知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

事業所選択の自由を奪うのは・・・?

2019年09月19日 | Weblog
あれだけ、いろいろ文句を言いながら、まだ辞めていないのか?と言われそうな、今の時期・・・


そうですね。やり始めた仕事は、最後まで責任を持つこと・・・ここが大事です。


嫌々ながらも、責任感が勝っている状態でもあります。



当然、続けているのには、いろいろ訳もあります。最初のままの条件や給与では、当然続けていけません。


随分、オーナーとは話をしました。今後のことや、今ある状態のこと、今後継続していくための条件や気持ちの持ちよう等々・・・



そのせいか、条件は随分変わりました。


自分PCから、事業所PCへ・・・ 自分スマホから、事業所スマホへ・・・(それでも、最初の名刺には、自身のスマホNoなので、未だにかかってきますが・・・)

給与の変更・・・  自家用車使用については、まだまだ・・・(これは、事業所自体の問題)



業務内容の確認・・・  サビ管のあり方・・・  等々



開所して、3か月目・・・

利用者も順調に増えてきました。業界では、静かなブームにもなっているそうです。


ただ、そうなってくると、いろいろ問題も出てきました。



見学者は毎週のように来られています。気に入った方は、そのまま実習したり、面接まで行き、そのまま契約される方も・・・


ところが、今回、翌日実習・・・という段になって、急に”中止”の連絡が・・・

一応、支援センターの方が連絡されてきたので、よっぽどの理由かな?と思ったのですが、よくよく聞くと、

今、在籍中の事業所から「待った」がかかったようです。


まあ、この業界には”ありあり”なんですが、暗黙の了解で、基本、利用者の自由意思で、異動したい方は自由なんですが・・・それが・・・


特にA型がらB型へ、とか、逆もありですが、これには、行政側の手続きがあるので、2週間ほどの期間が必要です。(受給者証というものがあります)


ところが、今回はA型からA型へ・・・なので、問題はないのですが、現在の籍を置かれている事業所で、”引き止め”があったようです。


A型事業所といえど、各利用者さんのレベルは様々です。非常に仕事が有能な方もいれば、少し課題が・・・という方も。


当然、事業所側とすれば、有能な方はずっといてほしい訳なんですが・・・。

例えば、自分が意図していない仕事内容ならば、新しい仕事内容をされている事業所があれば、本人の意思で移動は可能な訳です。



その際は、勝手に自分で異動することは出来ません。それなりの手続きが必要です(一応、各事業所・・・特にA型は、企業と同じように、利用者さんと契約を結びます。雇用契約や利用契約等、結構面倒な手続きが必要です。給与を支払う場合も、いろいろ手順が必要です。) そのため、本人が異動したい・・・と思っても、支援センター等が動かないと、出来ません。


ところが、今回は、現在籍を置いている事業所で怪我をされ、その仕事が出来なくなったせいで、異動を検討されたようです。

ちょうど、私の勤務する事業所が、そういう状況でも活動出来るものと知り、見学に来られました。(もちろん、支援センターを通して、家族も一緒に見学に来られました)


そういう状況だと、元の事業所も認めたものと考えますよね。



ところが、明日が実習という場面になって、急に「中止」になりました。そう、元の事業所が「待った」をかけたのです。


話によれば、怪我をされたその方に、「条件の合った仕事を与える」「給与もそれなりに支払う」、今辞められると、人数が減って困る・・・等々のことです。


これは、いわゆる「やってはいけない」ことですね。


新しい事業所が出来ると、確かに現在活動している事業所は、当然もやもやします。やや不安にもなると思います。

しかし、それは自分の事業所に魅力がなくなったのではなく、当然利用者は新しいところに興味を示します。また、自分が今 やっている仕事に疑問がある方は、当然他のところに興味を抱きます。見学されるのは自由ですし、前に記述したとおり、実際に異動するのは、面倒な手続きもあります。

それでも、異動の意思があれば、元の事業所は、素直に認める必要があります。それが利用者の選択自由を認めることです。



今回、こういう事象が起きたのは、いろいろ裏事情もあると思います。


この事業所が、他の場所に比べ、行政とのつながりが大きいことや、少し自分のところが”上”の意識が残っていること等、あくまでも想像の段階と言っておきます。


常識のある事業所は、異動意思は素直に認めて、すぐに手続きをしてくれましたが、今回は全く大人げない対応で、あきれています。


今後、問題になってくることは、明らかですね。


私のところは、特にその事業所と喧嘩するわけではないので、あくまでも利用者の意思を尊重します。


行政が、事業所をバックアップするのは、いいことですが、必要以上に後押しするのは、問題ですね(あくまでも公平に)。






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悪しきA型事業所の実態は・・・

2019年09月07日 | Weblog
先日、現在勤務しているA型事業所が、コンサルタント契約をしている会社から、状況把握と補佐のため、担当者が来られました。


以前から、直接的にいろいろ指導もしてもらっていますが、実際に開所して3か月目・・・ということで、悪い部分(普段、私が投稿している部分)が目立ち、随分指摘を受けました。
もちろん、私の仕事についても、多くのつっこみを入れられ、益々やる気が起きるか・・・と思うことは、全くありません。(むしろ、益々やる気を無くしました)


コンサルタント会社というのは、常にアドバイスに適切に答えてくれるものと思っていましたが、実際は全国的な考え方なのか?各自治体に合わせた方法がなされていないことですね。そこは各自でして下さい状態。

むしろ、直接地元の関係機関に尋ねて、必要な書類提出を聞き、それをメインに準備していましたが、先日コンサルタント会社の担当者が来られた際は、「監査が・・」とか「これは必ず準備しておいて下さい」とか、書式も使いにくいものばかり勧められて、地元の支援センターと同じ書式を使っていても、なんだか・・・。


管理者とサビ管の仕事内容を、しっかり分けてもらわないと、理解出来ない部分が多いですね。


加算請求は、管理者が・・・とか、意味が分からない。




結局、悪しきA型の典型は、最近の業界ではやりの、A型専門のコンサルタント会社ですね。(これ、最初に800万以上もかかるらしいですね。ただ見ていると、それだけの効果があるとは思えないのと、それだけの価値があるのか・・・?ということ。地元の支援機関や関係機関に、直接尋ねて、指導を受けた方が、地元に密着した、分かりやすい事業所が出来ると思います。)

勧められる書類も、結局使いにくいものばかりで、地元の自治体が発行している書類を参考にしています。(それなら、コンサルタント会社なんか、いらない)


事業所に提示が重要な書類も、結局、使い物にならなくて、以前の勤務していた事業所のものを使っています。



多少のサビ管の経験なんて、役に立ちません。開所からの、筋書きや、利用者が来た際に必要な項目等、何も教えてくれません。そのくせ、何も出来ていない、そんななら給料もらえない・・・などと言われ、益々意欲をなくし、何のためのコンサルタント会社か分かりません。


悪しきA型の典型・・・   ※(○)印はうちの事業所にあてはまるもの

平均就労時間が4時間まで・・・(○)
完全週休2日になっていない
事業として、確実に収入を見込めるものがない(○)
事業が赤字(○)
知識も経験も全くない職員が多い(○)
職員の就労時間が、8時間以上・・・(○)
職員の休憩が取れない・・・(○)
職員の給与が非常に低い (○)
仕事内容が、将来的な就労移行につながっていない (○)
就労場所が狭い (○)
口ばかりで、事業の先の見通しがない (○)
利用者へのサポート体制が出来ていない (○)
利用者の記録がなされていない (○)
等々・・・


あげれば、いくらでもありますが・・・。 東京都は昨年度、ほとんどA型を認めなかったようですが、これは全国的に広めてもいいと思います。中途半端な経営者(うちも)が、コンサルタント会社のうまい言葉につられて、A型は始めて、実態にあわて、実情が伴わないことにあせる。そんな状況が全国的に見られますね。


私は、今 サビ管として、A型事業所に勤務はしていますが、実際はそういう状況を見て、早く辞めたい・・・と(常に投稿していますが)。


対象の利用者の方には、もっとA型ではない、様々な支援が出来る方法を模索すべきですね。A型否定派です。


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