あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

エルガー:エニグマ変奏曲 作品36 (スコア付き)

2024-09-08 06:30:59 | 音楽雑感&関連サイト

エルガー:エニグマ変奏曲 作品36 (スコア付き)

エドワード・エルガー: 独創主題による変奏曲(エニグマ変奏曲)作品36 (スコア付き) 作曲年代:1898 - 99年 指揮:アンドルー・デイヴィス 管弦楽:BBC交響楽団

00:00 主題 - Andante 01:34 第1変奏 C.A.E. - L'istesso tempo 03:29 第2変奏 H.D.S-P. - Allegro 04:15 第3変奏 R.B.T. - Allegretto 05:39 第4変奏 W.M.B. - Allegro di molto 06:09 第5変奏 R.P.A. - Moderato 08:24 第6変奏 Ysobel - Andantino 09:47 第7変奏 Troyte - Presto 10:46 第8変奏 W.N. - Allegretto 12:41 第9変奏 Nimrod - Adagio 16:56 第10変奏 Dorabella - Intermezzo: Allegretto 19:28 第11変奏 G.R.S. - Allegro di molto 20:30 第12変奏 B.G.N. - Andante 23:29 第13変奏 * * * - Romanza: Moderato 26:21 第14変奏 E.D.U. - Finale: Allegro

《独創主題による変奏曲(エニグマ変奏曲)作品36》は、エドワード・エルガーが1898年から翌年にかけて作曲した管弦楽のための変奏曲である。作曲は、夕食後に思いついた何気ない旋律に、エルガーの妻キャロライン・アリスが注目したことを発端とし、ピアノ独奏曲として完成後、2週間でオーケストレーションが行われた。初演は1899年6月19日にロンドンでハンス・リヒターの指揮で行われた。 「エニグマ」とはギリシア語で、「なぞなぞ」「謎かけ」「謎解き」といった意味で、自筆譜には主題 (Theme) と書かれるはずの部分に記されている。エルガー自身がこの変奏曲に2つのエニグマ(謎解き)が込められていると発言している。1つは各変奏に名付けられたイニシャルや記号などが示す人物であり、これらは第13変奏の "* * *" 以外は特定されている。もう一つは「この変奏曲には、主題とは別の作品中に現われない謎の主題も使われている」というもので、こちらはエルガー自身が生前に答えを示しておらず、解明されていない。 以下に、各変奏に付けられたイニシャルや名前の答えを示す。 第1変奏:妻キャロライン・アリス・エルガー (Caroline Alice Elgar) の頭文字。 第2変奏:アマチュアピアニストのヒュー・デイヴィッド・ステュアート=パウエル (Hew David Stuart-Powell) の頭文字。 第3変奏:アマチュア俳優のリチャード・バクスター・タウンゼンド (Richard Baxter Townsend) の頭文字。 第4変奏:地主のウィリアム・ミース・ベイカー (William Meath Baker) の頭文字。 第5変奏:アマチュアピアニストのリチャード・P・アーノルド (Richard P. Arnold) の頭文字。 第6変奏:ヴィオラの愛弟子イザベル・フィットン (Isabel Fitton) にエルガーが付けた愛称。 第7変奏:建築家アーサー・トロイト・グリフィス (Arthur Troyte Griffiths) のこと。 第8変奏:ウィニフレッド・ノーベリー (Winifred Norbury) の頭文字。 第9変奏:楽譜出版社ノヴェロのアウグスト・イェーガー (August Jaeger) にエルガーが付けた愛称。 第10変奏:ウィリアム・ベイカーの義理の姪ドーラ・ペニー (Dora Penny) の愛称。 第11変奏:ヘレフォード大聖堂のオルガニストのジョージ・ロバートソン・シンクレア (George Robertson Sinclair) の頭文字。 第12変奏:チェリストのベイジル・G・ネヴィンソン (Basil G. Nevinson) の頭文字。 第13変奏:不明 第14変奏:妻アリスがエルガーを呼ぶときの愛称「エドゥー (Edu)」のこと。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。