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日本一心を揺るがす新聞の社説 2

2017-05-28 06:06:28 | MY BOOK
水谷もりひと氏の日本一心を揺るがす新聞の社説 2 を紹介します。


希望・勇気・感動溢れる珠玉の43編です。

amazon商品の説明より

我々は大災害を超えていける(巻頭章)より
「壊滅の街 眼前の悪夢」「事故の連鎖底なし」「放射線 不安な住民」
 かつて見たこともない大きな絶望的な見出しで、不安、絶望、恐怖、寒さ、無力感、悲嘆に明け暮れる被災現場の様子を伝える新聞各紙。
 そんなとき、ネット上に流れた1枚の写真に胸が熱くなった。自衛隊員が抱える赤ちゃんの写真。地震から3日が経っていたのに生後4ヵ月の赤ちゃんは瓦礫の中で泣き声を上げて自分の居場所を知らせていたそうだ。
さらに、東京に住む友人のしもやんこと、下川浩二さんからメールが届いた。誰かが見かけた光景をメールやツイッターで発信したものをまとめたもの。どんな新聞・テレビの情報より元気をくれた。

 「ディズニーランドでは、ショップのお菓子などが配給された。その時、ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて、一瞬、『何だ!』と思った。
けど、その女の子たちが避難所の子どもたちにお菓子を配っていたところを見て感動した。子ども連れは動けない状況だったから、本当にありがたいと思った」
 「一回の青信号で一台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い、穏やかに運転している。…10時間の間、お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった」

(中略)

 「父が明日、福島原発の応援に派遣されます。半年後定年を迎える父が自ら志願したと聞き、涙が出そうになりました。『今の対応次第で原発の未来が変わる。使命感を持っていく』と。家では頼りなく感じる父ですが、私は今日程誇りに思ったことはありません」
 「避難所で、おじいさんが『これからどうなるんだろう?』と漏らした時、隣にいた高校生の男の子が『大丈夫!大人になったら僕らが絶対に元に戻しますから!』って背中をさすりながら言ってた。大丈夫!未来はある!」

 みんな気持ちは同じだ。我々はきっと大災害を超えていける。そしてこの国はもっといい国になる。




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