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あみものと手仕事と旅の記録

婚活スカートの思い出(または人間の忘却力と記憶力のすごさについて)

2017-07-30 20:07:00 | わたしのこと
週明けにカラーコディネート・レッスンの予約を入れてみた。

実は、5年位前にもファッション・レッスンを受けたことがある。それも結婚相談所で。

講師は、同世代のカッコ可愛い女性で、その方に「男性受けするスカート」なるものを教えてもらった。

それまでは、そんなスカート絶対イヤ!と激しく抵抗してた。
いちど履いてみるか、と決心し、そのあと最初に行った飲み会にアドバイスに沿ったスカートを履いて行って、そこで出会った男性と、半年後に結婚したことがある。

一連のエピソードをまるっと忘れていたつもりだったのに、セッションでのアドバイスとか(講師の方が「わたしも、ケッと思うけど」と言っていたのと、彼女がしっかり結婚して、いまでは好きな格好をしてるというのが、説得力あった)、そのスカートを買った店とか、さらにはそのスカートを「婚活スカート」と名づけて、女友達にしたり顔で伝授していたことまで思い出して、びっくりした。

婚活スカートにまつわるいろいろを忘れていたのは、「婚活スカートによる結婚と離婚をなかったことにしたい潜在意識の表れ」と分析することもできるけれど、なんというかそんな深読みは正直どうでもよく、単純に必要がなくて思い出していなかっただけのような気がする。

ともあれ、あの婚活スカートは頑固で照れ屋のわたしが勇気を振り絞って素直になってみて、思い通りの結果を出した稀有な出来事だったなあ。
ま、その後、ソッコーで離婚したので、はたして本当に「思い通り」だったのかどうかは、謎ですが(笑)。

いま、婚活スカートをはいたとき以上に大きな変化のときにいるわたし。「その道のプロがアドバイスすることは、いちど素直に聞いて、実践してみて良かった」と思えたことがあったのだということを、このタイミングで思い出せて良かったなと思ったりしたのでした。

来週に備えて、前髪を切ってみましたよっと。前髪を切るたびに、映画「キューティー・ブロンド」で「前髪=bangs」という単語を覚えたのを思い出す。


「成功」を「成幸」と書くマーケティング・メリットって?

2017-07-30 10:13:18 | お仕事について
人の名前かと思った。

昨日、フェイスブックに送られてきたお友達申請に添付されていたチラシの文字。

「ママ起業支援をしています。あなたのお話きかせてください、よろしくお願いいたします♪」という趣旨の長文とともに。

どうやら「成幸」と書いて「せいこう(成功)」と読ませるらしい。読み手に、わざわざ読ませるという労力を強いるあたり、なんとも自分勝手やなーと思う。

このメールにはなかったと思うけど、同じような当て字に「出愛い(=出会い)」とか。「気」を「氣」と書いてみたりるするやつ。

この手の文字は、おそらく90%の人にとってぱっと見ただけで読みづらいし、怪しいと思いそうなもんだけど、それをあえてやるマーケティング的メリットってあるんだろうかと、純粋な疑問としていつも思う。90%にスルーされても、残りの10%に大きなビジネスチャンスがあるってことなんだろうか(ほかにも「ワードの校閲機能で表示される緑色の下線をいちいち「無視」しながら編集してるのかな」、「チラシの印刷会社の校閲担当泣かせだなー」とか、思うことはいろいろありますが)。

発信者の「こだわり」なんだろう。
こだわりぬいて社会を変革しようという壮大な試みなのかもしれない(実際に、歴史はそれの繰り返しだ)、とも思う。お好きにどうぞ、である。同時に、読みづらいという一点において、相手のことを考えていない=愛のなさ、を露呈してしまっていることに気づかないのか、と思う(そして、お友達申請をそっと削除する)。

それにしても、わたしがママじゃないことなんて、フェイスブックのタイムラインと写真を見たらわかりそうなもの。「ママじゃないこと」がコンプレックスだったりするわたしとしては、こんなメールを送られてくるだけでイヤな気持ちになるわけで。愛がないって、大罪やなと思う。自戒を込めて。

こちらはホンモノのハイビスカス。2017年6月にハワイ・マウイ島で撮影したもの。愛ある土地で育った花は、ただあるだけで美しい。