本日、当社に神輿を御奉納頂きました、小田急電鉄相模大野工場で鞴祭のご奉仕がございました。毎年、この時期に大野工場内でご奉仕させて頂いております。
~鞴祭~祭典の様子
この鞴とは、昔の金属の精鉄や加工に欠かすことの出来ない火を起こすための道具のことで、旧暦の11月8日に神社へ赴き、鞴祭を行っていたとされています。現在では、神職が出向いて、工場全体、機械を祓い清めます。
国民の皆様の重要な交通機関として、小田急電鉄で運行する車両の整備を行っている工場です。我々神職もこの様な工場でご奉仕できることを嬉しく思います。
本日は工場が出来て50周年という記念すべき年となり、記念植樹も行いました。5年周期で植樹を行っています。この木が成長するように、これから先も小田急電鉄相模大野工場が大きくなり、皆さんの安全を運んでくれますことご祈念申し上げ致します。50周年誠におめでとうございます。
今回の50周年記念植樹
5年毎の記念植樹
また、本殿に於きましては初宮詣、七五三詣をはじめ、病気平癒、交通安全祈願のご奉仕、また外のお祭りで地鎮祭のご奉仕がございました。
地鎮祭について
地鎮祭は、工事を始める前にその土地の神様に、工事の安全と変わらぬ守護を願うお祭りです。とは言いましても一生のうちに1度ないし2度あるかと言うお祭りかもしれません。これから、地鎮祭を行う方に地鎮祭の式次第についてお話し致します。
当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。
式の次第は下記の通りです。
一、修祓(しゅばつ)
神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
神様をお迎えいたします。
一、献饌(けんせん)
神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に工事の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
土地、地縄の四隅をお祓いいたします。
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
土地の神様へのお供え物を土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串をお供えし拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。
地鎮祭は、開始から約30分のお祭りとなります。日程等が決まりましたらお早めに神社へご相談下さい。