先月、6月の半ばに行った、バルセローナ Barcelona の写真です。
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14世紀の大聖堂を中心に、海岸から緩やかに続く坂の地域にびっしりと古い建物が立ち並ぶゴシック・クオーター (gothic Quarter 、英語です。スペイン語で Barri Gòtic)。
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4日間の滞在中、ほとんどゴシック・クオーターの外には出ませんでした。
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せまい通りのそこかしこにあれ、っと思うような立派な教会がドンっと、高い塔もにょきにょきたっていておどらかされます。
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無数の狭い通りが交差しています。
通りそれぞれに個人経営のおしゃれなお店(アクセサリーや革製品、中南米の工芸品の専門店が目につきました)、カフェ、バー、小規模なアートギャラリー、安っぽい観光客向けお土産物屋さんなどがびっしり並ぶにぎやかで観光客に人気のエリア。
上階はフラット(アパート)らしく、庭のない都市の中層フラットの窓辺や狭いバルコニーからは植木の緑が下がり、人の住む気配が楽し気に通りを演出しています。
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マネキンのトルソー(閉店した店から買ったのが実はうちにもあります)、金色にペイントしてあって、おしゃれです。植木といっしょにバルコニーの飾りに使うのはいいアイデアですね。
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そして、ヨーロッパの古い町並みにはなぜかぴったりの!ストリート・アートがここでもとてもたくさん目につきました。
パリでもポルトガルのポルトでも、おなじみマンチェスターや 今や!ストックポートにも!古い町とは切っても切れないストリート・アート!
町が生きている証のストリート・アート!
日本では見かけませんね。
....京都などの古い町並みにはそぐわない気がします。
本当にそぐわないのでしょうか?
住人や当局の抵抗感が強いのだと思うのでしょうが、どうでしょうか。
落書き行為と紙一重...
ヨーロッパでもストリート・アートは(多くは反体制的な)無名のアーティストの発表の場であったり、スローガンや意見を発言する目的だったり...そもそも自主的にゲリラ的に発生した景観破壊行為だったはずなのです。
でも、今では社会でのとらわれ方が完全に変わってきています。
滞在したホテルのすぐ横にローマの要塞跡がありました。
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遺跡に落書き!?☝(うちの夫の肩の高さの低い扉部分だけですが)
いいのか!?
誰も気にしていないようです。
古代ローマ時代の要塞はローマ帝国の崩壊とともに取り壊されたらしいのですが中世から16世紀にかけて建て替えられた要塞が現在もホテルや住宅として使われています。
反対側に、狭い通りに面した入り口があります。
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このお寿司屋さんは、昼なのに閉まっていましたが廃業したのではなさそうです。
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地下鉄の駅に広告が出ていました。繁盛しているようです。
夕方からあくのではないかと思われます。
日中閉まっていることが多いらしい金属のシャッターを、店の業務にふさわしい題材のアートで飾る...そもそものストリート・アートのゲリラ的な発生と全く異なる機能が発生している現代のストリートアート!
制作中のプロのアーティストを見かけました。
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高級店が並ぶ表通り、この店はアート制作のために一日店を閉めたのでしょうか。
なんだか稚拙に見えるタッチと色使いなのですが、女性にウケそうな温かい画調ですね。
やたらに技巧的なSUSHIYAのシャッター絵より、かえって洗練されているのかもしれません。
ゴシック・クォーターの狭苦しい通りを歩いていると突然視界が開けて、建物が取り壊されたあとの空き地のような場所に出ました。
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空き地として確保しておくつもりなのかもしれませんね。
そういえば、木が植えられていますし壊された建物に面していた壁に窓が作られています。
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精度の高いプロのストリート・アート壁画(ミューラル)みたいです。
でもウサギのミューラルの上にはどう見てもシロートが殴り書きしたと思えるタギング(自分の名前やシンボルを書き残す行為)落書きがいっぱい。
「見苦しい!」「ぶち壊しだ!」「ストリート・アートに市民権を与えるとこういうことになる、といういい例だ!」と思う人もいるかもしれません。
私は、ウサギのミューラルといっしょに盛り上げ効果があると思うのですがどうでしょうか。
ウサギのミューラルを描いたアーティストも案外喜んでいるのでは。
耳の上部分がちょっぴり損なわれている...?かもしれませんが、落書きしやすいミューラルの下の部分を塗りつぶしたりすることなく、共存しているタギングです。
ポルトガルのポルトでとてもたくさん見かけた、優雅な女性の手をかたどった真鍮や鉄製のドアノッカ―。
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手が軽く握った鉄の玉や果物を丸くくぼんだ円盤にあてて、コツコツ ノックの音を出す、南欧特有のドアノッカ―、バルセローナでも見かけました。
ポルトから帰国した後、ストックポートの自宅用に買って帰ればよかった、と後悔しました。
バルセローナでも高級金物店(金属の室内装飾用品専門店)で見かけた新品は大きすぎて実用的ではありませんでした。
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ショーウィンドーの装飾オブジェも興味深かったのですが写真に撮ったのは、この、私の好きなロブスターだけ。
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プラスチックのドリンクボトルに本物のロブスターのはさみがくっつけてあり、中に押し込んだフェアリーライト(クリスマスの飾りでおなじみの、電気コードで連ねた小さな白く点滅する豆電球)がちかちか光っていました。
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14世紀の大聖堂を中心に、海岸から緩やかに続く坂の地域にびっしりと古い建物が立ち並ぶゴシック・クオーター (gothic Quarter 、英語です。スペイン語で Barri Gòtic)。
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4日間の滞在中、ほとんどゴシック・クオーターの外には出ませんでした。
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無数の狭い通りが交差しています。
通りそれぞれに個人経営のおしゃれなお店(アクセサリーや革製品、中南米の工芸品の専門店が目につきました)、カフェ、バー、小規模なアートギャラリー、安っぽい観光客向けお土産物屋さんなどがびっしり並ぶにぎやかで観光客に人気のエリア。
上階はフラット(アパート)らしく、庭のない都市の中層フラットの窓辺や狭いバルコニーからは植木の緑が下がり、人の住む気配が楽し気に通りを演出しています。
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マネキンのトルソー(閉店した店から買ったのが実はうちにもあります)、金色にペイントしてあって、おしゃれです。植木といっしょにバルコニーの飾りに使うのはいいアイデアですね。
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そして、ヨーロッパの古い町並みにはなぜかぴったりの!ストリート・アートがここでもとてもたくさん目につきました。
パリでもポルトガルのポルトでも、おなじみマンチェスターや 今や!ストックポートにも!古い町とは切っても切れないストリート・アート!
町が生きている証のストリート・アート!
日本では見かけませんね。
....京都などの古い町並みにはそぐわない気がします。
本当にそぐわないのでしょうか?
住人や当局の抵抗感が強いのだと思うのでしょうが、どうでしょうか。
落書き行為と紙一重...
ヨーロッパでもストリート・アートは(多くは反体制的な)無名のアーティストの発表の場であったり、スローガンや意見を発言する目的だったり...そもそも自主的にゲリラ的に発生した景観破壊行為だったはずなのです。
でも、今では社会でのとらわれ方が完全に変わってきています。
滞在したホテルのすぐ横にローマの要塞跡がありました。
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遺跡に落書き!?☝(うちの夫の肩の高さの低い扉部分だけですが)
いいのか!?
誰も気にしていないようです。
古代ローマ時代の要塞はローマ帝国の崩壊とともに取り壊されたらしいのですが中世から16世紀にかけて建て替えられた要塞が現在もホテルや住宅として使われています。
反対側に、狭い通りに面した入り口があります。
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日中閉まっていることが多いらしい金属のシャッターを、店の業務にふさわしい題材のアートで飾る...そもそものストリート・アートのゲリラ的な発生と全く異なる機能が発生している現代のストリートアート!
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やたらに技巧的なSUSHIYAのシャッター絵より、かえって洗練されているのかもしれません。
ゴシック・クォーターの狭苦しい通りを歩いていると突然視界が開けて、建物が取り壊されたあとの空き地のような場所に出ました。
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でもウサギのミューラルの上にはどう見てもシロートが殴り書きしたと思えるタギング(自分の名前やシンボルを書き残す行為)落書きがいっぱい。
「見苦しい!」「ぶち壊しだ!」「ストリート・アートに市民権を与えるとこういうことになる、といういい例だ!」と思う人もいるかもしれません。
私は、ウサギのミューラルといっしょに盛り上げ効果があると思うのですがどうでしょうか。
ウサギのミューラルを描いたアーティストも案外喜んでいるのでは。
耳の上部分がちょっぴり損なわれている...?かもしれませんが、落書きしやすいミューラルの下の部分を塗りつぶしたりすることなく、共存しているタギングです。
ポルトガルのポルトでとてもたくさん見かけた、優雅な女性の手をかたどった真鍮や鉄製のドアノッカ―。
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手が軽く握った鉄の玉や果物を丸くくぼんだ円盤にあてて、コツコツ ノックの音を出す、南欧特有のドアノッカ―、バルセローナでも見かけました。
ポルトから帰国した後、ストックポートの自宅用に買って帰ればよかった、と後悔しました。
バルセローナでも高級金物店(金属の室内装飾用品専門店)で見かけた新品は大きすぎて実用的ではありませんでした。
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ショーウィンドーの装飾オブジェも興味深かったのですが写真に撮ったのは、この、私の好きなロブスターだけ。
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プラスチックのドリンクボトルに本物のロブスターのはさみがくっつけてあり、中に押し込んだフェアリーライト(クリスマスの飾りでおなじみの、電気コードで連ねた小さな白く点滅する豆電球)がちかちか光っていました。