座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

地元小学生の「町たんけん」

2020年12月02日 | その他

先日の話ですが、御依頼により地元小学生の「町たんけん」の訪問がありました。

市内の各所を訪れてインタビューを含めた見学をする、という所でしょうか。当日は快晴でしたので見学日和だったのではないでしょうか。ちょうど御祈祷をお待ちの方もいない時間でしたので、本殿にて神社やお祭りの話などをさせていただきました。

コロナ禍の影響で例年11月頃にお話のある職場体験実習などが今年はありませんでしたので、こうして地元の方と触れ合う機会が持てるのは嬉しい限りです。皆様の益々のご成長をお祈り申し上げております。


落葉に思う

2020年11月17日 | その他

今は落ち葉の盛りとも言える時期です。

毎朝境内を掃き掃除するのが神職の日課ではありますが、少し風が吹くとすぐに次の落ち葉が舞い降りてきます。今日は朝の内に本殿近くの掃除は終わりましたが、その後七五三詣や他の来客があったりなどして、本殿から離れた部分は落ち葉を掻き寄せたまま夕方になってしまいました。

しかし夕方にもなると境内は再びかき混ぜたように落ち葉が散らばっています。

もし落ち葉が全く無ければ楽には違いありませんが、それは神社の望ましい姿かといえばそうでもないような気が致します。

しばしば神社を『鎮守の杜』と呼ぶように自然そのものが神聖なもの、というのもそうですが、やはり毎日掃除をする事が“常に清浄を心掛ける”、つまり神社でのお祓いに通じるものがあると感じるからです。

神道では人の心を鏡に例える事があります。元々清らかなものではあるけれども、時と共に曇るものなので磨かなければならないものと。清掃はそれを思い出させてくれるいわば修養の一つでもあります。

枝を見ると今年の落ち葉もまだまだありそうです。落葉の時期が終わるのは例年年末頃。心して係りたいと思います。


七五三

2020年11月16日 | その他

朝晩と冷え込みが厳しい時期となりましたが、日中はまだ日が差すと暖かく気持ちがいいものです。

昨日の11月15日は七五三詣での日であり、当社でも11月は、七五三のお祝いの子の賑やかな声に包まれる時期でもございます。

この七五三詣は、

・7歳の女の子

・5歳の男の子

・3歳の男の子

・3歳の女の子

のお祝いで、これまでの成長を神様に奉告し、これからのお子様の健やかなるご成長をお願いするご祈祷です。

この11月15日がその日となった由来は、五代将軍の徳川綱吉が11月15日に子の祝儀を行った事が始まり言われておりますが、ちょうど田畑の仕事が落ち着いた頃でもあるのが広まった理由の一つかもしれません。

こどもの健やかな成長を祈る親の気持ちは、いつの時代も変わる事がありませんね。

 


15日月次祭

2020年11月15日 | その他

本日7時より、霜月15日の月次祭を国の隆昌と、氏子崇敬者様ご多幸を祈念申し上げ執り行ました。

神事の初めにお供え物、玉串、宮司、参列者の順でお祓い致します

宮司にあわせて神様に一礼し、お供え物を整え

宮司が祝詞を奏上(読み上げ)いたします

まず最初に、宮司が玉串をお供えし拝礼

その後、ご参列の皆様に玉串をお供えしていただき、拝礼

最後に、宮司に合わせて神前に拝礼

今回は禰宜からの講話の日。11月23日に新嘗祭が斎行される事を踏まえ、近年問題となっております国内の自給率・食品ロスの問題がある中ですので、今一度神様のお恵みに感謝、食への感謝を考える時間となりました。

また、本日11月15日は七五三詣の日とされており境内が、賑やかな声に包まれた一日となりました。

お祝いを迎えられました皆様、本日は誠におめでとうございます。


令和2年度 神奈川県神社庁相模中央支部 神宮大麻暦頒布始奉告祭 斎行

2020年11月05日 | その他

昨日、この鈴鹿明神社を会場に今年度の神宮大麻暦頒布始奉告祭が執り行われました。

大変長い題名になりましたが、『神奈川県神社庁相模中央支部』は神奈川県を10支部に分けた内の座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛甲郡(愛川町・清川村)の神社の共同体の事。『神宮大麻暦頒布始奉告祭』とは伊勢の神宮より届いた御札・暦を新年に向けてそれぞれの神社へ分けるという奉告のお祭りです。

やはりコロナ対策という事で例年より人数を絞り、社殿の戸を開けて換気しながらのお祭りになりましたが、無事祭典は終える事が出来ました。

これから神社にとっては慌ただしい季節ですが、今年は色々と考える事が多くて不安もあります。気を引き締めて参りたいと思います。

修祓

斎主を奉仕する支部長による祝詞奏上

神職、また氏子総代の代表による玉串拝礼

最後に神宮大麻授受の儀式を以て祭典が終了となりました


屏風の交換

2020年11月02日 | その他

今日はお昼頃に一時雨が降りましたが、その時間帯を除いてはなんとかもってくれた一日になりました。

明日が祝日という事もあり、今日をお休みを取られて連休にされた方が多いのか、普段の平日よりも境内が賑わったように感じます。

さて、当社の御祈祷控室の前に屏風を出しており、今の時期は七五三のご家族様がお写真を撮れるようにしております。今日は夕方の、御祈祷が落ち着いた時間に屏風の交換を行いました。

11月・12月の屏風(紅葉)

9月・10月の屏風(名月)

この様に屏風の前にパネルを出して、記念の一枚が取れればと思い、させていただいております。

こちらは、ご祈祷を受けられる方にお出ししているスペースですので、それ以外の方にはご遠慮いただいております。

ご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。


新型コロナウイルス感染拡大防止対策

2020年10月11日 | その他

昨日は冷たい雨が降り続き寒い一日でした。今日は朝方少し降った時間はありましたが、太陽の陽も差しお祝いにふさわしい陽気に恵まれた一日となりました。

さて、当社では感染拡大防止の為、参拝者の皆様にはご不便をお掛け致しますが、何点かご協力のお願いと、ご対応をさせて頂いております。

まずは、マスクの着用のご協力をお願いしております。

受付と授与所では、パーテーションを用意し飛沫対策とアルコール消毒液を用意し手の消毒にご協力を頂いております。

参集殿をご利用される方は、入り口にて検温・手の消毒にご協力を頂いております。

本殿にもアルコール消毒をご用意し、また御祈祷中も窓を開け換気を行い、胡床(イス)の間隔をあけ距離をとっております。

また、当日の状況によって判断を致しますが、本殿内の入場制限をかけさせていただく事が今後有るかと思いますので、ご了承下さい。

また、境内では記念撮影が出来るよう縁台出しております。是非お参りの際はご利用下さい。

この様な昨今ですが、一日も早い事態の収束を心より祈念申し上げます。


台風過ぎて

2020年09月24日 | その他

心配されていた台風は進路が逸れたのか、幸いにも境内に被害をもたらすことはありませんでした。少し風は強いものの、雨も殆ど降らず落ち葉の掃除もいつも通りにできたほどです。

思えば一月前はちょうど風神祭が行われた頃でした。今年は出店も余興も自粛となりましたが、風神祭は“田畑に台風などの風雨の害が無いように”と祈るお祭りです。昨今の台風は田畑だけでなく家や樹木にも被害を与えるほどですから、御神慮によるものか今回は直撃とならず大変喜ばしく思います。

先日までの予報とは裏腹にここでは湿度もなく気持ちの良い風です

神道のお祭りは稲作を中心にしているとよく言われますが、それと同時に“災いが無いように”と祈るのもお祭りの大きな役目ではないかと思います。

『神道事典』の国家祭祀の項だけを見ても『風神祭』のほかに『大忌祭(豊作とそのための風水の利、風神祭に同じ)』『大殿祭(宮殿に災害が無いように)』『鎮花祭(疫病の流行が無いように)』『鎮火祭(火災が無いように)』『道饗祭(都に鬼や疫神が入らないように)』と数々の災い除けの祭事があるのが分かります。

またこの鈴鹿明神社で古くに行われていたという通称『龍神いじめ』という神事も、“日照りの害が無いように雨を呼ぶ”という意味でここに連なるお祭りと考えられます。上記のお祭りを見ると今も昔も願う事というのはそれほど変わりはないのではないでしょうか?

 

悪天や災害は無い方が良いに決まってはいますが、季節の事となれば避けられないものでもあります。時に祈りつつ、皆様もどうか無事に一年を過ごしていただければと思います。


バケツ稲生育状況

2020年09月11日 | その他

先日、白露に入ってから朝晩は過ごしやすく、また今日に至っては日向でも少し日差しの強さが和らいできたようにも感じます。秋が少しづつ近づいているのでしょうか?

そうすると気なってくるバケツ稲ですが、今年は例年と比べ良く育っているようにも感じます。

穂もしっかりとつき、垂れ始めて来ているものもあります

一カ月前の様子

毎年、この時期頃から段々と葉に元気がなく黄色みがかってきましたが、今年は対策が功を奏したのか、今年は元気に力強い青々としていて、少し安心をしております。

収穫まで、まだ時間がありますので、このまま気を抜かずに最後までしっかりと手を掛けていきたいと思います。


退職奉告祭

2020年08月31日 | その他

平成29年より当社で3年4か月神職として奉仕をしておりました職員が、今月一杯で実家の神社に帰る事になった為、退職する事となりました。

それにあたり、昨日神様に退職の奉告とこれまでの感謝、これからの活躍を祈念して奉告祭を斎行致しました。

 

入社当時(大学卒業して間もない時)作法の練習をしている姿

大きく立派な後ろ姿となりました。これからは実家の神社に帰り、後を継いでいく事になります。当社での3年4か月の経験が今後の彼にとって実を結ぶものになっていれば、大変嬉しく思います。

彼の実家は広島県三原市鎮座の三原八幡宮という神社です。もし広島県に行く事がありましたら、是非三原八幡宮にお立ちより下さい。

結びに、鈴鹿明神社神職、職員一同これからの弥益々のご活躍を心よりご祈念申し上げます。


神奈川県神社庁相模中央支部総会開催

2020年08月24日 | その他

このところ、暑さが幾分か収まってきたようには感じますが、まだまだ油断の出来ない日々が続いております。

暑い中とはなりましたが、本日は当神社参集殿を会場として神奈川県神社庁相模中央支部の定例総会が執り行われました。

神奈川県神社庁は伊勢神宮を本宗(ほんそう)として仰ぐ、全国約80,000社を包括する神社本庁の地方機関として昭和21年に設立された団体です。

その神奈川県神社庁の中でも10の支部に分かれており、当社は相模中央支部に所属しております。

相模中央支部は座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛甲郡の神社神職の共同体で、相互の情報交換や合同の研修会などが行われています。

例年ですと相互の顔が見えるように机を並べ行われておりますが、出席者が一方を向くように、また距離を保てるよう会場の設営を行い、入り口には消毒液を設置するなど可能な限りでの感染症対策をし執り行われました。

この様な昨今ですので、つながりを大切にし情報共有をはかっていきながら、神社の護持運営にあたってまいりたいと思います。


俳句の日

2020年08月19日 | その他

今朝は幾分か連日に比べると涼しかったように感じましたが、日中は相変わらず暑く気が抜けない日が続きそうです。

今日は8月19日! ハ(8)イ(1)ク(9) の語呂合わせから平成3年に正岡子規研究家で俳人の坪内稔典らが提唱しこの8月19日が俳句の日に制定されたそうです。

神社西側入り口には、斎藤昌三の句碑なるものがあります。

斎藤昌三は明治20年高座郡座間町(現座間市)に生れ、民俗研究家・書誌学者、また『少雨叟』の号で俳人としても活動され、晩年は茅ヶ崎市にうつり茅ヶ崎市立図書館の名誉館長を務められたそうです。

この句は 

『あかまんま 鎌倉古道 ここに絶え』

とあり、鎌倉街道が現在の座間キャンプにより断ち切られている様を嘆いて詠まれた句と言われております。

また、この ゛詠む゛ はもともと ゛読む゛ と同じ言葉で、「数を数える」という意味に由来するそうです。

数を数えることが、文字を一字ずつ声に出して読み上げることに通じるとして、 ゛詠む゛ は「文章を読む」という意味になったと言われております。

 


御神田の様子

2020年08月17日 | その他

毎朝境内の掃除をしている途中に熱中症に気を付けるようにと市の放送が聞こえます。容赦のない暑い日が続き、しばらく日向にいると眩暈を感じるほどです。

これでは草木も辛かろうと思っていましたが、御田植祭を行った御神田の前を通ると意外と青々と穂が伸びており安心しました。

隣の田ではもう実がつき始めています

もっとも見る人が見れば例年と生育が違うのかもしれませんが...

御神田の稲穂からは毎年神社の注連縄を作っていただいています。暑さに負けず、丈夫に育ってほしいと願っています。


社会体験研修2日目

2020年08月14日 | その他

昨日に引き続き、社会体験研修という事で本日も高校教諭の方の神明奉仕がありました。

今日は14日で月次祭の前日に当たります。暑いのは相変わらずでしたが、境内の清掃に加え注連縄の紙垂の新調や御供え物の準備等も一緒に行いました。

境内の紙垂の新調

最後の研修終了奉告祭

今回は2日間というお約束でしたので今日が最終日となります。

普段の社務にかまけてあまりお話しできなかった面もあり申し訳なく思いますが、少しでも今後の教員生活の糧になれば幸いです。此の度は誠にご苦労様でございました。


社会体験研修1日目

2020年08月13日 | その他

今日も朝から厳しい陽射しが出て、大変気温の高い一日となりました。

教員になってから5年目に行われる社会体験研修が今日から始まりました。今年は2回の受け入れがあり、今回は2回目の研修で2日間神社でご奉仕をして頂きます。

研修を行うにあたり、臨時出仕拝命奉告祭を致しました。

午前中は境内の清掃と紙垂の奉製、午後は白衣に着替えてご祈祷の見学などを行いました。

連日厳しい暑さがが続いており、また今年は暑さと感染症の両方に気を配る必要があります。体調管理に留意して明日の研修も行いたいと思います。