知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

今日は夜勤・・・

2012年07月14日 | Weblog
こんばんは・・・


今日は私自身が夜勤中です。今、全館見回りが終わりました。今日は、蒸し暑い中ですが、皆さん静かに寝ておられます。


ほんとに蒸し暑いですね・・・、エアコンが必要です。全く「節電」なんか言ってられない・・・。身体がまいってしまいます。



なんか、バタバタとした年度初めでした。


施設改修工事で最後の大詰めの浴室工事があり、各居室の工事や廊下の床・天井のクロス張替等・・・、済んでしまうとウソのような・・・・


この暑い夏も快適に乗り切れそうな感じがします。



さて、落ち着いたところで、やはり職員不足は補充で・・・ということで先日から何度か新規職員(嘱託・パート)の面接を行っています。


年齢もさまざま・・・、元の職業もさまざま・・・、もちろん人もさまざま・・・。



一応、新聞広告(チラシ的な感じではさんでいるもの)、職安等に採用依頼は出しています。それを見て来られる訳ですが、実際、知的障害者施設を熟知して来られる方はほとんどありません。どちらかというと、初めてです・・・とか、知り合いにそういった施設で働いている人がいて・・(たぶん、老人介護施設が多いですが)とか、軽い気持ちで来られる方が多いですね。

例えば、元教師の方(つまりは定年後の仕事として)やリストラに合われた(年齢の高い)方・・・等、


ひどい人になると、どこも働くところがなくて、「こんな仕事しか・・・」なんて言った人もいました。



こういった福祉の業界は、世間ではどう思われているんでしょうね。


老人介護になると、身近に(近親者や親戚等)そろそろ必要な方もおられるかもしれません。まだ、仕事に対する想像がつくかもしれません。


しかし、知的障害者となると、あまり身近で接することもなく、「見たことはある」とか言われる方はいます。


そういった方に、どういう支援をするのか?なんて、想像もつかないのではないでしょうか。


私たちは、面接のときに必ず、「お風呂の介助・援助を裸でできますか?(まあ、必ず裸にならなくてもいいですが)」とか「排泄の介助は大丈夫ですか」とか尋ねます。


また、同時に「(利用者の方は)すぐに行動ができずに待つ場面も多いです」とか「言葉の理解ができないことも」とか「突発性に暴力的になったり、急に走り出したり・・・驚くことも多いですが・・・」とか、実際の場面を想像してもらうために、そういったことに出会いますと説明します。



まあ、この時点で「ちょっと・・」と言われる方は、まずこの職場では無理ですね。3人に2人は、「大丈夫だと思います」と言われます。



人を選ぶということは、非常に難しい判断ですね。


せっかく雇ったのに、残念ながら・・・なんていうのも、嫌ですよね。期待外れ・・・なんて言われるのも嫌ですよね。


いい人雇って正解だった・・・とか、よかったこの人で・・・なんて言われたいですね。



ほんと、いい人材を探すのは難しいことです。(最近、つくづく思います)
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毎日入浴の始まりです。

2012年07月05日 | Weblog
今年は極端な雨の日や、中途半端な梅雨の合間の中休み・・・。暑い日があったと思えば、涼しい日もあり・・・と、体調には悪い影響しか出ないような毎日が続いています。


それでも、蒸し暑さは変わらないので、例年通り7月から「毎日入浴」が始まりました。


月曜日から金曜日まで(土曜日も休日体制でなかったらあります)「毎日入浴」します。基本的に休日はありません。



今年は男女共、浴室が改修され大幅に広くなったので、利用者の皆さんも使いやすくなったようです。もちろん、援助する職員側も援助しやすくなりました。そのため、(まいにち入浴は全員入るので、時間がかかるのですが)結構時間短縮も出来、良いことずくめの感もありますが、逆に以前から使っている「高齢者用の浴室」は(比べてしまうためか)狭く感じますね。


そこで、改修され使いやすくなった部分、例えば(全体の広さは変えられないけれど)脱衣場の使い勝手をよくするには・・・?とか、利用者の方の動き方をスムーズにできるようには・・?とか、良い部分での発見を効果的に「高齢者用浴室」に取り入れることにしました。



まだ経過途中なので、大きな効果などは具体的には見られませんが、今後どんどん良い部分を活かせればいいなあ・・と思います。





さて、原発関連の影響で、今夏の節電について考えなければいけない時期がきました。


もちろん施設も特別扱いはされません。地元と同様に地区指定されて、もしかすると計画停電が行われる可能性もあります。


利用者の方に「節電」を・・と言っても、暑いのに・・・とか、その実践の意味を理解するのに、困難があります。比較的お金がかかる・・・とか説明すると、理解されることが大きいですが、「節電」の理由・・というのは難しいですね。直接的な話で、節電しないと電気が止まってしまう・・・とでも説明しないといけないのかな?(実際はそこまではなくても・・)


また、「計画停電」をされると、その間は何もできないことになります。施設は団体の生活施設です。食事の準備、洗濯、水道、トイレ(水流し)、もちろんそれに伴って入浴やTV観戦等にも影響が出ます。一般家庭以上に影響は大きいですね。(一旦止まると、復旧にも時間がかかります)

現在、その対策について検討しています。(おそらく食事は朝昼晩のどこかに影響がでます。) カップラーメンにするのか?お湯で出来るお粥等にするのか?いろいろ・・・ まあ、ガスは使えるので、いつも料理は食べられませんが、簡単な食事なら可能ですね。



各施設では、どういった対応を取られているのでしょうね。

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