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10月11日の社説は・・・

2013-10-11 05:39:23 | 社説を読む
TPPと水俣病条約でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 水俣条約採択―水銀禍の克服に向けて
・ 原発防災訓練―事後検証に力を入れよ

読売新聞
・ 水俣条約採択 「脱水銀」へ日本の教訓生かせ
・ 東アジア会議 海洋安定へ秩序作りが急務だ

毎日新聞
・ 水俣条約採択 水銀対策で先頭に立て
・ 軽減税率の導入 議論加速し年内決定を

日本経済新聞
・ 量的緩和縮小の手腕問われるイエレン氏
・ ASEANの結束促し連携を

産経新聞
・ 東南アジア外交 「対中国」で期待に応えよ
・ 医学部新設 「地域勤務」条件にしたい
 
中日新聞
・ 水俣条約採択 失敗を国内外の教訓に
・ 被災者支援法 原点に立ち返るべきだ 

※ 何とTPPの自由化率アップについてはゼロでした。

 水俣病条約は4社が取り上げました。

 水銀は金メッキの時に必要で、平城京は、東大寺大仏のメッキのために、大量の水銀が
地下水に流れ、人が住めなくなり、藤原京へ遷都したという話を聞きました。

 水俣病などで、日本は水銀の怖さを知り、克服をした実績のある国です。

中日「水俣条約が発効すると、一定量の水銀を含む品物の製造や輸出入が、二〇二〇年までにできなくなる。電池や体温計、蛍光灯などである。
 また、金、銀の精錬やプラスチックの生産過程で、触媒などとして使用することもできなくなる。石炭火力からの排出は厳しく規制され、鉱山からの産出もやがてはできなくなる。水銀を人間の生活圏からなくしてしまうのが、条約の目的だ。」 

 中国やインドからは、大量の水銀が大気中へ排出されています。

朝日「UNEPによると、2010年には1960トンの水銀が世界中の大気中に排出された。小規模な金採掘、石炭火力発電所、非鉄金属の生産工程で、全排出源の72%を占める。半分がアジアで、特に中国が多い。」

 それは風に乗って、海水に混じって、日本にも来ています。

「これらは大気から川や土壌を経て海へと移動する。そして、食物連鎖でクジラや魚に蓄積されていく。UNEPは「水銀は分解されずに全世界を循環している」と危惧する。」

 どうするか。

「金採掘で生計を立てる人々にとって、水銀は欠かせない。条約でも、採掘での使用については、禁止でなく、削減にとどまった。
 環境対策にまで手が回らない途上国をどう支援していくのか。条約を実効性あるものにするには、避けて通れない課題である。
 安倍首相は、途上国の環境対策費として、14年からの3年間で20億ドル(約2000億円)の支援を表明した。対応の遅れが被害拡大を招いた水俣病の悲劇を繰り返さないため、日本が世界の水銀汚染防止に貢献する意義は大きい。」

 水銀対策では、日本のノウハウが役に立つべきです。

 これこそ、国際貢献なのです
 

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