知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

また失職しました。

2018年09月28日 | Weblog
昨日のような投稿を繰り返していると、施設長や理事会ににらまれるのか?(この投稿の存在は知らないとは思います) 昨日、施設長から呼び出され、今回の契約を継続出来ない旨を伝えられました。


こういう事象が、これで4件目ですね・・・


よほど、経営者にとって、扱いにくい職員なのか?年齢的にも限界なのか?下手に、他の施設経験があると、ウザがられるのか?理由は分かりません。(決して、上司や管理職に反抗的な態度はありません。また利用者からの苦情もありません)




ただ、今回の契約延長が出来なかったのは、先日の理事会で本施設(作業所)の経営難が直接原因だそうです。(まあ、パート職員が一番首を切りやすいのは、世間はどこも一緒)


施設長は、せめて本人(私)の年金が最低下りる、来年初めまでは(予定では2月から4月)契約継続を・・・と頼んでいただいたらしいですが、理事会が首を縦に振らなかったようです。




昨晩は、投稿を書きながらも、なんかモヤモヤしたものが残り、詳しい事情やいきさつが聞きたいと考え、本日直接施設長に尋ねました。




同時にパートを始めた女性(30歳代前半)がおり、まずそのどちらが優先順位なのか?を聞くと、能力的な部分以上に年齢や現在の生活状況が加味されたようです。

通所施設にも関わらず、彼女は運転免許を持っていません。本人に取ろうとする意識も見られません。



彼女が、今回(私ではなく)契約継続に至ったわけは、運転免許取得が条件に入っているらしいです(つまり、来年度中に取得できないと契約延長はない・・・ということ?)。




通所施設で運転免許のない、また社会経験の乏しい女性と、施設経験が長い(入所・通所共あります)私のような年齢の高い男子と・・・経営者にとって、どちらが選択肢に入るのでしょうね。

まあ、後は本人周辺のプライベートな事情もあるんですが・・・。






ただ、彼女には全く恨みも妬みもありません。一応同期なんで・・・。


それ以上に、たかだか月の給与が10万円足らずのパートを、一人切ったところで、どれだけの経営改善が出来るのか?そこが一番の疑問です。

(経営難なのは、昨年から言われており、そこを経営努力していなかった施設長や理事等が、問題です。今年になり、どんどん様々な理由で利用者・・・メンバーが減っていきました。毎日20名を超えていた通所者が、最近では15名前後・・・ひどいときは12,3名のときもあります。B型では、常時20名が最低限度ですね。)



結局、こういう状況で、最初に首を切られるのは、私のように中途半端な経験年数や年齢、中途半端な資格の職員なんですね。



とりあえず、後1か月(元々10月いっぱいまでの契約です)仕事を頑張ってするのか?適当にやるのか?  それ以上に年金が最低でも満額もらえる65歳までは、後3年働く必要があります。


またまた職探しの日がやってきました。悲しい・・・






人生、いろいろと言っても、いろいろ面倒な事象に出会いすぎです。

自分的には、特にある程度やりたいことはしてきたので、多少の悔い(最初の施設を首にした主犯が憎い)は残りますが、人生シャットダウンもいいかな・・・なんて考えていました。LINEで元嫁にそんなことを書いていたら、微妙に励まされました。



今は、ちょっとショックも大きいので、立ち直りに時間がかかりそうです。
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通所作業所は、利用者を向上させることが出来ない?

2018年09月27日 | Weblog
現在、勤務させていただいている作業所ですが、いろいろ思うところがあります。


以前、入所支援施設にいたせいもあるのか、入所利用者の日常や精神状態等、常に観察し、必要に応じて適切な対応をし、支援し、本当に必要ならば、本人の向上を目的に(精神科医師と十分に相談し、また保護者とも相談し)精神薬を処方することもありました。


もちろん、必ずしも、こちら側が期待するような向上が望めない場合もありました。逆に日常生活が安定し、表情も明るくなってきた方もいます。




現在の作業所では、3障害の方がおり、特に精神障害の方が多いため(知的障害も重複している方も)、そういうメンバーの方は、各自で精神科等に通院し、薬を処方してもらっているようです。

ところが、精神障害だけの場合は、知的レベルも高いため、自身の状況や様子、現時点での精神状態等が担当医に訴えられます。


しかし、知的障害を伴っている方は、そういうことが十分ではないわけです。


担当医が「調子はどう?」と尋ねても、いくら状況が悪くても「はい、大丈夫です」と答えることがあります。

担当医が、そこまで深く一見しただけで、状態の良し悪しを判断出来るはずはなく、そのまま状況変わらず・・・との見解で、処方薬もそのまま・・・となる可能性も高いです。



私が、普段一緒に作業工程を行っている方も、そういうパターンの方で、決して自身の行動を自分の言葉で説明出来ません。また自身の状況(不安定)を把握できていません。


ところが、本人に通院の様子を尋ねると、保護者と一緒に通院しているわけではなく、一人で通院しているようです。


今回、作業に大きな影響が出るほどではなかったのですが、約1年半ほど一緒にやってきたので、「ああ、今日は調子が悪いなあ・・・」というのが分かります。本人は、そうは思っていないようですが・・・

そういう状況が、2週間ほど続いたので、少し気になり、担当医に一応報告は?と施設(作業所)管理職に尋ねると、「それは必要ない」と言われました。
それは基本、保護者の責務であり、その部分まで施設が入る事はできない・・・という理由でした。

その理由は、納得出来ますが、おそらくその障害を持った彼は、全く変わらない状態で、今後も生きていくことになります。


そこまで、立ち入ることはない・・・と言われれば、それまでですが、一応障害者施設として設立されているならば、利用者を向上させていくことは、最低限必要なことではないのかな?と個人的に感じました。



特に、今回の利用者の方の担当医は、最近少し評判が悪いうわさも聞いていたので、より改善を求める必要も・・・と思いました。
(悪いうわさというのは、この担当医に通院している精神疾患の方が、軽く暴れた・・・実際は道具で威嚇しただけ・・・と、警察を呼んだとのこと。精神科でよほどのことがない限り、直接警察沙汰になることは少ないです。)



自分が、入所支援施設で状況報告で、担当医とも十分に状況を確認し、その方をどうしていきたいか?も考え、精神薬を処方してもらっていた経験からすると、今回の件は、残念な部分でもあり、それが施設がそれ以上立ち入れない壁のような気がしました。

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障害者向けの安定した職場として・・・

2018年09月09日 | Weblog
ここ数年前から、A型作業所が立ち上がり、能力はあっても、B型作業所で甘んじていた方々にとっては、朗報であり、移行された方も多かったようです。


しかし、時代の流れなのか?世間が、どんどん不況状態にあり、一時期上向きな政府が前向きな発表をしていましたが、実際は全くといっていいほど、特に中小企業にとっては、厳しい時代を迎えています。

作業所等は、こうした中小企業や工場等から仕事を委託されているため、実際に納品に行くと、その景気の状況がよく分かります。



A型作業所も、行政側が非常に「前向きな言葉」で押し勧めましたが、実際のところは・・・



確かに仕事をされる方にとっては、最低賃金がもらえる・・・というのは、すごい惹かれる言葉ですね。B型作業所では、いくら頑張っても2万から3万(仕事内容によっては、5,6万にもなりますが)がいいところです。

障害者年金がもらえるといっても、世間で生きていくためには、生活はなかなか困難です。



最近の傾向として、A型作業所は厳しい現状を迎えています。作業時間を減らしたり、作業日を少なくしたり、また実際には閉鎖に追い込まれているところもあります。(ギリギリ頑張っておられるところは、結局立ち上げた施設長さん等が、ほとんど自腹を切って、かろうじて継続されているところも・・・。)


私のところの作業所でも、半年前にA型に移行した方が、結局閉鎖になったために、またB型に戻ってこられました。


厳しい状況は、実際に経験されているので、その雰囲気で分かるようです。





能力があり、十分高度な仕事をこなせる方が、B型で中途半端に人生を終えるのは、これでいいのかな?と非常に疑問があります。

実力やそのときの運(企業側の採用時期)や、スムーズに移行できる方は、この先余程自分自身が、(採用側の)期待を裏切らない限り、継続出来ると思います。



うちの作業所のように、3障害の方が来られているので、それぞれの向かう先がどこになるのか?ここで終わるのか?この先も期待が持てるのか?等、見据えていく必要があります。




最近、こうした状況を自身のブログ等で語られているサイトを見つけました。

一応、ご本人の許可は得ていますので、参考に見ていただけると嬉しいですね。


「うしらく」

https://ushiraku.com/

LINEでも、「うしらく@双極性ブロガー」という名前で、投稿されています。




私のように、一職員的な見方ではなく、様々な方向からの視点で語られているので、現状がよく分かると思います。


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