読み合わせ風景。復興支援センターのスタッフの方に写真を撮って貰っていますが、撮り方が巧くなりました。
膝栗毛の読み合わせ会も31回を迎えました。会員が増え、1回で読み進むページ数が増えて、講師もなかなか大変です。
何が大変かというと、質問に答えられるようにしっかり予習をしておかねばならないからです。またテキスト作りも馬鹿にならない手間がかかります。
1巻34,5枚あるのですがこれにページを振ったり崩し字を楷書で書き入れたり、事務量が結構あります。
でも、これだけの努力を続けているお陰で知識も増え崩し字の識字率も向上しました。最も成長しているのは講師です。
古文書っ、新しい文字を読むことになるし、ちょっとした外国語ですね。でも読めたら言葉は日本語だからすぐに意味が分かるという点では、外国語学習より「わかった!」っていう喜びが、すぐに感じられて、楽しさが倍増しますよね。
講師が一番成長するというのも良くわかります。これからも頑張ってください。
昼三(ちゅうさん)という言葉、これ分からないですよね。
弥次喜多の時代にはだれでも知っていた言葉が、今ではわからなくなっています。
ですから注釈書なしには先へ進めないのです。
そういう死語が随所に出て来るのですから、なかなか勉強になります。
ちなみに昼三とは、廓言葉で昼間だけの遊で3分かゝったことから、そのように呼ばれたようです。