
二か月ほど前に撮った写真です。

今日の記事のテーマは「窓」
カテゴリーを何にしようか迷ったのですがテーマと離れて、イギリスの動物たち にしました。
以下、本文に添えた写真の種類できめました。
窓の外はおなじみの、エリのバード・カフェ Ellie's Birds' Café 。
台所の、裏庭に面した窓の開閉する左端部分のガラスだけが結露しています。(上の写真)
もうずいぶん前からこんな状態なのですがそのままになっていました。
先週の木曜日に業者に来てもらって入れ替えました!!
視界がこんなにすっきり!!

バード・カフェのお客様がもうはっきり見えます。
といっても、ガラスを入れ替えてからカフェのアレンジをちょっと変更、窓のそばにメインのファット・ボール・フィーダ―を移したため、お客様たちは神経質で、びくびく、私たちが窓のそばで見ていようものならバサバサッと飛び立っていかれます。
というわけで、離れた場所から撮ったあまりぱっとしない望遠写真ですがブラックバード(下のフィーダー)とブルーティット(上のフィーダー)が仲良く召し上がっていらっしゃるシーンを何とかとらえました。
うちの窓はすべて「UPVC ダブル・グレイズィング・ウィンドー double glazing window 」という、現在イギリスの住宅の標準様式の既製品窓です。
政府推奨の省エネ対策建材なのです。
名前の通りの、プラスチック枠にはめ込まれた二重窓です。
3センチほどの真空のすき間を挟んだ2枚のガラス板でできた薄い箱状の「ガラス窓」が各種規格サイズで売られているのです。
古い家の窓枠に合わせて寸法を取る特注もしてもらえます。
このダブル・グレイズィングにすると、暖房効率が桁違いに上がるのです。
イギリスの冬の屋内はダブルグ・レイズィングとセントラル・ヒーティングのダブル使いでとても暖かく、半そでで過ごす人も多いぐらいです。
でもこのダブル・グレイズィング、何かのはずみで二枚のガラス板をつないでいるゴム板が緩むかひびが入るか(本当はあり得ないことのはずなのですが)して空気が漏れ入るとたちまち結露します。もちろん二枚のガラスの内側が!
内側の結露はふき取ることができません。少しずつ潜入する細かいホコリや最悪の場合のカビもガラスの外からよく見えるのに対処法がありません。
...というわけで、ガラスが割れたわけでもないのに取り替えてもらうことになるのです。
規格サイズだったので、段ボール箱に入った出来合いのガラス板2枚を、二人の作業員が5分足らずではめ込んでいきました。
ぺりぺりッと剥がしたプラスチックの窓枠をダブル・グレイズィングのガラスを押し込んでからペッキンペッキンはめて出来上がり。
けっこう高かったのですが、あっけないほど簡単でした。
2年ほども放置しておいてなぜ突然今!修理に踏み切ったのか、というと...バード・カフェの経営に熱中し始めたからなのです。
小鳥のお客様をクリアなガラス越しにしっかりと見たかったものですから。
おかげさまで、バード・カフェは繁盛しています。
...が、しかし!


おなじみの営業妨害のリス野郎、サイモン(命名;私。何匹もいるようですがうちに来るリスはオスでもメスでも皆サイモンです)襲撃は避けることはできません。
びくびくシャイな小鳥のお客様と大違いで、サイモンは窓のそばに人がいようがネコのホレイシオがいようがお構いなし。
手足をフルに使ってがつがつお下劣に食い荒らします。

こんなヤツの食事シーンを身近に見るためにガラスを入れ替えたのではないっ。

...いえ、息子と二人で短編自然ドキュメンタリー映画(動きの早い無声映画)を見るようにけっこう楽しめましたが。
細長いドアのガラスパネルもダブル・グレイズィングです。

水滴がたれるほどのひどい結露ではないものの、左側のパネルが内外の気温がずいぶん違う時にはうす白く曇るようになったので、やはり今回かえてもらいました。
天気の良かった昨日の午後、日向で寝そべる隠居ネコ、ホレイシオの姿がスッキリとガラス越しに見えています。
