座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

職場体験学習最終日

2019年11月28日 | その他

昨日に引き続き、座間市内の中学生の職場体験学習の受け入れを致しました。

本日も生憎の天気となり、外での清掃奉仕はかないませんでしたが、朝一番は本殿の拭き掃除・またその後は巫女の装束に着替え御祈祷の御案内、玉串の奉製等の内職を体験して頂きました。

それぞれの仕事も終始真剣に取り組まれていました。

 

最後に修了奉告祭を行い禰宜から講和があり、二日間の職場体験学習が修了となりました。

短い期間ではございましたが、この二日間で経験した事を今後の学生生活・将来に活かして頂けたら幸いです。

二日間のご奉仕ありがとうございました!

 

 


中学生職場体験

2019年11月27日 | その他

本日、今年4校目となる地元中学生の職場体験学習の受け入れがありました。

これで受け入れも今年最後となりますが、生憎の雨続きでほとんど社務所に籠っての内職となりました。例年職場体験の時は、まず境内の掃き掃除をしてもらって落ち葉の量を体感してもらうのがお約束なのですが...思い通りにはいかないものです。

職場体験開始奉告祭にて

午後は雨が上がりましたが、空気の冷たい一日になりました

今回の子達の職場体験は明日までという事ですが、また雨が降りそうな雰囲気です。せっかくなら神社の色々な所を見てもらいたいと思いますが、 明日の天気次第ですね。


中学校生徒4名職場体験

2019年11月22日 | その他

本日午前9時より午後3時まで、今年3度目となる地元中学校生徒の職場体験がありました。

この季節、晴れていれば丸々午前中は境内清掃で落ち葉の多さを体感してもらうところですが、今日は冷たい雨のため屋内での作業を主にしていただきました。

朝は本殿内の清掃から始めました

臨時巫女として、神社の話をする場面も

生憎の天気ではありましたが今日は大安吉日でもあり、社務が立て込んだ時には細かい指導も出来ず悪い事をしました。ただこれも神社の内側の姿を見てもらうという意味では正しい事とも言えます。

今回は1日限りの職場体験で短い時間でしたが、少しでも為になればと思います。今日来られた生徒皆さんの更なる飛躍をお祈り申し上げております。

最後、職場体験修了奉告祭にて


稲穂

2019年11月18日 | その他

時折風が強く吹くときもありましたが、本日は暖かな天候にも恵まれ多くの七五三詣での方々がお祝いを迎えられました。

11月23日に行われる新嘗祭にお供えをする稲穂を綺麗に整える準備を少しずつですが進めております。

 

新嘗祭はその年に収穫された物を神様にお供えをして、新穀の実りを感謝申し上げる神事です。収穫を感謝する代表的な稲作儀礼としてその起源は稲作が始まった弥生時代まで遡ると言われています。

 


第34回座間市民ふるさとまつり

2019年11月17日 | その他

お祝いにふさわしい晴天に恵まれた中、七五三のお祝いを迎えられてご家族様で境内が賑わいました。

本日、座間中学校・市役所ふれあい広場・ハーモニーホール座間に於いて第34回座間市民ふるさとまつりが開催されました。オープニングセレモニーでは友好都市である「花火のまち大仙市」からのご提供による「大曲イルミネーション花火」も行われたそうです。

毎年、囃子保存会のおはやし・神輿保存会入谷睦により御神輿をださせていただいております。また今年も氏子青年会も参加をされ神輿保存会入谷睦と一緒に楽しく御神輿を担いでおりました。

終日晴天に恵まれ、座間市民ふるさとまつりも盛り上がった事かと思います。

ご参加された囃子保存会・神輿保存会入谷睦・氏子青年会の皆様本日はお疲れ様でした。


職場体験学習2日目

2019年11月08日 | その他

昨日に引き続き、座間市内中学生の職場体験学習の受け入れを致しました。

本日も昨日同様、境内の清掃を行い、午後からは巫女さんの装束に着替え、年越大祓でお頒ちする大祓大麻の準備をご奉仕頂きました。

普段の生活とは異なる作業にも関わらず、終始真剣に取り組んで頂きました。この経験を今後の学生生活に生かして頂けると幸いに存じます。

二日間のご奉仕ありがとうございました!この月末に残りの2校の受け入れがございます。


職場体験学習

2019年11月07日 | その他

朝晩とまた冷え込みが厳しく、日中との寒暖差が著しくなってまいりました。

昨日もございましたが、今日と明日と2校目職場体験学習の生徒さんがいらっしゃいました。

昨日と同様、まず最初に本殿において職場体験学習の開講奉告祭を斎行し、今日より2日間職場体験学習を行う旨、また臨時の巫女として2日間奉仕をする旨の奉告を行いました。

午前中は境内の清掃奉仕、また宮司から神社の説明があり熱心に耳を傾けていました。

午後には、紙垂や晦日祓いの奉製にあたって頂くにあたり、なぜ丁寧に進めなくてはいけないのか、この後奉製した紙垂や晦日祓いはどのように使われるのか等の説明をしてから始めました。

今日は朝から風が強く特に清掃奉仕が大変だったかと思います。しかし神様が鎮座される境内を綺麗に保つのも我々神職、巫女の社務の一つです。

明日も清掃奉仕はございますが、実際に巫女の装束を着てもらって社務にあたって頂こうと思っております。


社会体験研修

2019年11月06日 | その他

例年行っている中学生社会体験学習が、本日より執り行う事となり、今年は座間市内の4校の中学校からご依頼がございました。

学校によっては学習の日数が異なる場合もあり、1日間か2日間での研修とまちまちとなっており、本日は1日日間での研修で、女子生徒4名が来られました。

来社後本殿にて、体験学習奉告祭を執り行いました。

奉告祭後は、境内の清掃をしてもらいました。この時期は落ち葉の量が多く、一苦労だったと思います。

午後からは白衣袴に着替えて、紙垂や大祓大麻の奉製、当社の由緒・正しいお参りの仕方を含め境内の案内を致しました。

修了奉告祭をした後解散となりました。

修了奉告祭は先生にも参列頂きました

1日だけの研修で神社の仕事をどこまで体験させてあげられたか分かりませんが、神社の雰囲気を少しでも感じてもらえる研修になっていれば幸いです。これからの皆様の益々のご繁栄とご活躍を祈念申し上げます。本日は誠にお疲れ様でした。


令和元年度 神奈川県神社庁相模中央支部 神宮大麻暦頒布始祭

2019年11月05日 | その他

神奈川県神社庁相模中央支部とはこの座間市をはじめ綾瀬市・海老名市・大和市・厚木市・愛甲郡の神社により構成される共同体の事で、この社務日記で度々触れている通り当神社も所属しています。

本日、この相模中央支部における新しい神宮大麻と暦の頒布始祭が執り行われました。

神宮大麻と神宮暦は毎年伊勢の神宮にて奉製されたものが全国の神社へ送られるわけですが、その土地土地に着いた時にはこのように頒布をご奉告・宣言するための御祭が行われます。七五三もこれからという時期ですが、神社界ではもう新年の準備も本格的に始まろうとしています。

神事の初め、修祓にて参列者のお祓い

斎主祝詞奏上

神前神楽 浦安の舞 奉奏

斎主祭員による玉串拝礼

ご参列の相模中央支部神職による玉串拝礼

相模中央氏子総代会役員による玉串拝礼

支部を代表して、神宮大麻の授受

最後、斎主をお勤めいただいた水島支部長よりご挨拶があり御祭がお納めとなりました


安産戌の日

2019年10月28日 | その他

今日は晴天にも恵まれ暖かさを感じる一日となりました。

今日は戌の日であり、安産祈願を受けるのに縁起の良い日と言われています。戌の日というのは、暦の上での十二支の戌にあたる日で、犬は一度に多くの子供を産み、安産という事から、それにあやかりたいと願ったことが由縁となっています。また、安産祈願をとは、懐妊5ヶ月を過ぎた頃に子宝に恵まれた事に感謝をして、胎児の健やかな成長と安産をご祈念することをいいます。

もし、これから当社で安産祈願を考えている方で腹帯をお持ちの方がいるようでしたら、受付の際にお渡し頂ければ御札、御守りと共にお供えしお祓いを致します。

本日、安産祈願を受けられた方々のご多幸とご健勝、並びに無事に安産が御成就なさいますことを心よりご祈念申し上げます

安産御守り・腹帯


北条早雲没後500年企画展「北条氏の進出と八王子」

2019年10月25日 | その他

本日、八王子市郷土資料館様より、北条早雲没後500年企画展「北条氏の進出と八王子」のポスターが届きました。

令和元年10月29日から令和元年12月15日までの約1か月半、八王子郷土資料館にて開催されます。

当社には、弘治2年(1556年)5月2日 北条藤菊丸 氏(後の北条氏照 氏)より受けた、御造営の棟札が保存されており、今回の企画展に当社の棟札も紹介されております。

当時、北条氏照氏は、石家の領国に所在した相模座間郷の鈴鹿大明神の再興にあたって大檀那を務め領国支配に関与し始め、また、この年元服したとされ、仮名の源三と氏照と名乗ることになりました。

 

この棟札は、当社の本殿が焼失した後の棟札となりますので、当社の現存で神社を知ることのできる一番古い資料となります。

是非、足を運んでいただき、ご覧いただければと思います。 


遅れての衣更え

2019年10月16日 | その他

普段であれば6月1日・10月1日または立夏立冬を目安として神社の装束も衣更えを行うのですが、先日まで意外なほど暑い日もあり、月頭は見送ってしまいました。

しかし最近になってようやく或いは急に秋らしい涼やかな天気になりましたので、少々半端ではありますが14日を以て衣更えを致しました。

上が冬の装束、下が夏の装束です

私達神職の装束は『神職の祭祀服装に関する規程』というものに従っているのですが、実はこの規程には一部の神職身分については冬服と夏服の別が書かれていません。

しかし北から南まで神職の全員が着物を揃えるというのも酷な事です。実際には各神社の裁量で時期を決め、衣更えを行っている所がほとんどかと思います。

しばらくは雨も降ったり止んだりと冷ややかな日が続くようです。皆様も着る物に充分気を付けてお過ごし下さい。

 


台風19号へ備えて

2019年10月11日 | その他

各種ニュースで報じられている通り、台風19号が明日関東へやって来ます。

今年最も強い台風と言われておりますので、いつも以上に境内の物の飛散防止に注意し、今は見落としがないかどうかを確かめている所です。

屋内に避難した看板類の一部

前回の台風15号は夜中に暴風域が通過したため人が危ない思いをする事はありませんでしたが、明日は日中に猛烈な風雨に見舞われるそうで、少しの移動や作業も危険を伴うものになります。

神社も明日は保守のため少人数の神職が残るのみです。皆様も今日中に対策や準備を済ませ、明日は外出しないで済むようになさって下さい。


伝統と神話に触れる能楽体験講座

2019年10月08日 | その他

先日、神奈川県神道青年会主催による『伝統と神話に触れる能楽体験講座』に出席してまいりました。

今回、この講座を開催するにあたり 観世流能楽師 重要無形文化材総合指定保持者 の松木 千俊(まつき ちとし)先生を講師にお招きをし大山阿夫利神社能楽殿に於いて行いました。

能は謡(うたい)と囃子(はやし)と舞(まい)で構成される日本独自の舞台芸術です。オペラやミュージカルも歌と踊りを中心にして、物語が進行していくという共通点があります。しかし、能はこれらに比べてはるかに古く650年以上の歴史があります。

能では松が神様が宿る依代であり、本来能は神様にお見せする舞台なので舞台の正面に松があると想定してそれが後ろの板に松が映り込んでいるという意味があるそうです。

因みに、その松が描かれている板を鏡板(かがみいた)といいます。

この鏡板一つとってもとても、奥が深く大変興味深い世界です。是非見る機会、体験する機会がございましたら、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


神無月 まことの道

2019年10月02日 | その他

10月に入ったものの日中は日差しも強く汗ばむ陽気が続いております。

今月(神無月)のまことの道は、

゛世世の祖の 御蔭忘るな 代代の祖は 己が氏神 己が家のかみ゛

自分が生を授かるに至るまで、両親をはじめ多くの祖先がいた御蔭であるからこそ、特に大切にお祀りしなければならない、という日本人の古くからの祖先信仰の心を詠っているのがうかがえます。

この詩を詠った本居宣長は以下の二首も詠っております。

゛たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵えてこそ゛

゛朝宵に もの食ふごとに 豊受の 神の恵みを 思へ世の人゛

前歌は食前感謝のうた、後歌は食後感謝のうたです。

「日の大神」とは皇大神宮(内宮)のご祭神 天照大御神

「豊受の神」とは豊受大神宮(外宮)のご祭神  豊受大御神

毎日食事ができているということ、生きていることは、伊勢神宮の神様のお恵みをいただいているということです。食欲の秋とも言いこれからの季節、旬のものが店頭に並び始めますが、「いただきます」・「ごちそうさま」と声に出し神様のお恵みに感謝をしてみてはいかがでしょうか。いつもの食事が特別なものになる事かと思います。