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11月28日の社説は・・・

2016-11-28 05:32:05 | 社説を読む
テーマは分かれるでしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 春闘 まだまだ賃上げできる
・ 税のむだ遣い 「外の目」生かし点検を

読売新聞
・ 配偶者控除 今の見直し代案では不十分だ
▪ 宇宙関連法成立 民間のロケット開発を促そう
  
毎日新聞
・ 外国人実習制度 不正への対応は厳格に
・ 北海道と鉄道 維持できる公共交通を

日本経済新聞
・ 同一労働同一賃金を生産性高めるテコに
・ 悪質な旅の手配代行減らせ

産経新聞
・ 憲法審査会 議論の阻止が立憲主義か
・ 世界エイズデー 治療と支援で流行終結を

中日新聞
・ カストロ氏死去 平等社会求めた精神
・ 米TPP離脱 グローバリズム是正を

※ テーマは分かれました。

毎日です。
「緑の大地を1両編成の列車が駆ける。ひとけのないホームに雪が降り積もる。映画やカレンダーの中では印象的な風景だが、北海道の鉄道をとりまく現実は厳しい。

 JR北海道が大規模な路線の見直し方針を発表した。在来線10路線13線区を「JR単独では維持困難な路線」とし、廃線や自治体との共同運営などを視野に、地元との具体的な協議を始める。」

学生時代、ワイド周遊券で全国を回った者としては、とても寂しい気がします。
既に、当時から見ると、多くの路線がなくなっています。
少子化になり、人が都会へ流れると、この状況はさらに進んでいくことでしょう、。


日経です。
「働き方改革の目玉の一つとして、仕事が同じなら賃金も同じにするという「同一労働同一賃金」の議論が厚生労働省の有識者会合などで進んでいる。企業は制度導入に向けた対応を急ぐべきだ。

 同一労働同一賃金は政府が非正規社員の処遇向上策として来年の制度化をめざしている。仕事が同じなのに正規、非正規という雇用形態の違いで賃金に差をつけることを禁じるというものだ。

 ただし、制度の運用は柔軟にする方向にある。欧州連合(EU)には同一労働同一賃金の原則があるが、フランスでは職務が同じでも、その仕事の経験が長く成果を上げやすい社員には高めの賃金を払うことが認められている。ドイツでも取得した資格などによる賃金の差が許容されている。

 こうした例は日本にも参考になる。どのような待遇の差は合理的といえ、どんな場合は不合理で是正すべきか、政府は年内にまとめる指針で例示する。」

これも、逆に労働意欲の減退につながりかねません。
社会主義は、これで疲弊しました。


「トランプ次期大統領の離脱明言でTPPは実現困難になった。発言の底流にあるグローバル化の歪(ひず)みを是正し修復しなければ、自由な貿易は前に進めないどころか、保護主義へと転落しかねない。

 世界中の新聞、テレビ、雑誌、ネットにあふれる論評、解説がトランプ氏の米大統領当選の衝撃を物語っている。

 なかでも重要な指摘のひとつに「歴史の転換点」がある。

 第二次世界大戦後、自由、人権、民主主義という理念、価値観を掲げてきた米国は内向きになり、外交も安全保障も経済も米国にとって損か得かという「取引」「米国の利益第一主義」に変容していく。米国が主導してきた国際政治、経済の枠組みの終わりという見方だ。

 冷戦終結後の一九九〇年代以降、米英を中心に加速した経済のグローバル化は、多国籍企業が富の偏りや格差の拡大を意に介せず利益を追求する貪欲な資本主義、マネーゲームの金融資本主義に化けた。負の側面が露(あら)わになったグローバル化は、その意味を込め「グローバリズム」と呼ばれるようになる。

 トランプ氏を大統領に押し上げたのは、グローバリズムに押しつぶされる人々の既得権層に対する怒りだった。これを黙殺して貿易の自由化をさらにすすめる環太平洋連携協定(TPP)からの離脱は、当然の帰結といえるだろう。」

グローバル化の問題点から、「歴史の転換点」とまで書かれています。
トランプ個人の問題なのか、アメリカ全体に覆い尽くしているのか?

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