英国の「家庭で作るカレー」と言えば...
トマト・ベースの赤いカレーが主流です。
昨日、私が調理したカレーは(例)ティカ・マサーラ、コーマ、ローガン・ジョシュ、マドラス、ビンダルー、バルティ、ブーナ、パサンダ、ドッピアザ等々...英国のインド料理屋でおなじみの独自の地方や材料の名を冠した本場のカレーソースと違い、ただの「エビ・カレー prawn curry」です。
(ちなみに、上記のインド・カレーのソースの名前は2022年の英国で食べられるカレーの人気トップ10です。新聞社が読者にアンケートをとったようです...結果に賛否両論あったようです。どうでもいいことですが)
実は以前にスーパーマーケット、セインズベリーが無料で配布しているレシピ雑誌の古い切り抜きを見つけて、5年ぶりにまた作ってみました。
以前にも、「英国の家庭で作るカレーと言えばこれ!」記事を書きました☟☟。そのリンクです。
簡単!英国家庭の定番カレーソース、話がそれてジェンダーステレオタイプ論
この時は、市販されているカレーミックス(粉)を使って実に簡単にできました。
今回のレシピは各種スパイスを自分で混ぜ合わせる(ちょっぴり)本格的なカレーソースです。
「英国流カレー」を作ってみたいと思われた方のために手順と材料を書き出してみました。家族3人で食べちゃいましたが4人分です。
•乾燥したレンズマメ100gを洗って30分ほど水に浸す。
•大き目のタマネギをみじん切りにして油でよく炒める。ターメリックとトウガラシの粉それぞれティースプーン4分の1、 クミンのタネ(挽いてないもの)とコリアンダ―それぞれテーブルスプーン1杯、 ピーラーで皮を剥きみじん切りにした親指大のショウガと薄切りにしたニンニク6片をまぜ、2~3分中火で炒める。
•ゆすいで水気を切ったレンズマメと400g缶入りのトマトを加え、レンズマメが浸るぐらいの水をくわえて蓋をして煮る。
•煮立ったら弱火にして、蓋を外し、野菜スープ・ストック(インスタントで可、日本だったらコンソメスープの素1個か2個が使えそうです!!)をくわえる。
•すでに煮てあるむきエビを煮始めて30分後に加えました。サカナや肉を入れる場合は、煮立つ前に入れてじっくり煮込んだ方がよさそうです。
•レンズマメがやわらかくグズグズに煮えたらテーブルスプーン1杯のガラムマサラをくわえて火からおろす。
•コリアンダー(日本ではパクチーというって、今知りました!)の葉と、とレモン汁に数分浸した赤タマネギの輪切りを上に散らして出来上がり。
ライスはインド産の、細長くて粘り気のないバスマッティ・ライスです。お鍋とたっぷりの水で炊きました。
英国人がチーズやハムとサンドウィッチにはさんだり、ハンバーガーなどの肉料理と一緒に食べることがあるチャツネ chutney を私のお皿には添えました。
チャツネは、野菜や果物を形がなくなるまで煮込んだとろんとしたソースです。私は砂糖がたっぷり入っている甘辛い味が好きです。辛いの酸っぱいの、各種のびんづめがスーパーマーケットで売られています。英国の植民地だったインドからカレーといっしょに来たらしい、本来はカレーの添え物らしいのに、現在カレーといっしょに食べる英国人はあまりいないようです。
夫も娘もいらないと言います。私はカレーに添える福神漬けみたいな感覚で食べています。
クリスマス需要にこたえた英国のクリスマスっぽいスパイス(シナモン、ナツメグ)が効いた、タマネギとイチジクを甘ーく煮詰めてツヤツヤの西洋料理向きアレンジのキャラメライズド・フィッグ&オニオン・チャツネ caramerised fig &onion はもちろん、1月に入ってから半額落以下で買いました。本来はクリスマスのオードーブルなどでお客様をおもてなしする高級品なのでしょう。
これだから、クリスマスが終わった後のスーパーマーケットショッピングはやめられません!
今日は,アスダAsda で、5m巻きのクリスマスプレゼント用のラッピングペーパーを3本買いました。1本15ペンスです!元の値段は1ポンド50ペンス!。もちろんいっしょに買い物に来た夫は「そんなにいらないだろう!」と激しく抵抗しましたが「1本15ペンスよ!」と言って押し切りました。
アスダの駐車場から見えた完全無欠の素晴らしい虹の一部です。
気象現象をスマートフォンで写真に撮っても...ショボいですね。どんなに後ろにさがっても右から左まで、半円が欠けることなく弧を描く全体を捉えることはできませんでしたし、まれにみる鮮やかな7色揃った色彩も写真にはぼんやりと写ってしまいます。