もう御田植祭が明後日まで近づきました。種々の準備を行っていますが、当日使用する御幣も今日奉製する事になりました。
「御幣(ごへい)」とは木や竹の棒に布や紙を挟んだものです。昨日書いた御神輿用の御幣のように御神霊の依代として用いるほかに、御神前へのお供え物として扱う場合もあり、御田植祭では後者のお供え物として田圃に差し入れて使用します。
当神社では写真にあるように白一色、或いは紅白の紙の簡素な形式で作る事が多いのですが、実は厳格な決まりがあるわけではなくその神社や地域でのやり方に任せられています。色は他に五色や金色、形も紙垂に近いものからまるで切り絵のように複雑なものまで様々あるようです。
今回の物は生の竹を芯棒にして奉製するため、準備が早すぎると竹が乾燥して形が少し変わってしまいます。日にちが迫ってからの奉製になりましたが、なんとか準備を終える事が出来ました。
明後日は御田植祭、月次祭、大安吉日に週末と色々重なった日ではありますが心配なのが天気です。どうやら雨の様子で、今日明日の内に雲行きが変わってくれると助かるのですが...