座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

相模原市南区上鶴間本町鎮座 鹿島神社例大祭

2021年09月05日 | 兼務神社

本日は大安日曜日ともあり、多くの地鎮祭を始め、本殿では初宮詣、七五三詣、交通安全。また、当社宮司が兼務致します相模原市南区上鶴間本町鎮座 鹿島神社例大祭を斎行致しました。

この鹿島神社は武甕槌神(たけみかづちのかみ)を御祭神とし、創建年月は詳らかでないが、隣村との長い間の秣場争いの和解がなり、その件に関する慶安3年(1650)8月の寺社奉行、町奉行、勘定奉行の置名裁下の図の谷口村下森の地に、「かしまみや」と記してあるのが当時の鹿島神社であり、現在の元鹿島大明神石宮の所在地である。

このあたりを下森の下屋敷と称し、石器土器の出土することがあるので、この地の住民が創建した氏神であろうとされている。
記録によれば正徳元年(1711)に社殿の再建があり、享和元年(1801)8月、下森の地より元鎮座地に遷宮した。おそらく旧跡は『渋谷越後守義重系図』記載の文禄甲午年(1594)氏神鹿島大明神勧請のゆかりの地である。文政2年(1819)10月には欅材で建造した現在の御社殿が完成し、天保13年(1842)8月には現在の欅材造り、春日鳥居を再建した。大正9年4月には宝物殿を新築し、大正12年9月の関東大震災により草葺屋根社殿が大破したが、昭和2年に社殿が復旧された。後、氏子の希望により昭和8年3月に亜鉛板葺屋根より銅板葺屋根に改められた。同年4月村社に列し、その年、神饌幣帛料供進神社となる。昭和50年12月に社殿の内部を整備し現在に至る。由緒ある神社であります。

本年も残念ながら、緊急事態宣言中で、総代と自治会役員、神輿会、はやし保存会の代表のみ参列の元、祭典の斎行致しました。本来でありましたら、各町内の神輿を始め、宮神輿、お囃子と威勢の良い声が響き渡る一日となる予定でしたが感染症拡大防止に伴い、やむなく中止とさせて頂きました。いち早くコロナが収まり活気のあるお祭りが斎行できるよう祈るばかりです。

早朝より総代の皆様準備ご苦労様でした。


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