中国やロシアが法の支配に基づく国際秩序に挑戦し、世界の安定は第二次大戦や東西冷戦以来の揺らぎを見せる。
世界の安定を一国で担ってきた米国も余力に乏しい。
民主主義や自由、人権といった価値観を共有する同盟国として、日本が米国を支える必要性はかつてなく大きくなっている。
会談で一致した柱の1つは.中国抑止の取り組みだ。
バイデン氏は台湾有事の際は英国が軍事的に関与すると発言し、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認した。
東、南シナ海への海洋進出も非難した。
バイデン氏は記者会見で「中国が力で台湾を統一することを許さない」と危機感をあらわにした。
こうした事態を防ぐため、日米は抑止力と対処力を高める必要がある。
首相は防衛費増額を含め防衛力を抜本的に強化する考えをバイデン氏に伝えた。へ
日本を攻撃する国への「反撃能力」などあらゆる選択肢を排除しないと話した。
拡大抑止は同盟国への核攻撃を自国への攻撃とみなして核で反撃する考え方だ。
両国には引き続きあらゆる機会を通じて強固な拡大抑止を確認し、その枠組みへの信頼性を高めてもらいたい。
※「文明のターンテーブル」の論説の正しさを、時代が…ロシアと中国の実態が証明しだしているのである。
今日の日経新聞、社説からである。