あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

6月4日の社説は・・・

2013-06-04 05:05:34 | 社説を読む
今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 右傾化の否定―「誤解」と言うならば
・ 世界的税逃れ―国際協調の機運いかせ

読売新聞
・ 限定正社員 制度導入への課題はなお多い
・ 検察の懲戒請求 報道の自由が侵されかねない
 
毎日新聞
・ ヘイトスピーチ 憎悪の連鎖断ち切ろう
・ 薬のネット販売 安全性をどう守るか

日本経済新聞
・ 日韓関係を前に進める方策が急務だ
・ 日本のウナギがいなくなる
 
産経新聞
・ 敵基地攻撃能力 抑止なくては国を守れず
・ 野口英世賞 成長への資産生かしたい
 
中日新聞
・ 天安門事件 「風波」のように消せぬ
・ DV被害支援 SOSの声、くみ取ろう

※ 中日を取りあげます。

「中国指導部から「政治改革」の言葉が消えた。それどころか一党独裁堅持のため、言論統制を強めている。」

「中国は一九八九年六月四日の大事件を、逆に軽く「政治風波」とも呼ぶ。」

天安門事件のことです。

1989年6月4日に、胡耀邦の死をきっかけとして、北京市・天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺した)し、多くの死傷者を出した事件です。

その死者は、「米外交公電の1990年3月の内容には、軍兵士は下された「無差別発砲」命令を受けて、1000人以上の学生を死亡」
「ソ連共産党政治局が受け取った情報報告では、「3000人の抗議者が殺された」」
となっており、事実は不明です。

「七つの禁句には「公民の権利」「司法の独立」など、民主政治の基礎となるような言葉が並ぶ。」

何と、ごく当たり前の語句の言葉狩りをしているのです。

「今の中国の大きな問題は、不平等な競争社会で階層が固定化され、とめどもない格差が広がっていることだ。政治改革でこうした社会矛盾の解決に切り込むのではなく、大国の夢をふりまき求心力を高めるようなやり方では、一時的な安定しか手に入れられない。」

「民主活動家への締めつけや言論統制は今また、強まっている。事件を風化させ、人々の記憶から風や波のように消し去るのは、歴史の逆行にほかならない。」

その通りです。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。