以下は2022/9/1に発売された高山正之の最新著作「日本人よ!目醒めよう」からである。
本著作でも彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
p74~p79
「抗日戦争勝利70年」を祝う習近平演説は嘘ばかり
「わが民族のDNAに侵略と拡大はない」というが恥ずかしい
白人に媚びた「戦勝国」なのに
習近平が2015年9月3日に「抗日戦争勝利70周年」の祝いをやった。
このタイトルも日付も、実はとてもヘンだ。
なぜなら、日本が戦艦ミズーリ艦上で降伏調印したのは、1945年(昭和20年)9月2日のことだ。
現に日本と戦った英仏蘭などは今も9月2日に対日戦勝記念日(Victory over Japan Day)を祝い、日本のせいで虎の子の植民地を失った恨みをぶつぶついっては慰め合っている。
支那が1日遅れの9月3日にしているのは単に馬鹿だからではない。
もし暦通りにやれば日付変更線のため、欧米より1日早くなる。
あの戦争では支那は米英に媚びて武器弾薬を貰い、カネも貰って日本の足を引っ張った。ただの脇役。
それでも戦勝国の端くれにしてもらった。
そんな滓(かす)が「偉そうに欧米より先に対日戦勝を祝うのかよ」と非難されそうで、滓なりに遠慮して1日遅れで欧米の日付に合わせて祝うことにした。
なんとも姑息だ。それにもう一つ。何で「対日戦勝」でなく「抗日戦勝」にしたのか。これも姑息な理由がある。
日本は国際社会を牛耳る白人国家に人種平等を求め、かつ白人のアジア奴隷支配に文句をいい行動してきた。
結果、強力な欧米諸国と戦争する羽目になった。
一方の支那は、端からアジアを植民地化する白人国家に媚びた。
各植民地では白人様に仕えて植民地の民を絞り上げた。
宋美齢は白人の言いつけに従って、米議会で日本批判を展開した。
蒋介石は支那軍を独米の傭兵に売り渡して日本と戦わせた。
正当化のため史実を書き換え
日本は足を引っ張られたが、それでも戦い拔いてアジア諸国を解放した。
日本が敗れた後、支那は戦勝国になったものの「アジア諸国を裏切った」史実は覆い隠せない。
己を正当化するために米国と協力して史実を書き換えた。
「日本は残忍な侵略国家」に仕立てて支那も日本に侵略され、ずっと抗ってきた、
つまり抗日戦を戦ってきたのですという意味なのだ。
昭和12年、蒋介石は独軍が訓練した6万の精強部隊に僅かな守備隊しかいない上海の日本租界を攻めさせた。
あれも「日本への抗いだったんです」と臆面もなくいう。
かくてタイトルも日付もヘンな「抗日戦争勝利70周年」が祝われたが、その式典で習はまた妙なことをいった。
「わが支那民族のDNAに侵略と拡大はない」(チャイナ・デイリー紙)と。
支那はその前後に南沙諸島に進出してフィリピン人やベトナム人を武力で追い払い、今は支那領といい張る。
その前にはチベットに出て無抵抗の住民を殺しまくり、今はウイグル人100万人を収容所に入れて女性には不妊手術を、男には暴力をふるって痛めつけている。
支那人ほど侵略好きの国はない。
ただ侵略先は今も昔も弱いところだけ。
先ほど挙げた上海の日本租界攻略も結果は叩きのめされ、支那兵も蒋介石も1千700㌔㍍も奥の重慶にまで潰走した。
習は「支那人のDNΛに勝利はない」というべきで、なせここまで見え透いた嘘をつくのか、唖然とさせた。
知財ドロも支那の文明といい
その習がこの5月15日、北京で開かれた「アジア文明対話大会」の開幕の辞でまたヘンなことを語った。
「自らの人種や文明が優れているとして他の文明を改造しようとするのはおろかで破滅を招く」「文明間の交流は対等で平等、多元的であるべきで強制的で一方的であってはならない」「アジアの民はともに繁栄する一つのアジアを期待している」
彼はトランプが仕掛ける貿易戦争制裁に反論している。
支那はWTOに加盟しながら、よその国の知財を盗み、為替を管理し国営企業に不正競争をさせてきた。
進出外国企業にはその先端技術、ノウハウの告知を義務付けている。
「それをやめろ」とトランプはいっている。
習は反論する。
知財ドロもデザイン模倣も支那の文明で、お前らがとやかくいって勝手に非難するのは許されないといっている。
百歩譲って「文明間の交流は対等で多元的だから一方的であってはならない」というなら、例えばウイグルの文明破壊を何と弁明するのか。
ウイグルはイスラムを信仰し、非イスラム教徒との婚姻は認めない。
彼らはペルシャ語に近いングド語を話す。
しかし、習はソグド語を廃し粗雑な支那語を強制し、支那人との通婚を強いる。
強制的に文明を殺しているではないか。
同じことを満州人にもモンゴル人にもやってきた。
ウイグル人を満州に、満州人を新疆に強制疎開させもしている。
やっていることはスターリンがタタール人にやった民族淘汰と同じだ。
習は二言目には国内問題だというが、これらの地域を支那人が戦争で取った史実はない。
日本孤立を策したスティムソンが「満州は支那のもの」といい出した。
それだけだ。それを根拠に支那は「満州王朝清の版図は支那人が継承した」ことにした。
しかし歴史は、支那人は万里の長城の内側の国で、秦から明まで営々とその国境線の長城を作ってきたといっている。
長城の外側を支那人の領土と認めないとトランプもいっている。
アジアの民は支那がなくなれと
開闢(かいびゃく)以来、漢と明を除いて外来王朝の奴隷とされてきた支那人。
それが何かの弾みで大国になり、異民族を逆に奴隷扱いする。彼らにとって初の体験だろう。
それで習も「アジアの人民とともに発展する」と、まるで「盟主」の気分で語っているが、アジアの民は馬鹿じゃない。
支那人が英仏の下僕になってアジア人を搾取し、阿片を売りつけたことを決して忘れていない。
支那は今、そのアジアの国々を借金漬けにして領土や良港を質草に取り上げている。
まるでシャイロックだ。
アジアの民は支那こそいなくなれと思っている。
それにしても習の演説のどの一字にも真実がないことに驚く。
(2019年6月号)
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