、それも私自身の偏見なのかもしれませんが・・・

※長年、この業界で仕事をしてきて、世間の方の見方の違いを、直に感じるようになっています。特に好意的か、そうでないかの感覚は、敏感になりました。



明らかに”否”好意的ですね。



この間も、その日の納入を行い、また持ち帰る品(請負品)を尋ねたところ、いろいろ言われても覚えられないから、書いてもらったほうがいい・・・と言われました。(最初から言えよ!)
そこで、私がその日の自身の仕事内容を(殴り書きしていた)紙を渡してほしいと言われ、渡しました。(他の業者関係のことも書いてあります)


次回から、こういう請負品については、書いてもらうほうがいい・・・とのことで、準備の予定です。




個人的には、こういう感覚で仕事をするのは、実際、福祉施設に対する気持ちが拒否的な担当者・・・というイメージがあり、辞めていきたいと思いますが、せっかく取引が出来た会社なので・・・しばらくは様子見・・・となりそうです。





作業所の仕事は、それぞれ各関連会社の方から、口コミ等で新たに広がったり、施設長の関係等から紹介してもらったり・・・様々なところから入ってきます。非常にありがたいことですが、(作業所でのメンバーの仕事内容を評価してもらえていることが嬉しいですね)今回のような、こういった場合も、少なからずあるということですね。


継続するかどうかは、今後の仕事内容の充実や、工賃の部分、各メンバーの方に適した仕事かどうか・・・等の判断になりますね。


まあ、私の好き嫌いは、ちょっと置いておく感じで、少し我慢状態になります。んんん・・・






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友人の裁判、いよいよ結審。

2017年10月22日 | Weblog
友人の裁判、いわゆる施設での「強迫、及び暴力行為」に対する間違った裁判、その経過を順次、投稿させていただきましたが、いよいよ先週にその判決が下されました。



結審でもあり、仕事を休ませてもらい、地裁へ向かいました。





結果は、1年6か月の有罪判決。初犯ということで、3年の執行猶予が付きましたが、予想以上の厳しい判決でした。


ただ、その後に、裁判長から判決理由の説明がありましたが、今までの公判を聞いている人からすれば、訳が分からない理由がつらなっていました。ホントに審議したのか?という感じです。


もちろん、今年に入って、裁判官が全員交代になったことも、大きく影響していると思います。心証部分や経過等を考えると、その部分も大きいでしょうね。




まだ、現在 控訴等の話し合いも行われている段階のため、詳しい状況は書けませんが、この日は、空しさと悲しさと、それに伴う脱力感があり、夜も寝られませんでした。

こうやって、世間でも「嘘」がまかり通り、それが真実に切り替えられ、間違ったストーリーが出来上がるんだなあ・・・と。

いわゆる「冤罪」がなくならないのも、こういうところから来ているんでしょう。



明らかな犯罪や、被告本人が罪を認めている事件なら、しかたないですが、こういう事件はマスコミも含め、事件化され、嘘が事実になり、何もしていない人間が罰を受ける・・・そんな世の中って、非常に情けないなあ・・・と感じます。





元同僚の方や、被告の友人にお世話になった保護者の方等、たくさん応援にきていただきました。皆、同じ気持ちです。



被告である友人は、非常に子供(利用者)思いで、常に将来を考え、接してきました。保護者の方が、それを一番分かっておられると思います。

今回の事件(となった事象)も、その一部でしょう。



友人は言っていましたが、「一番心配なのは、この当事者の子供が、今後どういった人生を送るのか?」ということだ・・・と。自分の「嘘」が、多くの人を傷つけ、人生を怖し、周りを書き込んで大事件になりました。反省もなく、こういって生きていけばいいのか・・・と考えてしまうことが、一番の心配事だと・・・。

おそらく、原告になった保護者が、今後一番、この子供に苦しめられるのでは・・・と考えてしまいます。



まあ、それも自業自得なんでしょうが・・・。



また、時間が経てば、詳しいことを書けるとは思います。




ただただ、情けない結果になりました。


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地元の「市民福祉のつどい」に参加しました。

2017年10月15日 | Weblog
今日は生憎と、雨・・・。


地元の”総合施設” 兼 ”道の駅”にて、「市民福祉のつどい」が催され、うちの共同作業所も参加しました。


いわゆる福祉関係の年間の集まり的な催しで、地元の社会福祉協議会がメインとなって、市内の施設や作業所、また様々な団体が参加しています。福祉的な催しでは、先月に催されたフェスタに比べれば、規模が違いますね。




また、地元の総合施設を利用するため、天候に左右されないことや、設備面等での準備・片づけが(全面向こう持ちなので)、あくまでも物産展等への参加に主体をおけるところが、いい意味で集中出来ますね。



作業所のメンバーの方々も、日曜日に関わらず大勢が参加してくれました。(写真にはあまり写っていませんが・・・笑)





ただ、残念なのは、物産展にもかかわらず、うちの作業所で販売出来るものと言えば、前回のフェスタでも販売した「安納いも」だけです。(今回は、おまけに一緒に栽培していた似た種類の「紅はるか」という芋も販売しました。)


この時季、「安納いも」は、各スーパー等でも販売されています。


しかし、少しでも多く持ち帰ってもらおうと、やや安い価格で販売をしています(あまり儲けは考えていません)。



雨天にも関わらず、結構の方の来客があり、朝10時頃から始めた販売も、昼の1時には完売しました。ありがとうございます。




この「市民福祉のつどい」の開催意義は、市民の「助け合い」「支えあい」「つながりあい」「地域の輪」等あるようですが、あえて、各作業所や施設を前面に出すわけではないので、あくまでも参加・・・という体制ですが、様々な市民の方が興味を持って来客されるので、全くこういう業界を知らない方も、触れることが出来、また存在を知ることが出来るので、気楽に参加できる部分では、意味があると思います(先月のフェスタ等は、敷居が高く感じるので、一般の方は参加しにくいですね)。


それでも、やはり来られる方は、安い野菜や物品等を目当てにされている方が多いですね。


また社会福祉系の業界の方が多いので、知り合いにもたくさん出会いました。(あまり出会いたくはないのですが・・・)




入所支援施設に比べて、共同作業所系列は、外との繋がりも多いため、こういう機会が非常に大事ですね。(入所支援施設は、施設内での完結型になりやすいので、外とのつながりは薄いですね。特に施設長以下の管理職の意識が薄いと、特にその傾向が強いです。)




あくまでも「参加」という形だったためか、メンバーの方もただ”雰囲気を楽しんだ”感じがありました。(メンバーの中には、開催内容の中の「バザー」でたくさんの買い物をしている人がいました・・・毎年、楽しみなんだそうです。)

それも一つの参加体制なんでしょう。




今週は、この日の代休もないため、職員にとっては、厳しい1週間ですが、この時期は請負の仕事も多いため、また明日から張り切って取り組みたいと思います。
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