ネットショップさんでも、商標登録をしているお店は、「本気度」が伝わってくるなぁ。。。と思うのは、私だけでしょうか?
目先の売上に結びつくものではありませんが、経営の守りの部分ですから、まだお済でない店舗様は、申請を検討されてはいかがでしょう?
今日は、ご参考までに、私達が商標申請した時のエピソードをお話したいと思います。
「助ネコ」はブランド名が決ったあと、まもなく商標登録の申請をしました。
実際に商標として登録されるまで、ほぼ1年くらいかかりました。
書類上の単純なミスがあったり、「これはいかがなものか」と指摘されたりして、そのやり取りもあったのですが、結構長かったです。
ただ、そんなやり取りの間に、法律が変わって、登録料が割安になったのには、ラッキーだったなあと思います。
申請の方法としては、弁理士さんにお任せするのが、一番確実で楽な方法ですが、
自分で本を読んだり、ネットで下調べなどしてすることもできます。
自分でやってもまあ、完全無欠の申請書にはならなかったかもしれませんが、
それほど難しいという印象はなかったです。
特許電子図書館で、よその会社の申請内容なんかを参考にできますし。
【特許電子図書館】
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
【産業財産権相談サイト】
http://faq.inpit.go.jp/EokpControl?&event=TE0008
ワードで申請書を作って、高額な、特許印紙を貼って
(普通の郵便局では売っていません。大きい郵便局にいきましょう)
「特許庁長官殿」という宛名で郵送するのですが、「実際は、長官は、目を通すことなんてないのになあ。。」と、思いつつ、ポストに合掌したのでした。
一番ドキドキしたのは、『受理されなかった』ら、どうしよう、という心配でした。
なにしろ、弁理士さんが書いた本には、「ダメな理由が書いていないから、再申請をするにも、素人は途方にくれるはず。」というようなことが書いてあったのです。
でも、実際に特許庁から受け取った書類は、なかなか親切で、「ここの記述は、こういう懸念があるのでダメですよ。例えば、こんな風な記述にしたら、OKですよ」
とアドバイスを書いてきてくれたのです。
なので、何も迷うことなく、1字一句、言われたとおりに修正して送ってOKでした。
以外に、「えっ?」と思ったのが、実は、担当官によって、チェックしてくる場所が違うのです。
実は、社名の「アクアリーフ」も「助ネコ」も同時に申請を出したのですが、同じ文章なのに、「アクアリーフ」を担当した担当官と、「助ネコ」を担当した担当官では、違うところを指摘してきたのです。
さらには、「コンピューター」と「コンピュータ」といった表記のゆれもチェックの対象なのですが、
(片方の担当者から指摘されたので、もう片方は、ぜんぶ置換して、表記を”コンピューター”に統一していたにもかかわらず)
「○行目の、この表現は、”コンピュータ”にしてください」と書いてきたのです。
なんで1個だけ、”コンピュータ”にしないといけないんだ???
というわけで、特許庁に電話し、担当官(若い女性)に聞いてみました。
「なんで、1個だけ、こうしないといけないんですか?
わざわざ”コンピューター”に統一してたのに。」
「・・・・、あれっ、なんでだろう? なんで私、こんな指摘しちゃったんだろう?? 」
「もしかして、間違いでしょうか?」
「・・・間違いでした。」
「じゃ、直さなくていいでしょうか?」
「はい・・・、いや、これ、あの、もう書類が回ってしまってるんですよ。・・・どうしよう」
「えっと、どういうことですか?」
「私、ここを修正箇所として、書類を回したので、これをもう一回訂正の手続きをとってというのは。。また、ずごく遅くなるんです。。。 ・・・・あのこれ、このままでも。。。いい、ですか?」
「う~ん、まあうちとしては、意味が通じればよくて、問題ないですけど。
別に、裁判になったとき、不利になるような話じゃないですもんね。。」
「じゃあ、すみません、そういうことで。。」
「・・・はい。。」
「すみません。。。」
「いえいえ、まあ、早く受理されるにこしたことないですからね」
という、ちょっと意外な(?)ハプニングの後、商標として正式に登録されたのでした。
しばらくして、立派な賞状のような商標登録証が送られてきました。
ついに手にした、それを見たときは、ちょっと嬉しいきもちになったのを覚えています。
目先の売上に結びつくものではありませんが、経営の守りの部分ですから、まだお済でない店舗様は、申請を検討されてはいかがでしょう?
今日は、ご参考までに、私達が商標申請した時のエピソードをお話したいと思います。
「助ネコ」はブランド名が決ったあと、まもなく商標登録の申請をしました。
実際に商標として登録されるまで、ほぼ1年くらいかかりました。
書類上の単純なミスがあったり、「これはいかがなものか」と指摘されたりして、そのやり取りもあったのですが、結構長かったです。
ただ、そんなやり取りの間に、法律が変わって、登録料が割安になったのには、ラッキーだったなあと思います。
申請の方法としては、弁理士さんにお任せするのが、一番確実で楽な方法ですが、
自分で本を読んだり、ネットで下調べなどしてすることもできます。
自分でやってもまあ、完全無欠の申請書にはならなかったかもしれませんが、
それほど難しいという印象はなかったです。
特許電子図書館で、よその会社の申請内容なんかを参考にできますし。
【特許電子図書館】
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
【産業財産権相談サイト】
http://faq.inpit.go.jp/EokpControl?&event=TE0008
ワードで申請書を作って、高額な、特許印紙を貼って
(普通の郵便局では売っていません。大きい郵便局にいきましょう)
「特許庁長官殿」という宛名で郵送するのですが、「実際は、長官は、目を通すことなんてないのになあ。。」と、思いつつ、ポストに合掌したのでした。
一番ドキドキしたのは、『受理されなかった』ら、どうしよう、という心配でした。
なにしろ、弁理士さんが書いた本には、「ダメな理由が書いていないから、再申請をするにも、素人は途方にくれるはず。」というようなことが書いてあったのです。
でも、実際に特許庁から受け取った書類は、なかなか親切で、「ここの記述は、こういう懸念があるのでダメですよ。例えば、こんな風な記述にしたら、OKですよ」
とアドバイスを書いてきてくれたのです。
なので、何も迷うことなく、1字一句、言われたとおりに修正して送ってOKでした。
以外に、「えっ?」と思ったのが、実は、担当官によって、チェックしてくる場所が違うのです。
実は、社名の「アクアリーフ」も「助ネコ」も同時に申請を出したのですが、同じ文章なのに、「アクアリーフ」を担当した担当官と、「助ネコ」を担当した担当官では、違うところを指摘してきたのです。
さらには、「コンピューター」と「コンピュータ」といった表記のゆれもチェックの対象なのですが、
(片方の担当者から指摘されたので、もう片方は、ぜんぶ置換して、表記を”コンピューター”に統一していたにもかかわらず)
「○行目の、この表現は、”コンピュータ”にしてください」と書いてきたのです。
なんで1個だけ、”コンピュータ”にしないといけないんだ???
というわけで、特許庁に電話し、担当官(若い女性)に聞いてみました。
「なんで、1個だけ、こうしないといけないんですか?
わざわざ”コンピューター”に統一してたのに。」
「・・・・、あれっ、なんでだろう? なんで私、こんな指摘しちゃったんだろう?? 」
「もしかして、間違いでしょうか?」
「・・・間違いでした。」
「じゃ、直さなくていいでしょうか?」
「はい・・・、いや、これ、あの、もう書類が回ってしまってるんですよ。・・・どうしよう」
「えっと、どういうことですか?」
「私、ここを修正箇所として、書類を回したので、これをもう一回訂正の手続きをとってというのは。。また、ずごく遅くなるんです。。。 ・・・・あのこれ、このままでも。。。いい、ですか?」
「う~ん、まあうちとしては、意味が通じればよくて、問題ないですけど。
別に、裁判になったとき、不利になるような話じゃないですもんね。。」
「じゃあ、すみません、そういうことで。。」
「・・・はい。。」
「すみません。。。」
「いえいえ、まあ、早く受理されるにこしたことないですからね」
という、ちょっと意外な(?)ハプニングの後、商標として正式に登録されたのでした。
しばらくして、立派な賞状のような商標登録証が送られてきました。
ついに手にした、それを見たときは、ちょっと嬉しいきもちになったのを覚えています。