古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

書翰用文鑑6 端午の文

2016-06-19 14:09:37 | 書翰用文鑑

今回は端午の文例を紹介します。

       端午の文

端午之御祝儀目出度

奉存候随而御子息様へ

錺兜菖蒲太刀与存

候處年々御手置宜

端午の文 端午の御祝儀めでたく 存じ奉り候随而って御子息さまへ 錺兜、菖蒲、太刀と存じ 候處年々御手置宜

敷品々与思当候故浮

世絵師歌川豊国並

国貞両画之武者絵

則絹地ニ為仕立乍麁

末御座鋪幟掛御目

申候誠初幟之御祝

敷き品々と思い当たり候故浮 世絵師歌川豊国並 国貞両画の武者絵 則ち絹地に仕立てたる麁末 乍ら御座鋪幟お目に掛け 申し候誠に初幟の御祝

賀之験迄ニ御座候 頓首

賀のしるしまでに御座候 頓首

「同返辞」以下は次回とします。読めた方コメント欄へどうぞ。


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