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あみものと手仕事と旅の記録

Road to NC (5)

2010-03-03 20:15:51 | U.S.2010
今日はこの旅、最大の懸案事項、"英語でプレゼン"の日。テーマは「日本の子ども虐待の現状について」。ご助言いただいた方々へのご報告も兼ねての記事アップです。

このプレゼンは、この大学を訪問することが決まったときに、F先生から提案されたこと。こちらからお邪魔して、なにかとお手間をとらせるわけだから、お断りするわけにはいかないし、こんなチャンスも滅多にないだろうということでお引き受けしたのだけど、準備がタイヘンだった~(これについては、また別の機会に書きたい)。

アメリカに留学中・留学経験のある友人たちに片っ端から聞いたところ、このプレゼンは「ランチョンセミナー」なるもので、昼食を取りながらのお気軽なレクチャーじゃないかという意見が大半を占めていました。でも、事前に送られてきた案内チラシに漂うフォーマル感といったらもう「どこの専門家が来るのか?!」的なかんじだったので、とにかく自分でできる限り正式なプレゼンの準備をしていきました。

ちなみに、こんなチラシ↓(左上の紙)。

これが学内各所に掲示されているのをプレゼン前日に目撃しちゃったら、緊張するなというのが無理というもの
それでも、前日にF先生が「たぶん、5、6人しか来ないよ」と言っていたので、「まあ、ゼミ発表みたいなもんか~」とちょっと安心していたのですが…。

セミナー開始時間に近づくと、部屋にわらわらと人が入って来て、あっという間に10人以上に。その後も、ぱらぱらと参加者が増えてぱっとみただけでも15人くらいいるかんじ。「ええ~、聞いてないよ~」と変な汗がじっとり。

スタート時間が来たところでF先生が、わたしの紹介などをしてくださったのだけど、このときに先生が「5000人とか来ちゃったら困ると思って言ってなかったけど、ピザを用意してるから、みんな遠慮せずに食べてね」なんてカワイイ冗談を言うもんだから(F先生は60歳代前半の男性)、思わず笑ってしまって、そのおかげで少し緊張がほぐれ、腹も決まった「やるっきゃない!」と。

結果、プレゼンのパフォーマンスは自己評価で120%の出来(これは、なにかと完璧を求めたがるわたしにはきわめて珍しいこと)。質問が多かったことが、成功の感を得たいちばん大きな要素だと思います。「日本の児童福祉」なんてなじみのない領域に関心をもってもらえたのがいちばんうれしかったです。

だだし。質問への回答については、問題ありまくり。まず聴き取りが難しいし、分かったとしてもそれを英語で答えなくちゃいけない。ここでのわたしの英語が酷くて酷くて、グダグダ英語による惨憺たる質疑応答になってしまいました。
そんなわけで、一問回答し終するだけでぐったりなんだけど、間髪入れず次の質問が来る。さらにレクチャーする側のマナーとして「何でも聞いてくださいね」という姿勢は保ち続けなければならないので、まさに全身全霊のガチンコ勝負。

必死で質問を聴き取るすいかの図。

残された課題は大きいものの、こんな交友的な雰囲気のなかで英語のプレゼンデビューを果たすことができたことに感謝。そのチャンスを与えてくださったF先生に大感謝でした。

このレクチャーでは、本当にたくさんのことを学び、考えました。Suikadonna Blogに詳しく(長く)書いています、よろしければそちらもごらんください